源頼朝(大泉洋)の上洛が決まり、命に従い随行する義時(小栗旬)。大軍を率いて念願であった京へと上った頼朝は、後白河法皇(西田敏行)、九条兼実(田中直樹)と会談。今後の世のあり方を思い描く。そんな中、自分たちには利益のない上洛に、三浦義澄(佐藤B作)、岡崎義実(たかお鷹)、千葉常胤(岡本信人)らが不満を募らせていた。一方、比企能員(佐藤二朗)は比企家の地位を盤石にするため、一族の比奈(堀田真由)を……
2022年6月5日(日)
- 午後8時~
- 午後6時~
再放送
2022年6月11日(土)午後1時05分~
役柄への思いや撮影時のエピソードをご紹介します
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北条義時役・
小栗旬さん- 八重が残していった子どもたち ほか
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源頼朝役・
大泉洋さん- 後白河法皇との対面 ほか
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後白河法皇役・
西田敏行さん- 後白河法皇の最期 ほか
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九条兼実役・
田中直樹さん- 大河ドラマ初出演 ほか
これまでの放送をご紹介します
放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”
【監修】時代考証・木下 竜馬
源頼朝、上洛
奥州合戦の翌建久元年(1190)11月、源頼朝はついに上洛します。平治元年(1159)の平治の乱で捕らえられ、翌永暦元年(1160)に伊豆へ流刑となって以来、実に30年ぶりの京への凱旋でした。頼朝は、上洛を前に朝廷に対して譲歩や奉仕を行っています。『吾妻鏡』によると、奥州合戦の恩賞を辞退<文治5年(1189)11月6日条・12月6日条>し、さらに相模と伊豆以外の知行国の返還を申し出ます<同12月25日条>。また、後白河法皇の暮らす六条西洞院御所の再建を請け負うなど、経済奉仕も行いました。後白河法皇の唯一の官軍となるため、頼朝は巧みな政治手腕で朝廷と渡り合っていったのです。
10月3日に鎌倉を出立した頼朝は、25日に尾張国野間で父・義朝の墓所に、27日に母ゆかりの熱田社にそれぞれ参詣し、11月7日に大軍を率いて入京します。そして、入京から2日後の9日、いよいよ日本一の大天狗と評する後白河法皇と対面することになります。