チンアナゴ食べることはできる?引っこ抜くと切れる?由来も紹介

生物

暑すぎる夏が終わったと思ったら一気に秋を通り越して冬の気候に。

そんな状態だからこそ、いつでも快適な空間の水族館に行ってみてはいかがでしょうか。

水族館の人気者、イルカやアザラシもいますがチンアナゴも忘れてはいけません。

なんともユーモラスで、ぬいぐるみとかも出ていますね。

ですが意外と生態を知らないのでは。

アナゴとあるからには食べることができるのでしょうか。

引っこ抜いたらどうなるの?ぜひ詳しくなってください。


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チンアナゴ食べることはできる?

ウナギに比べると安価だし、ウナギにはないおいしさがある。

アナゴが好きって方も多いのではないでしょうか。

アジやイワシの水槽の前で思わずヨダレを垂らしている方、チンアナゴもアナゴだから食べられるのではとひそかに狙ってませんか。

「食べられないわけではないだろう、けれども決して食用に向いているわけではない」みたいですよ。

観賞用だから食用にはならない・意外とおいしいらしいよと意見はさまざま。

まあ見ての通り、食べようと思ったところで細くて食べるところなんてほとんどありませんよね。

何匹もいる姿を見るのは楽しいでしょうが、ペットショップで買って水族館みたいにしようと思うと結構な大金です。

1匹2000円とか3000円もするのです。

アナゴよりもウナギ寄りの高級魚。

好奇心で食べるにはお金がモッタイナイ。

試してみてもいいけど、あまりお勧めしません。

一応アナゴとありますが、我々が食べているアナゴはマアナゴなのです。

チンアナゴとは違う亜科。

詳しくは、Wikipediaの分類表をご覧ください。

界:動物界Animalia
門:脊索動物門Chordata
亜門:条鰭網Actinopterygii
上目:カライワシ上目Elopomorpha
目:ウナギ目Anguilliflrmes
亜目:アナゴ亜目Congroidei
科:アナゴ科Congridae
亜科:チンアナゴ亜科Heterocongrinae
属:チンアナゴ属Heteroconger
種:チンアナゴH.hassi
Wikipedia「チンアナゴ」より

 

界:動物界Animalia
門:脊索動物門Chordata
亜門:脊索動物亜門Vertebrata
網:条鰭網Actinopterygii
亜網:新鰭亜網Neoptervgii
上目:カライワシ上目Elopomorpha
目:ウナギ目Anguilliflrmes
亜目:アナゴ亜目Congroidei
科:アナゴ科Congridae
亜科:クロアナゴ亜科Congridae
属:アナゴ属Conger
種:マアナゴC.myriaster
Wikipedia「マアナゴ」より

というわけで、アナゴの仲間とはいえ全く別の生き物なのです。

あくまでチンアナゴは観賞用に、マアナゴの方を食用として食べるようにしてくださいね。

チンアナゴのかわいらしい姿を観ていれば、食べようなんて気は失せるのでは。


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チンアナゴは引っこ抜くと切れる?

大根を抜くようにチンアナゴも引っこ抜けるのでは、というよりあのヒョロヒョロとした体だとちぎれてしまうのではと考える方もいるでしょう。

そんなに簡単に行くことはありません。

とりあえず、チンアナゴってとっても臆病な魚であることは知っておいてください。

ぼーっとしてるように見えて外敵対策はバッチリです。

その巣は体液でガッチリと固められていて、するすると抜けることはありません。

表面に見えているのはまっすぐに伸びる姿、ですがその内部はジグザグ構造です。

無理に抜こうとすると、パニックになって大慌てでしょうね。

可哀そう。

変な実験はやめておいてあげてください。

引っこ抜こうとしても結構大変だし、あまりに長くて驚かされることにはなるはずです。


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チンアナゴの名前の由来

チンアナゴって漢字で書くと「珍」アナゴとなると思ってる方は多いはずです。

でも実は、犬のチンが由来なのです。顔をよく見てみてください。

なんとなく似ていませんか。

癒し系でファンが多いのも、ワンちゃんと似てるとなると納得いくかもしれませんね。

実は超珍しいわけでもなし。

だって同じアナゴ科の海水魚であるニシキアナゴも砂から顔を出してますよ。

決してチンアナゴだけではないのです。

むしろニシキアナゴの方が黄色と白のシマシマ模様が派手で珍しい度が高い気がします。

チンアナゴの表面に出ているのはごくごくわずかな部分でしかありません。

その全長は40センチほどもあるのです。

すべてを見られるのは貴重かも、だって全身が出ていたら敵がやってきたときに素早く砂に隠れることはできませんよね。

先ほどもお伝えした通り、彼らは臆病な生き物なのです。

いざというときにすばやく隠れられるよう、一部だけ顔を出して常に周りを警戒しているというわけです。

ってことで、決してぼーっと生きているわけではありません。

癒し系に思われているかもしれませんが実際には喧嘩っ早い性格も持ち合わせていたりします。

穴がご近所さんな相手とはよく小競り合いはしていますよ。


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まとめ

体長といい性格といい、イメージとは違う部分がいっぱい出てきましたがぜひチンアナゴの豆知識を知ったことでもっともっと好きになっていただきたいものです。

ところで、チンアナゴの生態についてこちらの文章を書くために調べたところ、意外と専門家が取り扱う文章が少ないのです。

「珍しい」という字での珍アナゴ、決して無いわけでもないのかもしれませんね。

臆病でほとんどを砂の中に隠したままに暮らしている彼らのこと、まだまだ解明されてないことは多いです。


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