政子(小池栄子)が男児を出産し源頼朝(大泉洋)の嫡男誕生に沸く鎌倉であったが、頼朝の浮気が大騒動に発展。激怒した北条時政(坂東彌十郎)は伊豆へと戻り、これを比企家の好機と捉えた能員(佐藤二朗)は源義経(菅田将暉)らに近づく。そんな中、義時(小栗旬)は八重(新垣結衣)のことを一途に思い、鎌倉と江間を往復する日々を送っていた。一方、平家に敗北し再起を図る源行家(杉本哲太)は木曽義仲(青木崇高)を頼り……
2022年4月3日(日)
- 午後8時~
- 午後6時~
再放送
2022年4月9日(土)午後1時05分~
役柄への思いや撮影時のエピソードをご紹介します
-
源行家役・
杉本哲太さん- 所領をねだるシーン ほか
-
今井兼平役・
町田悠宇さん- 木曽義仲について ほか
-
道役・
堀内敬子さん- 道を演じて ほか
-
亀役・
江口のりこさん- 政子との対面シーン
-
北条義時役・
小栗旬さん- 八重への思い ほか
これまでの放送をご紹介します
放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”
【監修】時代考証・木下 竜馬
源頼朝のライバル・木曽義仲
木曽義仲は、久寿元年(1154)に武蔵国で生誕したといわれています。父・源義賢は為義の次男、つまり、頼朝の父・義朝の弟に当たる人物です。無官で坂東に下った義朝とは異なり、義賢は皇太子を警護する東宮帯刀先生に任じられ、嫡男の座を与えられていました。しかし、京で失策を犯したため解官されて、仁平3年(1153)に上野国へ下向。ついで、武蔵国に進出しますが、久寿2年(1155)8月に頼朝の兄・義平に討ち取られてしまいます。このため、義仲は信濃国木曽に逃れ、この地で成長しました。
『吾妻鏡』〈治承4年(1180)9月7日条〉によると、義仲が挙兵したのは、頼朝が挙兵した翌9月のことです。当初は、父・義賢の足跡をたどるように上野国に向かいますが、頼朝との衝突を嫌い、北陸へと進出して勢力を広めていきました。