御家人たちをまとめ上げた源頼朝(大泉洋)は、弟・範頼(迫田孝也)を総大将、梶原景時(中村獅童)を軍奉行とした本軍を派兵。八重(新垣結衣)に見送られた義時(小栗旬)も従軍し先発した義経(菅田将暉)と合流する。後白河法皇(西田敏行)を捕らえて京に籠もる木曽義仲(青木崇高)、福原を拠点に復権を伺う平宗盛(小泉孝太郎)に対し、鎌倉方は義経の天才的な軍略に導かれて奮戦。畠山重忠(中川大志)らが華々しく駆ける……
2022年4月24日(日)
- 午後8時~
- 午後6時~
再放送
2022年4月30日(土)午後1時05分~
役柄への思いや撮影時のエピソードをご紹介します
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巴御前役・
秋元才加さん- 薙刀を使った殺陣のシーン ほか
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木曽義仲役・
青木崇高さん- 木曽義仲の最期 ほか
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源範頼役・
迫田孝也さん- 総大将・源範頼 ほか
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和田義盛役・
横田栄司さん- 一ノ谷の戦い ほか
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平知盛役・
岩男海史さん- 一ノ谷の戦いのシーンについて ほか
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中原親能役・
川島潤哉さん- 中原親能について ほか
これまでの放送をご紹介します
放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”
【監修】時代考証・木下 竜馬
源氏の主導権争い 頼朝VS.義仲
寿永2年(1183)10月9日に流人の身分を解かれ、従五位下に復帰した頼朝。続いて10月14日、「寿永二年十月宣旨」と呼ばれる命令が朝廷から発せられました。その内容は、
1)頼朝の支配下に置かれた東海道・東山道における荘園・国衙領では、領主・国司の支配を従来通りの形に戻す
2)領主・国司の命令に違反するものは、頼朝が取り締まる
というものです。これは粘り強い巧みな交渉が実を結んだもので、以降、頼朝は事実上の東国支配権を獲得し、官軍に位置づけられるようになりました。
しかし、東山道の信濃国に本拠を置く木曽義仲は、所領をないがしろにされたこの命令に当然、激怒します。11月19日、木曽義仲は後白河法皇の御所である法住寺殿を襲撃。捕らえた後白河法皇を利用して頼朝追討令を発すると、さらに翌寿永3年(1184)1月には征東大将軍に任官するに至りました。義仲と頼朝との軋轢は避けられないものとなり、義仲は範頼・義経率いる頼朝軍と雌雄を決することとなります。