嫡男・義高(市川染五郎)を鎌倉へと送った木曽義仲(青木崇高)は、平家の追討軍を撃退して上洛。敗れた平宗盛(小泉孝太郎)は、三種の神器とともに都を落ち延びる。義仲の活躍に焦る源頼朝(大泉洋)であったが、義仲と後白河法皇(西田敏行)との関係が悪化すると、弟・義経(菅田将暉)を大将とし派兵することを決断。しかし、利益のない戦に御家人たちが不満を募らせる。そんな中、義時(小栗旬)は……
2022年4月10日(日)
- 午後8時~
- 午後6時~
再放送
2022年4月16日(土)午後1時05分~
役柄への思いや撮影時のエピソードをご紹介します
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木曽義仲役・
青木崇高さん- 牛車の降り方を間違えるシーン ほか
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平知康役・
矢柴俊博さん- 木曽義仲を笑う平知康 ほか
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源義高役・
市川染五郎さん- 大姫と遊ぶシーン ほか
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大姫役・
落井実結子さん- 源義高と遊ぶシーン ほか
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三善康信役・
小林隆さん- 木曽義仲に助けられるシーン
これまでの放送をご紹介します
放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”
【監修】時代考証・木下 竜馬
源頼朝が恐れる藤原秀衡
挙兵した兄・源頼朝のもとへ平泉から駆けつけた義経。当初、頼朝は、義経が奥州の覇者・藤原秀衡から与えられた武力を率いて参戦したことで、義経を介した秀衡との連携を期待しました。
しかし秀衡から頼朝に対する支援はなく、治承5年(1181)8月15日に秀衡は地方豪族としては異例となる陸奥守に就任します。これは平家の棟梁となった平宗盛の策略で、秀衡に頼朝攻めを請け負わせるためのものでした。秀衡は中立を貫きますが、頼朝が秀衡を敵視したことは言うまでもありません。
『吾妻鏡』によると、養和2年(1182)4月5日、頼朝は江ノ島弁才天に文覚を招き、秀衡を呪い殺すべく調伏を行いました。この儀式には有力御家人も集結しましたが、義経の姿はなかったようです。