「医療をもっと、わかりやすくするため」に、中立的な立場でイノベーションを積み重ね、これからの「かかりつけ医」モデルをつくる会社へ。

「Medicaster」は、病院やクリニック、調剤薬局の待合室に設置されたテレビモニターに、健康に役立つコンテンツや医療機関の情報を配信し、来院患者と医療機関をつなぐ“院内広報テレビ”。

2018年にリリースしたWEB問診は新たな医療システムとして急速に拡大しております。自社100%開発で特許も取得しているサービスで、導入クリニックの満足度も100%。今後のクリニックにとっての標準的なシステムに成長させるべく取り組んでいます。
**医療をもっと、わかりやすく。**
創業から2022年6月までのメディアコンテンツファクトリー(以下MCF)時代、「医療を、もっとわかりやすく」というミッションを掲げていました。現在の株式会社レイヤードの存在意義はそれを踏襲し、さらに新しい価値をプラスして設定されたものです。
MCFは、デジタルサイネージの会社として発展しました。2008年、代表取締役が毛塚になって以降、サイネージコンテンツの自社開発に力を入れ、そして医療にフォーカスするようになりました。導入先は現在、北海道から沖縄まで全国約2,000弱の医療機関・薬局に及んでいます。ほとんどすべての番組を自社にて企画・制作しており、患者向け医療コンテンツのコンテンツホルダーとしても日本最大級です。
「医療を、もっとわかりやすく」をミッションとして策定したのは2014年。
その頃に、MCFは「医療」のプロフェッショナルとして、そして医療コンテンツを通じて、難しく、わかりにくい「医療を、もっとわかりやすく」していくことを使命として掲げました。このとき、「医療」という言葉に目が止まりやすいように読点の位置も配慮されました。
そして、その後、MCFはWEB問診やIVRなど、クリニックのコミュニケーション領域のプロダクトを企画・開発し、多くのユーザに利用してもらうまでに成長しました。MCF→レイヤードにリブランディングを行った2022年。医療者と生活者の間で、新しいかかりつけ医モデルをつくる会社に発展していくことを宣言しました。
より医療に深くかかわるという意志を示すために、「医療をもっと、わかりやすく」と読点の位置を変更しました。そして、「わかりやすく」には難しい医療をわかりやすくすることだけでなく、医療者と生活者が「わかりあう」ことができるようにすること、それこそが私たちが社会に求められる役割だと示すために、わたしたちの存在意義-Pureposeを設定しました。
さらに、レイヤードの事業ドメインは「人に寄り添うテクノロジー」です。「人」を感じさせる表現、そして、生活者と医療者の双方をしっかり見据える会社であることを示すために、サブコピー「生活者に、納得の医療を。医療者に、持続可能性を」を追加しました。
私達は“医療情報を、一般の人にわかりやすく提供する”というミッションを掲げ、自社オリジナルの医療サイネージ「Medicaster」やWEB問診「SymView」、医療機関のホームページ制作、LINE導入運用サポート「SAIRAI]、電話自動応答システム「iver」、広告配信事業など複数サービス手掛けています。
複数サービスでトップシェアを誇っており、「レイヤードにしか出来ないこと」を大切にしながらサービスの市場拡大と、新たなサービス開発を両輪で回しています。
~我々は何者か~私たちの存在意義・使命・LAYEREDが研究し実装するもの

創業25周年に機に社名、ブランドデザイン、会社の社会的存在意義・使命・価値観の言語化を実施しました。

医療をもっと、わかりやすくするために、私たちは常に中立的な立場で、イノベーションを積み重ねる。医療者と生活者の間で、本質的な課題を発見し、インターフェイスを探求し、価値の矛盾を両立する。冷静に、客観的に、熱い情熱を持ち、コツコツと小さな実験と挑戦を積み重ね、社会実装*していく。それが、パラダイムシフト*への道を切り拓くのだ。
私たちの存在意義
医療をもっと、わかりやすく。
生活者に、納得の医療を。
医療者に、持続可能性を。
私たちの使命
医療インターフェイスの研究と実装
LAYEREDが研究し実装するもの
生活者と医療者の共通領域に機能する「医療インターフェイス」が私たちの研究と実装の対象です。両者のコミュニケーションをわかりやすく、スムーズで心地よい体験にしていく。そのためにプロダクトをつくり、改善を繰り返す。「つくること=完了」ではなく社会実装までやる。それが私たちの責務であり、生活者と医療者が共創する医療をレイヤードはつくっていきます。
複雑な医療システムを「わかりやすく、人間的なもの」にするために。 一つひとつの小さなイノベーションを重ねて、これからの医療に必要な「かかりつけ医」のモデルをつくっていきます。
社名の由来とロゴデザイン
社名の由来
私たちの使命であり、研究と実装の対象である「医療インターフェイス」は生活者と医療者の共通領域、つまり、生活者と医療者の「重なる」領域を意味します。この「重なる」という言葉がレイヤードという社名の由来です。生活者と医療者の間に立ち、両者の共通領域に機能する「医療インターフェイス」を研究・実装する会社であるという私たちの使命が社名に込められています。
シンボルマーク
レイヤードのシンボルマークは、社名の由来である「重なり」をモチーフに、生活者と医療者の重なる領域において価値を届ける、レイヤードのあり方を表現しています。人に寄り添うテクノロジーで「共創する医療」を目指すレイヤードを象徴します。
人間くさく、泥くさく、医療をイノベーションし続ける企業でありたい

従業員数約110名の同社は、女性比率が60~70%と高い。平均年齢は30代半ばであるが、社内は比較的落ち着いた雰囲気

東京・大阪・名古屋・福岡の拠点間のコミュニケーションも積極的。日常的にテレビ会議やチャットツールを使用し、半年に1回は全スタッフが集まる全社会議を開催。
2022年7月現在、従業員数約110名の同社は、女性比率が60~70%と高い。平均年齢は30代半ば、社内は比較的落ち着いた雰囲気です。風土の特徴について、毛塚は次のように説明しています。
「品質管理や業務効率化などのためにサービスはすべて自社内で完結させるようにしているので、社内には営業、エンジニア、ディレクター、デザイナー、配信オペレーター、管理と様々な職種がいて、全員やっている業務が違っています。また、私はいわゆる“仲よしグループ”が苦手なこともあって、個人個人が高いプロ意識を持ってそれぞれの職務に取り組むように導いています。ですから、とてもフラットな専門職集団といった趣になっていますね。人の健康を左右する医療情報を扱うので、コツコツ地道な確認作業なども多く、結構地味な社風かもしれません」
逆にいえば、こうした社風が医療情報サービス事業者としての信頼性に繋がっているといえます。
一方で、新しいことへのチャレンジも後押ししてくれる環境です。
「技術や規制など世の中の変化に応じて我々がやれることが出てきますから、事あるごとに当社は新たなチャレンジを行うミッションがあることを社員に伝えています。ですから、やりたいことのある社員にはとりあえずやってもらう空気感がありますし、私以下、管理職はよくチャレンジ業務ができるよう既存の業務の割り振り調整をしています」(毛塚)
このチャレンジは人材育成の場と捉え、先行するビジネスアイデアを実現するための技術や知識を学ぶ機会づくりに繋げています。人材育成を考えた座組みで小さいプロジェクトを小まめにつくり、チャレンジングなテーマに取り組みます。
「リブランディングの社内浸透」といったこともプロジェクトにします。工程管理力や調整力を養う絶好の機会ですから」(毛塚)
また、コンサルティング会社出身ということもあり、毛塚は「ロジカルシンキング」などのコアスキルを重視、勉強会を開くなどその育成に努めています。
毛塚は「仕事はプライベートのためにある」との考えを持つだけに、社員のワークライフ・バランスをことのほか尊重し、早く帰れるように働きかけているという。“ママ社員”も多く、時短勤務ニーズには柔軟に対応しています。
そんな同社が求めるのは、医療情報の提供を通じて世の中を良くしていきたいという思いを共有できる人。
「お金を儲けるということよりも、医療を良くしたいという思いが強くないとすれ違ってしまうと思います。それと、事業の継続性を意識し、少しずつでもコツコツ改善していける方が合っていると思います」
福岡本社は博多駅から徒歩3分、東京支社は大門駅徒歩4分という絶好のロケーションと広々としたオフィスは、駅チカで働きやすいです。週3日のリモートワークも取り入れており、社会の流れに合わせて柔軟に変化していける会社です。
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