キツイ溝切りが楽しくなる!初心者さんも楽々使える人気の乗用溝切り機

田んぼ仕事で一番キツイ!?田んぼの溝切りとは

溝切りとは、田んぼに溝を切り、排水口に繋げておく作業です。

米農家さんに田んぼ仕事の話を伺うと、多くの方が「溝切が一番キツイ」と言います。田んぼのぬかるみに足を取られながらの作業に加え、ちょうど梅雨の蒸し暑い時期と重なり、体力を消耗する大仕事です。農家さん泣かせの辛い溝切りですが、品質の良いお米づくりにはかかせない効果があります。今回は溝切りについて学び、早く、楽に、しっかりと、効果的な溝切りができる溝切機をご紹介します。

新人農家のY子です。はじめての米づくりのため勉強中です!

今日は時間がないのよ!Y子話長くない?早く溝切機を出せぃ!という方は 乗るほど感動!エンジン付き乗用溝切り機へジャンプしてね!

溝切りの効果

水管理がしやすくなる

溝を切って田んぼに水路ができることで、排水・冠水がしやすくなります。
中干しの際にスムーズに排水し逆に干ばつの時には素早く水を行きわたらせることもできます。

溝切り×中干しが重要ニャン。中干しについて詳しく見ていくニャン!

中干しとは?

田植え後1か月ほど経ったら、一旦田んぼの水を落として田面を乾かします。これを中干しと言います。品種や気候によってこの時期に確保しておく茎数の目安が変わります。
栽培品種のタイミングを調べて中干しのタイミングを決めましょう。

具体的には目標茎数の 7~8 割、1株当たりの茎数が20本前後になった時に行うニャン

中干しの効果

1. 過剰な分げつを抑える

水分があると、稲の株(茎数)はどんどん分欠(ぶんげつ)して増えます。田んぼの水を落とし、分げつを制限する事によって、モミの実入りを十分にさせます。倒伏も軽減されます。

沢山増やした方がいっぱいお米ができて良いんじゃないの?
増やしすぎると米粒が小さくなったり、米が入ってないモミができてしまうニャ。茎数管理は良質米への第一歩ニャン!

2. 根張りを良くする

初夏の日差しで地中の温度が上昇してくると、土の中では前年の稲わら(有機物)が活発に分解されます。それによりメタンや硫化水素など、稲の根の成長を妨げるガスが発生します。溝を切って一旦土を乾かすことにより、地表からガスが抜けて、根に新鮮な酸素が補給されます。活力のある根が地中深く伸びるようになります。

がんばって分げつしてきた根っこも、深呼吸をして一時の休息!

立派なお米を目指して体力づくりニャン

3. 土壌を固くする

田面を乾燥し土を固くすることによって、収穫時の機械作業をしやすくします。コンバインでの稲刈りが主流となった現代では、この効果は中干しの大きなポイントです。

中干し前の溝切りは絶対必要?

溝切りをしなくても中干しはできます。しかし、落水しても高低差や排水口の位置の関係で、所々水が残ってしまうと、十分な中干しができません。よほど乾きの良い田んぼ以外では、溝切りと中干しをセットで実施しましょう。

ただし強く干しすぎるのはNGです。大きなヒビが根を切ってしまったり、水持ちが悪くなってしまいます。田面に小さなひびわれが入り、足跡が少し残るくらいの湿り気が丁度良いです。

健康な稲を育てるために、がんばって溝切りをするんだね
中干をすることで収量アップに繋がるニャン
秋の収穫が楽しみになるね!早速溝切のやり方を教えてください!

どうやって溝切するの?

古来の溝切り

昔はブロックや角材を人力で引いて溝を作っており、 相当な重労働でした。その後は鍬などを使い溝を掘っていました。

今は溝切りをサポートする専用のツール「溝切機」を使います。

昔の溝切

手押し溝切り機

手で押すタイプで安価に購入できます。軽量で持ち運びは楽ですが、完全に力仕事なので、圃場全体を回るのはかなりの重労働です。小さい田んぼや、動力溝切り機の補助的なツールとして使われています。

手押し溝切り機

エンジン付き手押し溝切り機

エンジンで進む動力が得られますが、湿田を歩いて回る大変さが残ります。ぬかるみで機体を引き上げたり、乾燥気味のところは押し付けて溝を切ったりと、まっすぐ深く溝を切るのは技量が必要です。

エンジン付き溝切り機

前かがみになって押すのが腰にくるのニャ。

溝切りの失敗

しかしここで上手く溝ができていないと、すぐに崩れてやり直しになることも・・・または後々に溝がなくなり、秋雨で田んぼがぬかるみになってしまうと、コンバインが埋まりやすくなります。最初にしっかり溝切りしておくことが、健康な稲の成長と収穫に関わる重要な仕事になります。

苦労して作った溝が崩壊したら、体力と気力も崩壊しそうです。

もっといい方法を教えてください!

乗るほど感動!エンジン付き乗用溝切り機

エンジン付き乗用溝切り機の登場により、溝切りは飛躍的に楽になり、溝の精度も向上しました。手押し溝切り機のように機械を押して圃場を歩く必要がなくなり、労力も時間も大幅に少なくなります。溝切り機に乗って圃場を走ると、深くしっかりとした溝ができます。