あらすじ

17助命と宿命

放送予定

2022年51日(日)

  • 午後8時~
  • 午後6時~

再放送

  • 2022年5月7日(土)午後1時05分~

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源義経(菅田将暉)の軍略がさえわたり連勝に沸く鎌倉方。しかし、木曽義仲(青木崇高)の討伐により鎌倉に再び暗雲が立ち込める。義仲の嫡男・義高(市川染五郎)を危険視する源頼朝(大泉洋)は、戦勝報告のため範頼(迫田孝也)とともに鎌倉へ戻っていた義時(小栗旬)義高の処断を命令。大姫(落井実結子)を思う政子(小池栄子)は憤り、義高を救うため奔走する。一方、頼朝に試された義時八重(新垣結衣)ら家族を思い……

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放送予定

2022年51日(日)

  • 午後8時~
  • 午後6時~

再放送

  • 2022年5月7日(土)午後1時05分~

第17回

解説

放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”

【監修】時代考証・木下 竜馬

木曽義仲追討による恩賞

『吾妻鏡』〈寿永3年(1184)4月10日条〉によると、3月27日に除目じもくがあり、木曽義仲を追討した恩賞として源頼朝が正四位下に叙されました。これは、天慶てんぎょう3年(940)3月9日に平将門を討ち取った藤原秀郷が六位から従四位下に昇進した先例に倣ったものです。頼朝も秀郷と同様に、坂東にいたまま勲功の賞を与えられました。また、もう一つの恩賞として、平家の都落ち後に没収され、義仲に与えられていた一部の平家没官領(没収した平家方の所領)を与えられたようです。頼朝は、敵方から奪った所領を御家人たちに与えることで、より強固な主従関係を築いていきます。
ちなみに、九条兼実が記した日記『玉葉』〈寿永3年(1184)2月20日条〉によると、恩賞を打診した後白河法皇に対して頼朝は、「かみのお計らいに従うだけであり、過分の恩賞は辞退する」と殊勝な返答を行っていたようです。

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