今まで食べたありとあらゆる
ラーメンの中で一番うまかった
のは、1980年5月初旬に某所で
食べた屋台ラーメンだった。
大学の後輩と二人で食べた。
私も後輩も感動しまくりで、
「なんだこれ?」となった。
あまりにウマイうまいと言い
ながら食べていたら、オヤジ
さんが「そうかえ。そんなに
うまいかい。タマゴ食えよ、
タマゴ」と言いながらゆで
たまごをごちそうしてくれた。
「もっと食いな」と言って
2個目もすすめてくれた。
まじもんでとてつもなくうま
かった。
東京の屋台ラーメンはどこも
一様に一定以上のウマさを持
っていたのだが、あの屋台は
とびきりだった。
(新橋駅前SL横に毎晩出る
おばちゃんの屋台ラーメンも
結構いけた。ちょい有名な屋台)
その後、何度もあのオヤジさん
のその屋台が出ている時には
そこで食べた。
屋台のラーメンの味が美味く
は無いという人の言は、どぎ
つい系の新店(1980年代後半
から登場して~系と称して
増殖)の味がウマイとか感じる
舌になったから言うのだろう。
尾道ラーメンなどは東京屋台
ラーメンに非常に近いが、今
の時代でも人気がある。
屋台ラーメンも本当に美味い
店はうまい。
屋台といえば、屋台のおでん
屋で、こちらも学生の時から
社会人になっても愛用した。
だが、今の時代、屋台は激減
だ。
なぜならば、「疑似民主主義
的法治国家という緩いファシ
ズム国家」に日本がなりつつ
あるからだ。