挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
悪役令嬢、ブラコンにジョブチェンジします 作者:浜千鳥
しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
307/307

神の領域

いやあああー!


兄と騎士団長のやりとりを聞いて、エカテリーナは内心で絶叫する。


お兄様、いけません!学園内に武力の持ち込みはご遠慮ください!

ローゼンさんも、そんな渋い声でまったくためらいなく御意らないで!お兄様を止めてー!


御意らない。

御意れば。御意る。

動揺のあまり謎の動詞を生み出してしまったエカテリーナである。


「お、お兄様!なぜ騎士団をお呼びになりますの!?学園内に武力を招き入れては、陛下のご不興をこうむることにもなりかねませんわ!」

「安心してほしい。騎士団は学園内には入らせないから」


アレクセイはなだめるように言って、妹に微笑みかけた。


「騎士団には、ナルス家の皇都邸を包囲させると共に、領地に向けて進軍を開始させる。その慮外者を邸へ連れ帰って謹慎させるようナルス伯に申し付けるつもりだが、今まで付き合いのない相手ゆえこちらを軽んじる恐れもあるからね。遅滞なき対応をうながすだけのことだよ」


お兄様!

間違ってます!『だけ』の用法用量が間違ってます!


「おやめくださいまし、そのようなことに騎士団をわずらわせるなど、ご迷惑になりますわ!」

「いいえ、お嬢様」


渋い声が割って入った。騎士団長ローゼンが、ずっしりと重みのある声音で言う。


「ユールノヴァの騎士たる者は、一人の例外もなくお嬢様のお役に立つことを望んでおります。ユールノヴァ騎士団の貴婦人に不埒な手出しをする者など、剣に誓って生かして……いえ捨て置くわけには参りません」


今、生かしてって言いましたよね!言い換えたって怖いです!

やめてください。詐欺師とはいえセミョーン君は、今のところは私に相談したいと言っていただけです。なのに、その処分……量刑が重すぎます!


誰かー!お兄様とローゼンさんを止めてくださーい!


「閣下」


こちらも渋い声で、ノヴァクが声をかけた。

執務室のご意見番――なのだが、これまでの経験によりエカテリーナはむしろ身構える。

いやでも、さすがに、こんな無茶は諫めてくれるはず……。


「学園内には騎士団を入れないとはいえ、他領への進軍にはそれなりの名目は必要です。幸か不幸かナルス家の現当主は評判が悪く、家付き娘だった夫人が亡くなってから伯爵家はかなり傾いておりますので、名目を見繕うのは難しくありません。まずは、足元を固めるがよろしいかと」


諫めない!


内心でエカテリーナは崩れ落ちる。

身構えて正解だったー。ご意見番がお兄様の暴走サポートに回ってしまったー。


もうね、知ってる。アーロンさんもハリルさんも、きっと止めてくれない。


「名目でしたら、心当たりが」


アーロンとハリルがほぼ同時に言い、エカテリーナは内心で突っ伏した。

わーん、この空間はシスコンウィルスの濃度が高すぎる。みんな感染してるー!


「……この際、ナルス家を押さえておくのも面白いでしょう」


ん?


ノヴァクの呟きが耳に入って、エカテリーナは内心で身を起こした。


ナルス伯爵家、我がユールノヴァ公爵家にとって何か利用価値が?

それだからこんな無茶もアリと、ノヴァクさんは判断したの?


思わず迷いかけたエカテリーナだが、いやいや!と気を取り直した。


いかん!私のせいで騎士団招集、軍事作戦、他領侵攻とか、不穏すぎる事態に発展するなんて。どう考えても、お兄様の汚点になってしまう。お兄様がなんとおっしゃっても、私には理解できますよ、元社会人ですから。

いや社会人経験と騎士団召集は、ちょっと遠いですけれども。まあ置いといて。


シスコンウィルスに負けてはいけない!

暴走を止めてみせましょう、私のブラコンで!




内心で拳を握って決意を固めたエカテリーナは、小さく咳払いするとキリっとした顔を作った。


「お兄様、ローゼン卿。お兄様は騎士団のあるじでいらっしゃるのですもの、お兄様がそう決断なさるならば、わたくしは臣下として従うのみですわ」


こういう時は、反対するとかえって盛り上がるもの。なので、いったん同意。


「ただ……ひとつお尋ねいたします。ナルス家とは、ユールノヴァ公爵家がそこまで力を注ぐほどの存在でありましょうか。いえ、事実がどうあれ周囲にどう見えるかと……伯爵家ごときになぜこれほど過剰な対処をするのかと、ユールノヴァ騎士団の実力を疑問視されることすら、起こり得るのではありませんかしら」


同意した上で、進めるための検討の体で問題点を指摘。

しかるのち、シスコンに訴える!


「わたくし……わたくしが思わぬことに関わったばかりに、誇り高きユールノヴァ公爵家が世の人々からそしりを受けることになりはしないかと、案じておりますの。そのようなことになれば、あまりに辛うございます」


エカテリーナが胸を押さえて悩ましげに目を伏せると、はっとアレクセイは息を呑んだ。すぐさま執務机の前から立ち上がり、妹の手を取る。


「すまない、エカテリーナ。お前を不安にさせるなど、決してあってはならないことだった」


よかった、考え直してくれた。

とほっとしたのも束の間。


「だが……お前自身にはわからないだろうが、お前を守ることは我が家の重大な使命なんだ。お前はユールノヴァの至宝なんだよ。この世のいかなる宝玉も、お前に勝る価値のあるものはない。いや、あらゆる願いを叶えるという神々の宝珠すら、お前の前には光を失うだろう」


シスコンが神の領域に踏み込んだ!


私の価値が神々の宝珠より上とか、過大評価すぎます。誇大広告!不当表示防止法(だったかな?)違反!ていうか実在する神様たちに怒られませんか⁈


でもお兄様は無実です。

私はブラコン。お兄様は無実。


ああっどうしよう、どうすればブラコンを神の領域に到達させられるだろう!わーんお兄様、私のブラコンを置いて行かないで―!


妹の錯乱気味な内心を夢にも知らず、アレクセイは真摯な表情で続けた。


「お前が誇り高き公爵家の女主人として、我が家の家名を辱めないために心を砕いてくれることを嬉しく思う。だがお前に危険が迫る時には、私は公爵ではなく一人のお前の騎士であり、お前のために戦う一本の剣となる。そしてユールノヴァの騎士たちはすべて、私と同じ志を持っているんだ。

お前はユールノヴァをひとつにする……我らが心の貴婦人、我らが女神」

「お兄様……」


エカテリーナは、兄の手をそっと握り返す。


「お言葉、嬉しゅうございます」


うん、そんなに大事に思ってもらえて、本当に嬉しいです。


でもお兄様と騎士団、ひとつになって突っ走る方向がヤバ過ぎです。

だから、私のブラコンでシスコン暴走を軌道修正しなければ!いざ、シスコンブラコン勝負!


エカテリーナはアレクセイを見上げて、にっこり笑った。


「お兄様がそう仰せくださるなら、わたくしは女神になりとうございます。ユールノヴァの守護女神に」

「ああ。まさにそれがお前だ」


アレクセイが微笑む。


「それでは……女神の託宣と思ってお聞きくださいまし。

ユールノヴァにとって一番大切なお方は、言うまでもなく、当主であられるお兄様ですわ。ユールノヴァを照らす太陽でいらっしゃいます。天の正しき軌道を歩み、わたくしたち臣下を導いてくださる」


笑みを消して、エカテリーナは真摯な表情で兄を見上げた。


「お兄様、わたくしはお兄様の臣下でございます。女神と呼んでくださろうとも、お兄様をお支えしお守りすべき、一人の臣下に過ぎぬ身ですわ。わたくしはそのことを、しかとわきまえております。もしもこの身が宝玉ならば、わたくしはお兄様という剣の柄頭に嵌め込んでいただき、飾りになりとうございます」

「エカテリーナ……」


兄ゆずりの美辞麗句を炸裂させたエカテリーナに、アレクセイは感動の面持ちだ。


「なればこそ、わたくしのためにユールノヴァが人々の誹りを受け、お兄様という剣の輝きを曇らせるなど、耐えがたいことなのですわ」


だから、軍事侵攻とかやめてください。


その気持ちを込めての言葉は、しっかり伝わったようだ。アレクセイのネオンブルーの瞳が、珍しくも揺れた。


「エカテリーナ。私は……お前のために何かをしたいんだ。お前にふさわしい、何か、特別なことを」


エカテリーナは、小首を傾げる。


「お兄様、わたくしを愛してくださっていて?」

「勿論だ、我が最愛のエカテリーナ」


即答。さすがお兄様。


「ありがとう存じます。お兄様に愛していただいて、わたくしは幸せですわ。お兄様の愛と、お兄様のお側にいられる幸福ほど、特別なものなどこの世にありましょうか。それこそ神々の宝玉さえ、わたくしにとって比べ物になりませんのよ」

「……」


エカテリーナの強みは、この美辞麗句が全くの本心であることだ。ブラコンなので。

紫がかった青い瞳にいっぱいの愛をたたえて見上げるエカテリーナに、アレクセイはもはや言葉もなかった。


「ローゼン卿。わたくしはユールノヴァ騎士団の貴婦人たることを、誇りに思っております。魔獣から力なき民を守る騎士団のありようを、心から尊敬しておりますの。その役割に邁進していただきたいと、願っているのですわ」

「はっ……お言葉、肝に銘じます」


いくぶん残念そうではあれど、ローゼンが胸に拳を当ててこうべを垂れる。


「お兄様。わたくしには、ミナがおりますわ。お兄様が与えてくださった守りでございます。たかが伯爵家の子息一人、ミナ一人で充分すぎるほどと存じます。ですからどうか、まずは話をさせてくださいまし。

万一この身に危険を感じれば、わたくしはお兄様のもとへ駆けてまいります。お兄様は、この世のあらゆる悪しき事から、わたくしを守ってくださる。わたくしはそのことを、知っているのですもの」


エカテリーナのその言葉に、とうとうアレクセイは嘆息する。

そして、言った。


「……お前がそう望むなら」


わーいやったー!


歓喜したエカテリーナは、大きく両手を広げて兄に抱きつく。


「お兄様、大好き!」


本人は、ちょっと前にノリでシスコンブラコン勝負!などと思ったことは忘れていたのだけれど。

アレクセイはこの時に、妹に完敗したのだった。




ただし。

その完敗ゆえに、アレクセイ・ユールノヴァは妹に仇なす者を、さらに苛烈に処するだろう。




お読みくださってありがとうございます!


そして前回は、うちのわんこに温かいお言葉をたくさん、ありがとうございました。

おかげさまで、持ち直しました!

一時は獣医さんが言いにくそうに「いつ不測の事態が起きるか……」なんて口にする状況でしたが、皆様のお気持ちをいただいて、以前の通りに必死でオヤツをねだるまでに回復してくれました。本当に感謝です!


とはいえ、土日両方と平日の夜に仕事から帰ってから、獣医さんに行って点滴してもらうか補液を注射してもらうかしないとならないです。

そしてこのタイミングで、洗濯機まで危篤状態に陥りました……。いやほんとなんで今。

そんなわけで執筆になかなか時間が取れません……すみません。


次回更新は、また一か月ほどいただいて、3月5日とさせてください。

よろしくお願いいたします。

  • ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いいねをするにはログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。

感想を書く場合はログインしてください。
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークに登録している人はこんな小説も読んでいます

転生しまして、現在は侍女でございます。

※アリアンローズから書籍版 1~8巻、コミックス1〜6巻が現在発売中。 ※オトモブックスで書籍付ドラマCDも発売中です! ユリア・フォン・ファンディッド。 ひ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全501部分)
  • 17776 user
  • 最終掲載日:2023/02/01 00:00
【書籍4巻3/10発売】元、落ちこぼれ公爵令嬢です。(WEB版)

【書籍4巻2023/3/10発売予定】 !!!こちらはWEB版です!!! 2章以降、お話自体が書籍や漫画とは別物です【コミックの原作はこちらではなく書籍です】//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全79部分)
  • 15807 user
  • 最終掲載日:2022/11/15 17:27
婚約者に裏切られたので、子爵令嬢から王妃付き侍女にジョブチェンジしてみた

それは待ちに待った15歳のデビュタントの日の事。 他の女性に跪き、愛を乞う自分の婚約者を目撃してしまった子爵令嬢、マーシャリィ・グレイシス。 まさかの浮気現場に//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全116部分)
  • 17361 user
  • 最終掲載日:2023/02/02 00:00
復讐を誓った白猫は竜王の膝の上で惰眠をむさぼる

大学へ向かう途中、突然地面が光り中学の同級生と共に異世界へ召喚されてしまった瑠璃。 国に繁栄をもたらす巫女姫を召喚したつもりが、巻き込まれたそうな。 幸い衣食住//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全174部分)
  • 16590 user
  • 最終掲載日:2022/04/09 19:25
悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。〜ラスボスチートと王女の権威で救える人は救いたい〜

8歳で前世の記憶を思い出して、乙女ゲームの世界だと気づくプライド第一王女。でも転生したプライドは、攻略対象者の悲劇の元凶で心に消えない傷をがっつり作る極悪非道最//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全1541部分)
  • 23184 user
  • 最終掲載日:2023/02/02 21:00
【コミック2月発売】ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する

「リーシェ! 僕は貴様との婚約を破棄する!!!」 「はい、分かりました」 「えっ」 公爵令嬢リーシェは、夜会の場をさっさと後にした。 リーシェにとってこの婚//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全246部分)
  • 28450 user
  • 最終掲載日:2023/01/28 06:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

★アニメ化決定! 2023年1月よりテレビ東京ほかにて放送開始!★ ■■■12月25日 書籍13巻&本編コミック9巻&外伝コミック7巻発売!■■■ ❖❖❖オーバ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全639部分)
  • 17628 user
  • 最終掲載日:2023/01/30 22:42
転生先で捨てられたので、もふもふ達とお料理します   ~お飾り王妃はマイペースに最強です~

【書籍版重版!! ありがとうございます!! 双葉社Mノベルスにて凪かすみ様のイラストで発売中】 【双葉社のサイト・がうがうモンスターにて、コミカライズも連載中で//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全177部分)
  • 18507 user
  • 最終掲載日:2021/12/20 23:00
公爵令嬢の嗜み

公爵令嬢に転生したものの、記憶を取り戻した時には既にエンディングを迎えてしまっていた…。私は婚約を破棄され、設定通りであれば教会に幽閉コース。私の明るい未来はど//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全265部分)
  • 20604 user
  • 最終掲載日:2017/09/03 21:29
誰かこの状況を説明してください

貧乏貴族のヴィオラに突然名門貴族のフィサリス公爵家から縁談が舞い込んだ。平凡令嬢と美形公爵。何もかもが釣り合わないと首をかしげていたのだが、そこには公爵様自身の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全210部分)
  • 17639 user
  • 最終掲載日:2021/09/10 22:22
転生先が少女漫画の白豚令嬢だった

◇◆◇ビーズログ文庫様から1〜4巻、ビーズログコミックス様から條先生によるコミカライズ1~4巻が好評発売中です(オーディオドラマにもなりました)。よろしくお願い//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全248部分)
  • 18627 user
  • 最終掲載日:2022/02/23 21:12
地味で目立たない私は、今日で終わりにします。

 エレイン・ラナ・ノリス公爵令嬢は、防衛大臣を務める父を持ち、隣国アルフォードの姫を母に持つ、この国の貴族令嬢の中でも頂点に立つ令嬢である。  しかし、そんな両//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全223部分)
  • 17377 user
  • 最終掲載日:2022/09/16 17:37
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~

 本が好きで、司書資格を取り、大学図書館への就職が決まっていたのに、大学卒業直後に死んでしまった麗乃。転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いく//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全677部分)
  • 17106 user
  • 最終掲載日:2017/03/12 12:18
やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中

王太子から冤罪→婚約破棄→処刑のコンボを決められ、死んだ――と思いきや、なぜか六年前に時間が巻き戻り、王太子と婚約する直前の十歳に戻ってしまったジル。 六年後の//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全299部分)
  • 18498 user
  • 最終掲載日:2023/01/01 00:00
転生した大聖女は、聖女であることをひた隠す

【2/15(水)ノベル8巻 & ノベルZERO2巻同時発売予定! コミックス7巻発売中! どうぞよろしくお願いします】 騎士家の娘として騎士を目指していたフィー//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全230部分)
  • 21493 user
  • 最終掲載日:2023/01/28 22:00
歴史に残る悪女になるぞ

悪役令嬢にずっとなりたいと思っていたが、まさか本当になってしまうとは……。 現実に直面すればするほど強くなる悪女になる夢を持った少女のお話。 主人公の悪女の基//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全455部分)
  • 20030 user
  • 最終掲載日:2023/02/02 09:00
聖女の魔力は万能です

二十代のOL、小鳥遊 聖は【聖女召喚の儀】により異世界に召喚された。 だがしかし、彼女は【聖女】とは認識されなかった。 召喚された部屋に現れた第一王子は、聖と一//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全183部分)
  • 26444 user
  • 最終掲載日:2023/01/31 11:50
ティアムーン帝国物語 ~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~

2023年、アニメ化決定。 書籍版:1~11巻発売中。 コミックス:1~5巻発売中・WEBにてコミカライズ連載中! 舞台版DVD「ティアムーン帝国物語 THE//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全942部分)
  • 16174 user
  • 最終掲載日:2023/02/02 12:00
転生王女は今日も旗を叩き折る。

 前世の記憶を持ったまま生まれ変わった先は、乙女ゲームの世界の王女様。 え、ヒロインのライバル役?冗談じゃない。あんな残念過ぎる人達に恋するつもりは、毛頭無い!//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全292部分)
  • 23345 user
  • 最終掲載日:2023/01/23 00:00
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

頭を石にぶつけた拍子に前世の記憶を取り戻した。私、カタリナ・クラエス公爵令嬢八歳。 高熱にうなされ、王子様の婚約者に決まり、ここが前世でやっていた乙女ゲームの世//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全51部分)
  • 18308 user
  • 最終掲載日:2020/06/19 12:24
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 17492 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
悪役令嬢は溺愛ルートに入りました!?

【3/7(火)ノベル5巻 & コミックス2巻発売予定です! どうぞよろしくお願いします】 「ひゃああああ!」奇声と共に、私は突然思い出した。この世界は、前世でプ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全197部分)
  • 20059 user
  • 最終掲載日:2023/02/01 22:00
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました

婚約破棄のショックで前世の記憶を思い出したアイリーン。 ここって前世の乙女ゲームの世界ですわよね? ならわたくしは、ヒロインと魔王の戦いに巻き込まれてナレ死予//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 完結済(全344部分)
  • 20030 user
  • 最終掲載日:2022/11/02 22:02
逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります

魔力の高さから王太子の婚約者となるも、聖女の出現によりその座を奪われることを恐れたラシェル。 聖女に対し悪逆非道な行いをしたとして、婚約破棄され修道院行きとなる//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全178部分)
  • 19598 user
  • 最終掲載日:2022/11/10 20:00
今度は絶対に邪魔しませんっ!

【本編完結】異母妹への嫉妬に狂い罪を犯した令嬢ヴィオレットは、牢の中でその罪を心から悔いていた。しかし気が付くと、自らが狂った日──妹と出会ったその日へと時が巻//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全211部分)
  • 25178 user
  • 最終掲載日:2022/11/15 12:00
薬屋のひとりごと

薬草を取りに出かけたら、後宮の女官狩りに遭いました。 花街で薬師をやっていた猫猫は、そんなわけで雅なる場所で下女などやっている。現状に不満を抱きつつも、奉公が//

  • 推理〔文芸〕
  • 連載(全323部分)
  • 19473 user
  • 最終掲載日:2022/12/15 05:24
魔導具師ダリヤはうつむかない

「すまない、ダリヤ。婚約を破棄させてほしい」 結婚前日、目の前の婚約者はそう言った。 前世は会社の激務を我慢し、うつむいたままの過労死。 今世はおとなしくうつむ//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全425部分)
  • 25589 user
  • 最終掲載日:2023/01/28 20:00
転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります

 一迅社アイリスNEOより書籍1~3巻が発売中です。  イラストレーターは八美☆わん先生です。  コミカライズはゼロサムオンラインで炬とうや先生により連載中です//

  • 異世界〔恋愛〕
  • 連載(全287部分)
  • 18940 user
  • 最終掲載日:2023/01/18 10:00