2022.03.09
長引くコロナ禍。
度重なる緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置による制限の多い生活収束の兆しが見えない感染症への不安などストレスを感じる機会が増えたという人も多いのではないでしょうか。
わたし自身も、この2年、心の不調まではいかずとも不安を感じる機会が増えました。
さまざまな困難の中で、大切な周りの人や自分自身の心を守るための特集ができないかと考えていたところ、近江准教授が快く引き受けてくださいました!
先日のニュース545で、埼玉大学保健センターの近江翼准教授に、コロナ禍の中で起きやすい心の不調について伺いました。
感染対策で身体的な距離はできてしまいましたが、心の距離は近く。
みなさんがひとりではないということを心にとめてくださいね。
行動の制限によるストレスだけでなく、コロナ禍の中では、自身の感染や、
誰かに感染させてしまうかもしれないという恐怖、また、将来の生活への不安など多くの人が心配事を抱えた状態が続いています。
ストレスがかかった状態が長期的に続くことでうつ病や不安症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の他、自殺者の増加も危惧されます。
感染者自身や、感染者と接する医療従事者、社会的孤立に陥る可能性が高い高齢者、コロナ禍での出産を控える妊産婦、1人暮らしをしている大学生など、どんな年代でもハイリスク群になりやすい状況で、メンタルヘルスの不調を予防するために自分自身ができることとは。
※厚生労働省のチャットによる相談や、地域の保健福祉センター、いのちの電話など様々な相談窓口があります。
自分やまわりの心の不調にいち早く気がつくことで、早期に解決できる可能性が高まります。異変を感じたらまずは誰かに相談してください。