あらすじ

20帰ってきた義経

放送予定

2022年522日(日)

  • 午後8時~
  • 午後6時~

再放送

  • 2022年5月28日(土)午後1時05分~

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京を離れ、奥州へ逃れた源義経(菅田将暉)。しかし、温かく迎え入れてくれた奥州の覇者・藤原秀衡(田中泯)が程なく死去。これを知った義時(小栗旬)は、状況を探るため平泉行きを志願するが、義経の才を恐れる源頼朝(大泉洋)は、藤原国衡(平山祐介)泰衡(山本浩司)兄弟の仲の悪さにつけ込み義経を討つように冷たく命じる。八重(新垣結衣)に見送られ、平泉へと義時。一方、捕らわれた静御前(石橋静河)は鎌倉で……

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放送予定

2022年522日(日)

  • 午後8時~
  • 午後6時~

再放送

  • 2022年5月28日(土)午後1時05分~

第20回

解説

放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”

【監修】時代考証・木下 竜馬

藤原秀衡 VS. 源頼朝

平泉に本拠を構える藤原氏は、特産品である砂金や駿馬、北方貿易などによって奥州に独自の勢力を築いていました。特に砂金は、平清盛が力を注いだ日宋貿易の輸出品として重要な意味を持ち、その功績から藤原秀衡陸奥国の軍事長官である鎮守府将軍に就任します。そしてその後、陸奥国後白河法皇知行国となると、秀衡後白河法皇と深く連携。秀衡が治承4年(1180)に平家打倒の挙兵をした源頼朝に対して義経を送り出したのは、治承3年の政変で清盛によって幽閉された後白河法皇の救援という側面もありました。
しかし、奥州に対する政治的関心が低かった平家とは異なり、支配領域が隣接する頼朝にとって秀衡は脅威となる存在でした。そこに、天才軍略家・義経が潜伏したとなれば、頼朝秀衡の緊張関係が一層厳しいものになったことは明白です。両陣営の衝突は、避けられないものとなっていました。

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