治承4年(1180)4月、源頼朝(大泉洋)と引き離された八重(新垣結衣)は伊東祐親(浅野和之)の家人・江間次郎(芹澤興人)の元へ嫁がされていた。対岸の江間館を見つめる北条義時(小栗旬)。そんな折、頼朝の叔父・行家(杉本哲太)が北条館を訪ねてくる。怪しがる政子(小池栄子)。しぶしぶ対面する頼朝だが、行家は平清盛(松平健)へ反旗を翻した後白河法皇(西田敏行)の御子・以仁王(木村昴)の令旨を携えていた……
2022年1月23日(日)
- 午後8時~
- 午後6時~
再放送
2022年1月29日(土)午後1時05分~
役柄への思いや撮影時のエピソードをご紹介します
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以仁王役・
木村昴さん- 以仁王を演じて ほか
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源頼政役・
品川徹さん- なぜ以仁王についていこうと決断したのでしょうか ほか
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三善康信役・
小林隆さん- 早とちりをする三善康信 ほか
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文覚役・
市川猿之助さん- 役作りについて ほか
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工藤茂光役・
米本学仁さん- 体型のおかげでいい役が回ってきた経験はありますか ほか
これまでの放送をご紹介します
放送前に出来事や背景などをかいつまんで説明する“前説”
【監修】時代考証・木下 竜馬
後白河法皇と平清盛の蜜月の終焉
安元2年(1176)、後白河法皇の寵愛を一身に集め、義兄・平清盛との間を取り持っていた建春門院が35歳で死去。すると、後白河法皇と清盛との蜜月にかげりが見られ、政治の主導権を巡って両者が激しく対立するようになりました。そして、安元3年(1177)に起きた鹿ヶ谷事件で決定的な破綻を迎えます。5月、後白河法皇の近臣が京都東山鹿ヶ谷にある山荘に集まり平家打倒の謀議を巡らせていましたが、6月になって密告により計画が露見。激怒した清盛は首謀者たちを捕らえ、斬首や配流先での虐殺に処したのです。
後白河法皇もこの計画に加わっていましたが、このとき後白河院政を停止されることはありませんでした。後白河法皇に近侍していた清盛の嫡男・重盛の存在と、高倉天皇に皇子がなく代わりの院がいなかったためです。しかし治承2年(1178)、高倉天皇と清盛の娘・徳子との間に、のちに安徳天皇となる皇子が誕生。翌年閏7月に重盛が死去すると、後白河法皇と清盛の全面衝突は避けられないものとなり、ついに同治承3年(1179)11月、清盛はクーデターを起こして後白河法皇を幽閉し、院政を停止しました。
治承4年(1180)、外孫の安徳天皇を即位させ、娘婿の高倉上皇による傀儡院政を樹立させた清盛は権力の絶頂を迎えます。しかし、平家への反発もますます大きくなっていました。