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突如としてアニメ「花物語」を観た。西尾維新原作のいわゆる「物語」シリーズの一つで、♀好き(作中で明言されてます)の神原駿河を主人公にしたもの。
作中では悪魔と呼ばれる人外のパーツを宿した沼地蝋花との話。
で、ですね。話自体もそこそこいい感じの百合っぺー話なんですけど、EDの背景に流れるストーリーが本編と独立して凄い百合な話なんですよ。過去のエントリの再録ですが、下に記載しときますね。
でさ、自分の妄想としては正史がこのED通りであって、で、神原が悪魔の左手に願って沼地の左足を再生してんのよ。で、沼地はむしろそれを気に病んで悪魔の左足を宿すのですよね。神原の左手を直すためにね。で、その為に神原は過去の経緯が全部忘却されて、自分が好きだったのは沼地ではなく、戦場ヶ原だ、と思ってしまうのね。で、その事を知っていてなおかつ左手が悪魔から脱却するためにはそのままにしておくしかない、と沼地は思ってる訳なのですね・・・・というね。
全部私の妄想ですが!
で、そういう妄想から再視聴すると物凄く胸に迫るわけです。素晴らしい。
全部私の妄想ですが!
百合ヲタにとっては最後に流れるEDデーマで繰り広げられる映像はありえたかもしれない二人のIFストーリーで、もうこれだけでご飯10杯はイケるステキ百合物件なのです!
論より証拠、これ見てよ。
高校入学時の神原
高校入学時の沼地
神原と、沼地、最初の出会い
二人で歩く海辺
徐々に距離をつめる二人
神原と、沼地が親密さを増してゆく。
二人はいつも一緒で。
それが永遠に続くと思っていた
神原と、沼地、二人はいつも一緒でそれが永遠に続くと信じていた。
神原にすりよる沼地。
二人の唇が触れ合った夜。
神原と、沼地、私達本当にあなたが好きなんだ、と唇が触れ合う夜。
沼地は左足を故障。
そして沼地は神原へ平手打ちを
沼地の左足の故障。そして不用意な一言(多分)で神原への決別の平手打ちが。
神原をなじる沼地
沼地の慟哭
神原を詰る沼地。おそらくは故障のないお前にそんな事言われたくない、お前は私に左足を差し出せるのかとかそんなん言っているんだと思います。そして慟哭(自分の不幸とその不幸故に神原に当たってしまった事、両方あると思います)
再度沼地へと向き合う事を決意する神原
静かに絶望へと沈む沼地。
沼地の不幸をどうすることも出来ない自分をようやく肯定し、沼地へと向かうことを決意した神原と、そして静かに絶望へと沈み込む沼地。
1on1を挑む神原
神原へと挑む沼地
(おそらくは故障は完治したが、劇的に能力の落ちた)沼地へワンオンワンを挑む神原。二人はようやくこの時点で素直に向き合うことが出来た・・・のか。
険しい顔でただボールだけを睨む沼地
そして二人は過去と決別し、ただボールだけを見る。その事が二人の本当の和解の始まり。
えー、内容は私の妄想だいぶ入ってますが、この映像がグッと来るエンディングテーマと同時に流れるんですよ!これはもう百合妄想するしかねーよ!いや、マジでマジで。
日本の美しい自然に囲まれた山間の町、その中で設立されている絢爛豪華な学園、乙橘学園。その設立者の孫である才色兼備、文武両道の学園のアイドル姫宮千歌音(♀)、と平凡な少女来栖川 姫子。この二人は世界を破滅させようとした怨霊、オロチと対抗しうる力を持つ太陽の巫女と月の巫女だった。オロチの血を引くが姫子への愛からオロチと対抗する事を選んだ姫子の幼なじみ、大神 ソウマもまたオロチの力の一部である巨大ロボット(!)を駆り姫子を守ることを選ぶ。この三人の愛と憎しみの終局はどこだ・・・という様なアニメ。この紹介を見て未見の人は見ようと思うんだろうか。不安だ。
巨大ロボ+百合+和風テイストという無茶な設定ながら、百合一直線なアニメで当時の百合ヲタに最終回「呆れかえっている筈なのにこの流れる涙はなんだ?」と狂喜乱舞させたアニメ。当時の百合ヲタのテンパリ具合は(海外だけど)こんな感じ(ネタバレアリ)になってます。いやー、最後の一分までドキドキさせてくれました!
[注意]以下はネタバレを避けつつ語っているので凄い煮え切らない語法になっております。
今更、って感じですが、「神無月の巫女」については誤解がある雰囲気を感じるので、ここに力説しておきます。ソースはDVD最終巻ですよ。
(1)千歌音は姫子に16才の誕生日に告白する気マンマンだったのですが、月の巫女と太陽の巫女、になってしまったので告白できなくなった、という設定なのです。別に彼女は♀×♀に禁忌感がある訳じゃないんですよ。
(2)姫子は、自己評価が(DVに曝されたおかげで)非常に低いので、千歌音が自分のような価値のない人間を「友人として」好いてくれる、というだけで奇跡と思っているので、まさか愛情を寄せているとは夢にも思わないのでありました。KYじゃないんですよ。
以上2点を留意して鑑賞していただきたい、と切に願う次第。
いや、ある種の人が受付けない原因が千歌音に強要される自己犠牲だとしたらちょっと不幸だと思いますので。そーじゃないんですよ!と思っています。
さて、この話の主人公(でしょう、多分)である「姫子」は、幼いときにDVに曝された結果、自己評価が著しく低いのです。だから誰かが「好意」を示してくれれば誰にでも「好意」を返さないといけない!と信じているのですね。じゃないと嫌われちゃう、と思っている訳です。だから大神ソウマ君にも千歌音にもいい顔をしてしまう。
で、ソウマも千歌音もそういう姫子の心性を理解していてる。心を痛めている。
なのでソウマは「何があってもキミを守る」と宣言する訳。キミが僕をキライになっても僕はキミを守ります!と、言いたい訳ですな。だから僕を、そして世界を事を信じてください!と。
一方千歌音も同じ事を(宣言はしないものの)態度で延々と示している。あなたがどうであろうと私は貴女の事が好きですよ、と。だからあなたも私を、そして世界を信じてください!と。
結局、物語の初めの時点では二人(ソウマ、千歌音)に対してまったく対等でない、と姫子は思っている訳ですね。
「神無月の巫女」の自分の読み筋は、そういう自分に対して肯定的になれない「姫子」が真実の愛を自覚することによって自分にも肯定的になる、という話なのです。つまりは一人の少女の成長物語なんだ、と思っているのです。だから「灰羽連盟」と同じ構造だ、と見えるのです。
さて、神無月の巫女って、主軸は姫子です。カメラは常に姫子に寄り添っている。
ところが。
おそらく百合スキーの心情は常に千歌音と共にあるわけで。
そうなるとこの話、もの凄くフラストレーションが貯まるワケですよね。
ただ、私としては主軸を姫子において見てください、と言いたい。千歌音は最初っから人格は完成されていてある意味ブレてない人なのですが、姫子は千歌音に・・・その・・・ナニされた後で、「それでも千歌音ちゃんが嫌いじゃない」とはっきりとわかったワケですよ。この時点でようやく彼女は世界と和解できたわけで。つまり幼少時のどうしょうもないDVの嵐と同じ事をされても「嫌いじゃない」と言える。ようやくその時点でトラウマから脱却出来るわけですよ。ソウマや乙羽さんや千歌音みんなからの愛を思いを自覚することで世界と和解できる。いい話じゃないですか・・・ネタバレ回避のためこれ以上言えませんが・・・・。
以下、「神無月の巫女」ネタバレ篇へと続きます。
2006年に放送されたアニメ。概略は「大空陸(だいくうりく)という全ての人が女性として生まれてくる星を舞台に、巫女として神に祈りを奉げる少女たちが否応無しに戦争に巻き込まれていく姿を描いている。」というもの。
この世界の人間は全員♀として生まれて、ある年齢になると♂か♀かを選ばないといけない、そういう世界の中で、♀のまま世界と対峙することを選択した少女達の物語・・・・という説明でいいのかな?
これですねぇ、ヴィジュアル的には♀×♀しかないんで、良いんですが。
公式サイトでの脚本家の言として「ここの世界の♂は元々♀なので、♀の眼から見たカッコイイ♂になろうとしてる」という発言もありますし、そういう意味で「百合フルスロットル」なんですけれども。
ただ、作り手側ってそういう話を書きたい雰囲気が全然無いぜ。結局これってアドレッセンスな少女たちの話なんですね。泉に行って性別を決めるって、要するにオトナになるって事でしょう。つまり純粋無垢な世界から色々な不純で満ちているオトナ帝国へ歩むというのが「泉に行く」という意味。オトナへと歩まねばならない少女達はしかし、一方でイノセントな世界への憧れがある。そしてその願いは主人公のアーエルとネヴィリルへと結実する・・・という。
つまりはこれは少女達の未来への畏れと希望をシムーンという舞台に仮託して描いた青春物語なんです。と書いててラストシーンを思い出してなんだか切なくなって来ましたが(笑い)。
ただ、こういうセンチメンタルって♂の幻想って事はないのかな?第一話の中で泉で性別が決定して♂となった少女が「自分は突如として何かを無くしてしまった」と覚って泣き出すシーンがあるわけですが、これ♀の声優陣からは「ポカーン」だったそうですし。青春の畏れと不安って♂の方が顕著なんじゃないでしょうか。
それとこの話、多分制作者が登場人物に入れ込みすぎて、登場人物全員(本質的な)いやなことが全く発生しないんですよね。ドラマ性という意味からは見ている人間がTVに向かって「バカッ!」と怒鳴りつけたくなるような行動を取らないとキャッチーにならないので、そういう意味でドラマ性はあんまし無いんですよ。淡々と進む。この淡々さに浸れるか、浸れないかがシムーンを好きになるか嫌いになるかの分かれ目のような気がします。
個人的にはこんなアニメ、二度と作られることは無いと思いますんで、コストパフォーマンスはタダみたいなもんだ!とは思いますが、第一話でとにかく何かピピッと来ないとまったくノレない困った作りです。なので、とにかく第一巻をレンタルして見てくださいな、としか言いようがないんですが。百合的エモーションというよりも青春の畏れと希望と不安を思い起こさせる、そういう話。いや、覚悟完了していれば「百合フルスロットル」ですが。
ツンデレ百合スキーは、これは外せないでしょう。ぐははは。エロゲー「臭作」(これは非レズ作品)のアニメ化なんですが、なんといっても陵辱する臭作は一人しかいない。陵辱する相手が7人もいるんで、余った♀はその間レズっているという楽しい作品です。
概略は、「厳正音楽女子学院の寮生である、8人の学生は、用務員の臭作の巧妙な罠により、みな凌辱の限りを尽くされる。臭作の目的とは何か!そしてその臭作の企みを一人見破った高部絵里の孤独な戦いが始まる!」というよーな感じのアニメ。しかし殆どの時間はエロですけどね。
まぁレズシーンが非常に多いってだけで感動モノですが、最後、反目しあっていた南綾香と前島香織が「実はずっと好きでした」と恋仲になる訳ですよ。ツンデレ百合スキーとしては堪りません。
あと、最後、臭作はいずことも知れずに消えるのですが、彼の影響で4組の♀×♀カップリングが出来るんすよ。ぐへへへ。
はっきり言って、この4巻のアニメ、時系列、内容が無茶苦茶で、どういうストーリーが展開されているのか全然分かりません(爆笑)
が、何回か繰り返してみると、朧気ながらどういうストーリーか分かってきます。むしろ脳内で別のストーリーが展開されているだけという説もありますが。
という事で、全4巻ですが、4巻だけ見れば十分です。一巻は人物紹介なので、さらっと見ても悪くないですが。逆に4巻は必視ですよ。ええ。
これ、いずれは小説化したい、と思っていて、いろいろネタを集めている最中です。
割に入手性はいいと思いますね。
「.hack//sign」(2002年)TVアニメ、です。
「The World」と呼ばれるオンラインゲームの仮想現実での、記憶喪失の司(♂)というプレイヤーを巡る、群像劇です。彼らは否応なしにWorldの根幹の謎に迫っていく、という話。
監督は(私は贔屓しているが)雰囲気重視内容ナッシングの真下耕一なんで、2倍速くらいで見るとちょうど良いです。
司(♂)が如何に他人に心を開いていくか、みたいな話なんですけど、、司って実は女子高生(♀)なんですよ。で、昴(♀)と恋仲(?)になる。絵面からは♂x♀なんだけど背後のプレイヤーは♀x♀。ふんげあー(笑い)
以下は帝国大劇場別館・Animationでの.hack//signレビューからパクってますが美味しいところを抜き出すと・・・
20話での司&昴の会話『昴が星を見てる。ボクも同じ星を見る』
24話での昴『あなたの震える魂に触れてしまった』・・決戦を前に心が結ばれた司と昴。
25話での「最愛の昴たんに敵の攻撃がヒット! それを身を呈してかばう司たん!
司 『ボクは痛いのは慣れているから』
26話最終回 「こうして、司は現実へと帰還した。退院した司の横を、車椅子の少女が通り過ぎる。司と昴、物語の終わり、そして恋の始まり。
何の解決にもなっていないがハッピーエンド。 ゲームの方じゃその後楚良がボスになって出てくるとかなんとかいろいろと騒動があるらしいっつ~か事態は悪化の一途を辿るわけですが『ネット世界に閉じこめられた司が現実世界に帰還するまでの物語』と捕らえればこれはまさに王道の最終回といえるわけです。
最終回に至るまでに全ての謎を解明しろ!なんて時代は『エヴァンゲリオン』最終回で終わったんだよ!
要は物語の主眼をどこに置くかなんですな。『The World』というネットゲーム世界に起きた一連の事件の解決という部分を重点に見ていたら、確かに『終わってないじゃん!』という話になるし、怒る人も現れるかもしれない。
ただし、司とそれに関わった人々の人間ドラマとして捉えれば消化不良の部分こそあるけれども、それぞれが抱えた問題に自己解決を出し、心の傷からネット世界に引きこもってしまった司は昴を得ることにより、外の世界に一歩踏みだそうと決意した。
いい最終回じゃないですか、かなりレズ風味入ってるけど。
二人の恋の物語は今この瞬間から始まるのです!
レズアニメを手がけさせたら日本一の真下監督の動向には今後も注目していきたいところですね。」
まるまるパクリでございました。
これがエル・カザドに結実したかと思うと恐ろしい。
当時「シスタープリンセス」で波に乗っていた電撃が何故か「次は百合で」という発想の元(?)百合で萌え作品を作る!というコンセプトで製作された「ストロベリーパニック」
話はというと、3つの女子中高一貫校の寮に入寮する事となった渚(♀)たちが繰り広げる♀同士の愛と日常・・・という感じ。まぁいわゆる萌え作品なのであまりリアリティがある描写をしている訳ではなく、ギャルゲーっぽい作りになっています。話の骨子は、学園のドン・ファン静馬(♀)に見初められた(?)渚を主軸に、3校の合同行事、エトワール争奪戦をクライマックスに、お互いがどう向き合うのかを追っていく話です。ラストは俺凄いドキドキしてたんですよ。というのは、静馬の人気が無く、渚と結ばれないのではないかと思ってヒヤヒヤしてたから。自分は静馬というキャラクターは割にお気に入りなので
で、何故静馬の人気が低いのかなー、と不思議なのです。自分は結構入れ込んでいたので。わはは。
静馬って、プレイガールなんだけど、渚への愛を自覚し、渚一筋になる、っていう王道キャラなのに、何故かぶっちぎりで人気無し。なんでやねん。静馬のキャラ立て自体は良いと思うんだけどな。
一般的な傾向として、ヲタはハーレムエンドは好きな癖に、相手にはなぜか(自分が感情移入する)主人公に一筋じゃないと許さないのな。静馬が人気が無いのは多情なプレイガールという性じゃないの、とか思う私。アニメ見ているヲタは多情な癖に、そういうのはキライなのは良くないと思います(?)
実はストロベリーパニック自体はアニメも小説も結構感動して自分でも困ってしまったっすよ。客観的にそういうレベルの作品じゃないんだけどなぁ。騙されやすい自分に困ってしまいます。むふふのふー。ラストの畳み掛けるような流れは良い、と今でも思います。
結局、話を面白くしようとすると、ヲタの嫌いな、痛い話、痛い人物造形になるし、ヲタ好みに合わせると温くなるし、という事なのでしょうか。
灰羽連盟。2002年のアニメ。いずことも知れぬグリと呼ばれる街、その中で背中に羽の生えた人々が少数だが暮らしており、「灰羽」と呼ばれている。オールドホームと呼ばれる灰羽達の共同生活場で、ラッカと呼ばれる少女は特にレキという少女になにくれとなく世話してもらっていた。が、レキには暝い宿命があったのだった・・・・というような話。
非常に押さえた地味なトーンで進んでいきます。
オールドホームの中の少女達の交流、グリの街での灰羽達の生活、グリという街の描写。ゆっくりとゆっくりと描かれた後、グリの街に冬が訪れます、そこで・・・・という様な感じ。
で、実は、レキとラッカの関係が堪らない。まぁツンデレじゃないけど、「よくぞここを抜けられた」という様な細い隘路を抜けて、絶望的な状況から希望を掴む、感じ。でもですね、そこも良いんですが、実は俺が灰羽連盟が好きなのは・・・
実はレキがくるくる回るからだ、と半ば本気で思っている。実は自分が好きなアニメって例外無しに、手を広げてくるくる回るシーンがあるんですよ。灰羽、キングゲイナー、ラピュタ。あ、神無月は無い?まぁハァハァ切りで良い事にしようか。<こら
閑話休題。ラストでレキがくるくる回る、あのシーンでグッとフィクションの強度が上がる。
なので、あの驚天動地の流れが自然に見える。
実は灰羽の話自体は、あんなグリの街を想定しなくても、普通の学生生活で良いんじゃないか、灰羽ですらなく、普通の少女の話じゃダメなのか?とは思います。ラストのあのイメージを使う限りはファンタジー寄りじゃないとダメなんでしょうけど。
灰羽連盟自体は百合っぽくない、というかセクシャルな雰囲気は漂わせてないですが、ある意味ストパニなんかより、よっぽど妖しい。レキとラッカの関係性なんて百合スキーにとっては何度みても良いなぁと思うのではないでしょうか。そんな事ないか?
アメリカ製の実写映画。「恋のミニスカウェポン」。某所でも褒められてましたが、これ凄いっすよん。だって、ガール・ミーツ・ガールなんだもん。コメディ色が強いから隠蔽されてるけど、レズのおねーちゃんが、ノンケの子を狙って落とすぜ!って話ですもん。アマゾンの評ではフツーのスパイアクションを期待したら、レズの恋物語なんで吃驚したって趣旨が書かれてますけど、ホントその通り。
どう考えてもヒットしない趣旨の映画の割に、画面がなかなかゴージャス。チープな感じは極力消してます。映画に注ぎ込まれるエネルギーは凄いあると思えますな。レズスキーは是非に。
余談ですが、監督のコメンタリーを聞くと、声がいかにもそういう雰囲気なんで吃驚ですわ。あー、たしかにこういう声の人はレズっぽいよねーと思えます。
レズ=百合という語源の発祥の地、古典中の古典(?)「セーラー服百合族」
レーザーディスクにもなりましたし、凄いヒットしたんでしょうね、多分。続編も作られてますし、関係ない百合族シリーズも製作されました。
現在、「制服・百合族」という名前でDVDになってます。なのでアマゾンとかでの検索では気を付けてください。今度山本奈津子DVD-BOXが出て、その中に入ってますんで、お金の有り余っている人は是非。
話自体も良くできていますよ。
普通の共学で、男の恋人がいる小田かおる(役名忘れた)に恋する山本奈津子(同じく役名忘れた)は、恋文で告白しようとする。が。小田かおるはスルー。煮詰まった奈津子は行きずりの♀とまぁナニする訳です。で、嫉妬して貰いたいと小田かおるに報告。華麗にスルーすると思いきや、パフェ大盛りをおごって「食べきらなきゃダメ」「無理だよ」「そういえばこんな恋文もらったよ」「もうやめてっ!」結局小田かおるは浮気した山本奈津子にムカついていたというヲチ。
その後、二人はまぁナニするんですが、奈津子は初めてなのに♂の恋人ともナニする。小田かおるにさせられる訳です。これで同等だ!とか言われて(@_@)
その後・・・という様な話ですが、今でも小道具をリファインすれば使えるんじゃないでしょうか。百合的にハッピーエンドですし。