2022.02.28
先日、川越基督教会を取材しました!
川越基督教会の礼拝堂が、去年、建設100周年を迎えました。
現在の礼拝堂は1921年に完成した当時では珍しいレンガ造りの西洋建築で、国の登録有形文化財や川越市景観重要建造物に指定されています。
教会では、建設から100年の記念に、建設時に建物に埋め込まれた定礎を開封することに。
去年10月に100年前に外壁に埋め込まれた定礎を開封しました。
開封作業は先月15日まで続き、
定款の石で囲まれたおよそ5キロの鉛箱が取り出されました。
その中から出てきたのは、当時出版された聖書や、賛美歌集などのほか、キリスト教の機関紙や、定礎式が行われた大正9年=1920年に発行された貨幣などでした。
驚いたのはその状態の良さ。
100年間密閉された箱の中では、紙の資料も貨幣も、劣化することなく保存されていたのです。
教会では、この貴重な資料をスキャナーで取り込み保存し、資料の一部は現代の言葉にかえて当時の状況や協会関係者の思いを紐解いています。
また、空になった定款の裏には、新たに、100年後に開けるための金属製の箱を設置し、資料を保管することも計画しています。タイムカプセルのようでドキドキしますね。
川越基督教会は希望者に今回の資料を公開する予定で、今後は記念礼拝や、教会のあゆみをたどる写真展などコロナ禍で去年延期したイベントも含め、記念事業を行うということです。
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