鎌倉では、源頼朝(大泉洋)の新たな御所が完成。坂東武者に平家の旧領を恩賞として与えるなど着々と体制が整えられ、北条義時(小栗旬)も慌ただしい日々を送っていた。だが、りく(宮沢りえ)は、頼朝の舅である夫・時政(坂東彌十郎)の処遇の低さに不満を募らせる。一方、都では平清盛(松平健)が敵対勢力の掃討に乗り出し、その苛烈さに人々が恐れおののく。そんな中、平家討伐を焦る義経(菅田将暉)は集った兄たちの前で……
2022年3月20日(日)
- 午後8時~
- 午後6時~
再放送
2022年3月26日(土)午後1時05分~
役柄への思いや撮影時のエピソードをご紹介します
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安達盛長役・
野添義弘さん- 武功を立てて ほか
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和田義盛役・
横田栄司さん- 侍所別当に任ぜられて ほか
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義円役・
成河さん- 源頼朝のもとへ集まった兄弟たち ほか
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平清盛役・
松平健さん- 清盛の最期を演じて ほか
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平宗盛役・
小泉孝太郎さん- 平清盛の最期のシーンについて ほか
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善児役・
梶原善さん- 善児とは ほか
これまでの放送をご紹介します
放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”
【監修】時代考証・木下 竜馬
平清盛による反転攻勢
富士川の戦いでの敗退は、平家にとって大きな痛手でした。政権の権威を失墜させ、内乱の長期化・深刻化をもたらしたからです。
治承4年(1180)11月、平清盛は念願であった福原遷都を諦め、京へ還都しました。そして自ら陣頭指揮を執り、反転攻勢をかけていきます。老境にあった清盛ですが、平家を守るため、平家の威信を取り戻すためにまい進したのです。平家の軍事基盤である伊賀・伊勢の家人たちを先頭に近江へ攻め込み、瞬く間に反乱軍を鎮圧すると、続けて以仁王の挙兵に協力した園城寺、平家の大きな反対勢力である興福寺へと攻勢をかけ、着実に退勢を挽回していきました。しかしそれには、当時の人々が恐れおののいた大きな代償を伴いました。