2020.10.28
七五三参り、初詣など例年、神社にお参りする機会が増える時期が近づいてきましたね。
ことしはコロナ禍での参拝ということで、人混みや密集を避けることが求められます。
県神社庁は、感染制御学の専門家の監修のもとガイドラインを作り、感染予防策を共有しています。また、混雑が見込まれる神社では分散参拝を呼びかけるなどの対策が進められています。
そんな中、県内のある神社では新たな取り組みを始めました!
それが、「オンライン参拝」。
どんなものかというと……
テレ玉公式YouTubeチャンネルに特集のアーカイブをアップしています。
→ https://youtu.be/n5Ry8sP0I_I
見逃してしまった方、もう一度見たい!という方はぜひ見てくださいね★
取材で伺ったのは朝霞市にある出雲大社 埼玉分院です。
荒船神社として創建されたこの神社は、1983年に島根県にある出雲大社のだいこくさまの分霊を祀って以来、埼玉県内唯一の出雲大社として地域の信仰を集めています。
ことしの元日に出雲大社埼玉「教会」から埼玉「分院」に昇格したことに合わせ新しい社殿も完成。
出雲らしさを出すために島根から大きなしめ縄を持ってきたり、
高齢の方や車いすの方でも参拝しやすいようにバリアフリーにしたりと、様々な工夫をしています。
段差がほとんどないのはもちろん、多くの神社で敷き詰められている「玉砂利」もありません。
その他、出雲大社の神紋である「二重亀甲」をヒントに紋もリニューアル。
亀の甲羅に雲がわいてくるデザインをあしらいました。
分院オリジナルの御朱印帳、お守り、絵馬などの授与品や縁起物も新たに作りました。
絵馬の裏などに描かれた赤い紋が、リニューアルした出雲大社 埼玉分院の神紋です!
現代的でおしゃれですね(*´ω`*)
リニューアル直後は月に4000人ほどの参拝客が訪れましたが、その後、国内で新型コロナウイルスの感染が拡大。
疫病の流行や経済の停滞などの不安が広がったとき、人々の心のよりどころとなるべき各地の神社も参拝ができない時期が続きました。
そんな中で新たに始めたのが「オンライン参拝」です。
このオンライン参拝の導入を進めた、出雲大社 埼玉分院の渡邉忠道 副長に教わり実際にオンラインで参拝してみました。
操作は簡単。
神社内をクリックして進みながら、画面の前で実際の作法にならってお参りをするだけ。
社殿の正面で神様に願いを届けるときの作法が不安という人のために画面上で作法や名称が確認できる工夫もされています。
出雲大社は一般神社とは少し違うので、注意ですね^^
オンライン参拝後の「授与所」では、民間のネットショッププラットフォームを使って神社内でいただくものと同じ授与品が掲載されています。
ネットショッピングのように初穂料を納めることできるので、自宅にいながらおみくじを引いたり、お守りを受け取ったり実際の参拝と同じ体験ができます。
昔ながらの文化や慣習を守る神社ではこれまで取り入れることが少なかったオンラインのサービスですが、どんな形であれ、神様に手を合わせるのは同じだと話す渡邉さん。
これからも、現代の多様な価値観に合わせつつ、人々の暮らしから生まれた昔ながらの信仰の場を守り、出雲大社の大きな縁を結んでいきます。
新しい生活に合わせた、「新しい参拝様式」。
ぜひ皆さんも試してみてはいかがでしょうか?(^^)/
出雲大社 埼玉分院ホームページ
https://izumotaisha-saitama.com/
ちなみに・・・渡邉さんに聞いたところ、「出雲大社が結ぶご縁は男女の縁だけではありませんよ~」ということだったので、お仕事の縁をしっかりと結べますように、と願いを込めて参拝しました。
おみくじとお守りもちゃっかりと連れて帰ってきました。
ウサギのおみくじはおしりから運勢が出てきます。かわいい。
おみくじの中身は出雲の言葉でかいてあるんですよ~!
大吉で気分も上がりました(*‘ω‘ *)ふふふ