サプライチェーンセキュリティにおける脅威と対策の再評価
こんにちは、エンジニアの cocoiti です。
竹迫 良範氏が8月1日付けでメルカリの技術顧問として就任したことをお知らせいたします。氏には、主にセキュリティ分野の体制強化にご尽力いただきます。
これまでもメルカリではセキュリティの取り組みとして、内部のエンジニアによる調査検証体制や、外部会社の調査を行っていました。今回、急成長するサービスや社員数増加に対応するため、セキュリティ分野の内製エンジニアの採用強化や、社内のエンジニアの体系的なセキュリティスキルの向上など、非連続的な成長が急務と考え、セキュリティ及び技術マネージメントに造詣の深い竹迫氏を技術顧問としてお迎えすることとなりました。
竹迫氏は現在、ゼクシィやスタディサプリなどを運営する株式会社リクルートマーケティングパートナーズにおいて内製開発エンジニア組織の体制強化と人材育成でご活躍されています。また対外活動として長年セキュリティキャンプの講師やセキュリティコンテストの実行委員長などを務め、プログラミングとセキュリティの両分野を横断で理解・実践する若手IT人材の育成に貢献しています。メルカリでは今月よりセキュリティ・キャンプ実施協議会に加盟し、日本のITサービスのインフラを安全に守っていく高度セキュリティ人材の育成と登用に力を入れてまいります。
竹迫 良範 略歴・コメント
＜略歴＞
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ専門役員、SECCON実行委員長、高知工業高等専門学校客員准教授、IPA未踏IT人材発掘・育成事業プロジェクトマネージャー。学生時代に日本語全文検索エンジンのOSS開発に参加。ECサイトの内製開発を手掛けた後、独立系ITベンチャーにて大企業向けEIP製品を開発、mod_perlの大規模対応と国際化(i18n)を担当する。サイボウズ・ラボにて中長期のR&Dの傍ら、産学官連携とセキュリティ人材育成に携わる。OWASP Japan Advisory board、CODE BLUEレビューボード、セキュリティ・キャンプ講師などを務める。平成28年度「情報化促進貢献個人等表彰」経済産業大臣賞受賞。
＜コメント＞
既にメルカリにはプロフェッショナルなエンジニア達が集まっていて、本来業務を遂行しながら都度内部のセキュリティ対応を実施してきたと聞いています。急成長するサービスと組織のセキュリティをどう担保していくか。様々な企業が試行錯誤している中、画一的な規則の導入や監査の体制だけではなく、逐次変化する状況の中でイノベーションを妨げることなく、最先端のセキュリティ技術を味方につけながらテクノロジードリブンでサービス開発のセキュリティをより強化していくことが重要です。日本発でグローバルに展開しているITベンチャー企業でこのような新しい取り組みにゼロベースで挑戦できるのはまたとないチャンスだと思いました。メルカリのバリュー「Go Bold – 大胆にやろう」を発展させた「“><b>Go Bold」のvalueを大切にし、すべてのお客様に対して安全で安心なサービスを展開できるよう社内のセキュリティ体制と技術強化に邁進してまいります。
VP of Engineering 柄沢 聡太郎(@sotarok)より
＜コメント＞
これから更にメルカリが大きく成長していくなかで、お客さまや社員などの情報をいかに守っていくか、ということは重要な課題の1つです。今回、内製組織としてセキュリティチームを立ち上げると同時に全社のセキュリティレベルを向上させるにあたり、技術的分野においても、セキュリティ分野においても、広く活躍され、豊富な経験をお持ちの竹迫さんに顧問になっていただいたことで、その成果をより早くより高い精度で出していけると確信しています。
メルカリではセキュリティエンジニアを募集しております。
※ 「”><b>Go Bold」はタグが漏れてるわけではございません。
