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テレビ出演見合わせが続く三浦瑠麗氏 上から目線の発言やインスタ投稿にみる「下方比較」の匂い

NEWSポストセブン / 2023年2月4日 7時15分

テレビ出演見合わせが続く三浦瑠麗氏(時事通信フォト)

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、夫の会社が家宅捜索を受けたことでテレビ出演を見合わせている国際政治学者の三浦瑠麗氏(42才)をめぐる上方比較と下方比較について。

 * * *
「国際政治学者の三浦瑠麗氏が、テレビの世界から消えるかもしれない―─」という書き出しの記事が、NEWSポストセブンに掲載されたのは2023年1月30日。その文章の通り、これまで多くのメディアで辛口コメンテーターとして活躍していた彼女の姿が、あっという間にメディアから消えた。

 記事タイトルは『三浦瑠麗氏、相次ぐ番組出演見合わせ 夫の会社家宅捜索で”炎上キャラ”終了、復帰は困難か』。三浦氏の夫、清志氏が代表を務める投資会社「トライベイキャピタル」の本社と自宅に、太陽光発電事業に関するおよそ10億円をだまし取ったとして刑事告訴され、東京地検特捜部が家宅捜索に入ったことが報じられたのだ。

 三浦氏は、自身が代表を務める「山猫総合研究所」の公式サイトを通じて、家宅捜索の報道が事実だと認め「まったく夫の会社経営には関与しておらず、一切知りえないこと」とコメントした。だが夫の会社と三浦氏の研究所は同じ住所。過去に太陽光をすすめる発言もあったと聞けば、そんなことがあり得るのか?と考えるのが世間一般。コメントに対する疑惑が浮上するのも当然といえば当然で、今回も炎上したようだ。

 三浦氏のイメージといえば舌鋒鋭い論客で、見た目や雰囲気からも冷ややかで淡々としている印象だ。メディアに出てきた頃からズケズケとした辛辣な物言いは変わらないが、最初の頃は国際政治学者として専門家目線のコメントが多かったように思う。この1年あまりは、テーマに関わらず歯に衣着せず発言することもあり、専門家という印象が希薄になった気がする。

 ネットで検索すると上から目線や高飛車という表現が目に付く。弱者に対する配慮や気遣いにかけるという批判もあり、彼女に対するアンチは多い。特に2022年10月29日のYouTubeチャンネル『日経テレ東大学』の出演し、政治と宗教をテーマにした動画での発言は物議を醸し炎上していた。

 人は普段から人と比較しながら生きているといわれる。これは「社会的比較理論」といわれ、”上方比較”と”下方比較”の2つがある。上方比較は自分より上位の者、優れた者と比較。下方比較は自分より下と思う相手と比較して、自尊心や幸福感を高めるために行わる。この時に脳はホッとして、他人が自分より不幸になるのを喜ぶというのだ。

 安倍晋三元首相を襲撃した山上徹也容疑者について、前出のYouTubeチャンネルで三浦氏は「ある意味、虐待家庭に育った青年がテロリストになっちゃったケース」、容疑者の”どうしようもない母親”については「たくさんあった財産がなくなったっていうのは、これはそんなに同情すべきかっていうのがあって」「それを競馬ですったって同じじゃないですか」と語った。賛同する意見もあったというが、彼女にかかれば弱い者や負け組はバッサリ切り捨てられてしまうというイメージが強くなったのは確かだ。

 彼女が下方比較する気があったのかどうかはわからない。だが三浦氏は安倍元首相の国葬にブランド物のシースルーの喪服で参列した姿や、裕福なプライベートの様子を度々インスタグラムに投稿していたこともある。そこに下方比較の匂いを感じた人もいるだろう。

 そして今、三浦氏が下方比較されているのかもしれない。

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