北条義時(小栗旬)から父・伊東祐親(浅野和之)と兄・祐清(竹財輝之助)の死を告げられ、憤る八重(新垣結衣)。義時は八重をいさめ、源頼朝(大泉洋)から与えられた江間へと八重を送る。政子(小池栄子)が懐妊し頼朝の嫡男誕生への期待が高まる中、比企能員(佐藤二朗)が比企尼(草笛光子)を伴い鎌倉に出仕。さらに、三善康信(小林隆)から推挙された官僚・大江広元(栗原英雄)らが都から下向し、新たな関係が動き出す……
2022年3月27日(日)
- 午後8時~
- 午後6時~
再放送
2022年4月2日(土)午後1時05分~
役柄への思いや撮影時のエピソードをご紹介します
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大江広元役・
栗原英雄さん- 大江広元 初登場 ほか
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比企能員役・
佐藤二朗さん- 二代にわたって比企が乳母夫に ほか
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りく役・
宮沢りえさん- 後妻打ちを提案した心情 ほか
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牧宗親役・
山崎一さん- 後妻打ちについて ほか
これまでの放送をご紹介します
放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”
【監修】時代考証・木下 竜馬
鎌倉殿の誕生
治承4年(1180)12月12日、源頼朝は仮の住居から新たな御所の寝殿に入る「移徙の儀」を行いました。鎌倉入り直後から大倉郷に造営を開始した御所は12月に入って完成しており、この日は、坂東武者たちを従えてあらためて「移徙」、つまり、新邸に移るという儀式を挙行したのです。
そして、続いて行ったのが「着到の儀」。御所の西に造営した侍所に移動し、前月11月17日に軍事長官にあたる侍所別当に任じられた和田義盛が、頼朝の御前で「着到」、つまり、出仕した坂東武者たちの名前を記録していきました。
『吾妻鏡』の同日条には、「御家人ら同じく宿館を構ふ。自爾以降、東国皆その道あるを見、推して鎌倉の主となす」と続けています。かくして頼朝は鎌倉の主「鎌倉殿」となり、坂東武者たちは「鎌倉殿」を主君とする従者「御家人」となりました。