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お品書き

「Gravity Daze」

_ ええと、GRAVITY DAZEというゲームはPS4/Vitaのゲームです。
いずこともしれない異世界で、後に周囲から「キトゥン」と呼ばれる事になる一人の少女が目を覚ます。少女は嵐と共に現れた脅威「ネヴィ」と戦い街の人たちを守りながら、嵐に「奪われた街」を取り戻すために奔走する・・・というよーな設定で、キトゥンと敵対するもう一人の重力使いであるクロウ(♀)とバトったりするんです。
けど、後半になると共通の目的の為に共闘したりするのよ。
で↓こんな感じで仲良くなるわけ。
2年以上前のゲームですし、ネタバレ上等でいきますよっ。

最下層の町で子供たちのため共闘を

異世界の基部に遭難(?)した子供たちのコロニーがあって、クロウはそこの出身で、なんとかして助け出したいと思っているのですね。そんで、その思いはキトゥンも一緒な訳ですよ。

手をさしのべるキトゥン

だもんで、一緒にやろう、と言う訳です。この時までクロウはめっちゃキトゥンを敵視しているんですが、まぁその理由はゲームをやってちょ。

最下層の町で子供を連れて帰ると二人の想いは一致した

で、子供たちを中層の街に戻そうとする二人に「ホントに大丈夫か」とかいうとクロウは「命にかえても」と言うわけでさ、この時点でクロウは熱いハートの持ち主だって分かるんですね。かっけーぞ。

クロウにむっちゃラブいキトゥン

そして、ここまではさんざんっぱらクロウにボコられているにもかかわらずクロウを全面的に信じているのがキトゥンの頭の弱さ、もとい純真なハートを示しておりますね。

重力装置のスイッチを二人で
火を入れるシーンだけどむっちゃ百合的に萌えたw

なんやかやあってやっとのことで脱出のための「箱舟」を二人の重力操作によって起動させるんだけど、二人の手を重ねるシーンがこの絵面なんでむっちゃ萌えた。やーい、キトゥンとクロウ仲いいぞー、ひゅうひゅう、という(笑い)

エピローグですっかり仲良くなったぞーという。

で最後すっかり心許し合った二人になったのでありました。

という訳で続編のGravity Daze2も百合的にナイスですよー!!
まぁこの作品を百合的に萌えている人はホント少ないみたいなんで、ちょっと宣伝も兼ねて妄想を炸裂させていただきました。へへへ。

「Gravity Daze2」

PS4のゲーム「Gravity daze2」の話。
以前から前作「Gravity Daze」については「Gravity Daze」で百合妄想というエントリも作っておりまして、クロウとキトゥンの関係性、百合的に萌え萌えでんがな!等と鼻息あらくなっておりました。
本質的には難しいゲームでは無いのでネタバレもちょっとは有りで百合的な見所をだらだらとご紹介したいかなと。
いやもう基本的に♀同士が仲良く話していれば百合だー!と叫ぶ人間ですが、私がこういうバディ的な関係性が大好きなもんすから。
大雑把な話としては空を自由に飛べるキトゥンとクロウ(♀)がある異常の調査で離れ離れになり、異世界へと漂着してから、再会してのシーンがもう萌え萌えですよ。
こんな感じやで。

再会してクロウの第一声がこれ

どう考えてもキトゥンちゃん古女房

キトゥンとクロウの再会での会話。もうキトゥンちゃん古女房ですよね、これ。
どうです、この二人のできあがりっぷりは。
かなり相当猛烈に萌えた!
以下のキャプチャ画面は第三部第四部のネタバレなんで皆さん、ネタバレ嫌な人はここから引き返しましょうね。
秘められた扉をあけると囚われの(俺の妄想では)愛しい恋しいクロウが!

ようやく(俺の妄想では)愛し恋しなキトゥンが助けに来てくれた!
思わず照れ隠しなセリフがまろびでるクロウ!(←妄想)



その瞬間すべてを思い出すキトゥン

慚愧の念で謝罪するキトゥン



キトゥンにずっと信じていた、と伝えるクロウ

キトゥンはクロウへの仕打ちに怒りに燃える


と、まぁこんな感じで二人が愛し恋しな仲だというのは、百合ヲタならば当然そう受け取るしかねぇよ!という感じですよ。
このあたりでかなり百合的に吹き上がってキャプチャ撮りまくりましたよ。わはは。
引き続き、第四部のネタバレ全開で行きますんでよろしくよろしく。
今回はすったもんだあって、クロウが単独でヘキサヴィルで敵と対峙するシーン。

唐突に二人はいつだって一緒なのだと、悟るクロウ。それは絶対に揺るがない、と。

傷ついたクロウに衝撃を受けるキトゥン。この後恒例のイヤボンが。

という感じで二人の強烈な絆がそこかしこに見られて私は悶絶しましたよ。
引き続き、第四部のネタバレ全開で行きますんでよろしくよろしく。
今回は最終エピソード。主人公のキトゥンがいずこともなく消えて1年後、街の皆はどうなったんだ、というエピローグ。強面なクロウが何故か街の女子学生に大人気、クロウお姉様、かっこいー!等と黄色い歓声を浴びて、クロウが街に溶け込んでいる様を描いた後での会話。

なんで顔見せに来ないんだ、という古なじみのツッコミに


色々忙しいんだよ、とかわす。













余裕綽々でもういなくなったんだからそれに囚われないよ、と答えるクロウを追い詰めるとラストのコマで「お前に何が分かる!」と突如として本音が吹き上がるクロウが百合的にたまらんものがあります。
この後は実際にゲームをやって確かめて下さいな。素敵なラストが待っておりますよ。

「ベヨネッタ」

2009年発売のゲームですが、2013年にやってベヨネッタとジャンヌのあまりのお互いのラブっぷりに卒倒しました。多分百合ヲタの皆さんにはとっくに常識的な話だと思いますが、悶絶してしまったので語らせてください。
ベヨネッタとジャンヌの画像
黒髪がベヨネッタ、銀髪がジャンヌ

「ベヨネッタ」(公式サイト)というゲームはゲームとして面白いのは勿論、ベヨネッタとジャンヌというベヨネッタのライバル的ポジションの♀同士の繋がりがあまりにもステキすぎて、百合ヲタならば百合妄想必至という素晴らしさなのですよ!
大体ベヨネッタのビジュアルとこういうばいーんばいーんなお姉さんが天使をサディスティックにバッタバッタとなぎ倒す爽快アクションゲームで、なおかつジャンヌというベヨネッタの敵陣営のライバルがいるんですが(ベヨネッタ 2009 E3 Trailer、40秒あたりで登場するバイクに乗った真紅の服を着ている人がジャンヌ)、このジャンヌがいかにもツンデレっぽい感じで絡む訳ですよ。
元々のストーリーは20年前に突如として蘇ったベヨネッタは朧気な過去の記憶によるとアンブラの魔女という集団にいたのですが、500年前の突如の敵襲撃で全滅、その時にアンブラの魔女の秘宝・神の左目を奪ったのがジャンヌであるらしい。しかもジャンヌはアンブラの魔女の一員で神の左目欲しさにアンブラの魔女を裏切ったらしい・・・。
こうして神の左目を追い求めてアンブラの魔女の敵対者である天使を狩るベヨネッタだったが・・・・
話は二転三転しますが、最後は「やっぱりジャンヌとベヨネッタは結婚するしかないな」という感じに着地しますので、スーパーイージーモードでガチャプレイでやってみればいいんじゃないかな。
私はアクションゲーム、全然ダメなオッサンですが、15時間位でなんとか最後まで辿り着きましたので、皆さんお気軽にやればいいじゃないですか・・・・と力説しますが、多分私がこれやる最後の百合ヲタなんでしょうね。心有る百合ヲタさんはもうとっくにやってますよね。がははは。
ネタバレありの感想は「ベヨネッタで百合的に悶絶」をどうぞ。

「屋上の百合霊さん」が何故画期的だったか

「屋上の百合霊さん」については、素敵な百合エロゲであると同時に、おそらく今後の百合エロゲに大きな影響を与える筈の作品で、さらには一般百合ゲーにも影響があるのではないか?と考えています。それについての解説を「屋上の百合霊さん」が何故画期的だったかに上げております。

こっちは古い時代のものですが体験版をやったときのエントリを再録。
ライアーソフトから3/30発売の「屋上の百合霊さん」「屋上の百合霊さん」(体験版)をやりました。
♀しか出ないこのゲームを出すという行為自体、凸をどうにかしたい♂おいてけぼりの行為。このゲームの企画が通り発売される事が既に奇跡。
百合ヲタとしては兎に角成功してほしいと願うのみであります。流石ライアー。エロが一個もないエロゲーを平然と出すだけあって、そこに痺れる憧れるぅ。
・・・・・・・と思っていた訳です。体験版をやるまで。

体験版をやった後の感想としてはこれはもう「事件」ではないのか?!
これから百合を巡る状況は(小さいかもしれませんが)間違いなく「屋上の百合霊さん」に影響を受けるのではないのか。
この作品はなにか物凄い鉱脈を掘り当てている気配があり、しかしその鉱脈が何か現時点では私には全然分からない。しかし何か重要な「事件」、あるいは「事件のプロローグ」が始まったのではないか?そういう不可思議な印象が拭えません。

という位に、体験版をやった後で猛烈に色々考えてしまいますよ。というか、これを買わないのはもう考察系百合ヲタとしては失格じゃないのか、位の傑作、あるいは大問題作、になりうる可能性を感じます。

ではこれから具体的に「これは・・・・」と感じた点を挙げて行きます。

その1「主人公(♀)は百合をお手伝いするが自分が百合ではない」
多分主人公も後半は♀を巡る恋愛に突入すると思いますが、それはさておいて。
ええとまず、即物的な話から言いますと、エロゲのユーザーは(ライアーに求めてはいないでしょうが)♀に自己投影するタイプの人は原理的にはいないはずです。
で、そういうユーザーに向けてじゃぁ♀しか出てこないゲームをどうやって成立させるか。
ここでライアーが取った手法が「♀恋愛を手助けする主人公」という配置。
こうすると「♀ペアを成立させる努力をする主人公」と「♀ペアを成立する為にクリックするユーザー」がほぼ同一視される。クリックしてヴィジュアルノベルを成立させるユーザーと奮闘努力して♀ペアを成立させる主人公は実は全く同じ立ち位置です。
この人物配置は実はアインシュタインの相対性理論並の凄い発見ではないでしょうか。

その2「群像劇である」
これはsmallcallさんとこで続けてられた「百合に向いた物語構造は?」にも述べられていますけれども「群像劇」は「恋愛物語」を長く続かせる為にはどうしても必然的に導入されしまう形式です。
今までのエロゲだとマルチエンディングで1対1の恋愛で尚且つ複数の♀とムフフが出来ましたが、恐らく百合の場合、それをやるとユーザー側が結構ツラい。何故なら主人公に自己投影していないので、違うルートに入っても「さっきは別の奴が好きと言ってたやないかー」と思ってしまうのです!
おまけに「この人にはこの人のペアじゃないとダメー」という気分になるけれども、ユーザーによって「このペアじゃないと駄目」というペアリングが違うという罠!
それを群像劇にする事で幅広いユーザーの趣向に対応出来る。ちなみに私は概ねショートかベリーショートであれば大体大丈夫<何が。

その3「主人公視点が第三者である」
これは「主人公(♀)は百合をお手伝いするが自分が百合ではない」とは違う視点からの話です。
つまりは殆どのエロゲは主人公に自己投影させるのがキモな訳です。
なので、所謂エロゲの主人公が「台詞に音声無し、毒にも薬にもならない、キャラ立ってない」という人間であるのはある意味必然なんです。アクが強いキャラは自己投影するのに凄く難しいですからね。大体♀にモテモテという時点でエロゲユーザーにとって自己投影は難しい筈。少女マンガも同じ罠がありますよね。
しかし、主人公が第三者のばーい、殆どのエロゲユーザーは自己投影しないで、こういう「ゲームの中で好感を持たせるべくハイスペックにするとユーザーが自己投影出来ない」という罠から自由でいられる。これは実際にこの「屋上の百合霊さん」において効果的にキマって来ると思います。

その4「登場人物が孤独ではない」
殆どのエロゲは主人公に♀がバリバリ言い寄る。なんでヒロインと他の♂との友情を描いているヒマが無い。。
でねぇ、これ見ていると凄く寂しい気がする訳ですよ。お前ら♂しか頭に無いのかよ!みたいな。
しかし♀同士恋愛である事、「群像劇」を採用した事、「主人公が第三者」という立ち位置、という条件の為に、ヒロインズは自由闊達に友情を謳歌し恋愛に飛び込める訳で、画面が華やぎます。
世界から孤立してただ相手の愛を求める、なんてやっぱり見ていてツラいですよ。世界は愛だけじゃないよ、と言いたくなる訳でして・・・・

さて、延々と「どうもここが画期的なんじゃないだろうか」という所を書いてみましたが、隔靴掻痒の感が強く、百合ヲタ界全体で議論すべき「事件」なのではないか、と愚考する次第。
しかしこんな怪物的ソフトが発売されるというのもさすが「エロ方面に全く期待されてない」ライアーだけはあります。わははは。えっちなシーンが無いエロゲを作っているのはライアーだけ!

所で考察系百合ヲタの方々はお気付きになったと思いますが、主人公、立ち位置は百合男子の啓介ですよね。しかし啓介だとキモいのに♀ならオッケーというのは逆の男女差別ではないのですか、等と考え込んだりしませんか。わはははは。
実は俺も啓介はバツだが、結奈ならオッケーなんで猛烈に悩んでます。わははは。


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