今回はデュワーズの限定ボトル、イリーガルスムースを飲みます。
第一弾がカリビアンスムース、第三弾がポルトガルスームスです。
イリーガルスムースでは、8年熟成を行ったモルト、グレーン原酒をブレンドした後、メスカル樽に入れて仕上げたものになります。
メスカルとは、メキシコで作られるリュウゼツランを使った蒸留酒です。
あれ?それってテキーラじゃないのか、と思ったあなた、実はテキーラはメスカルの一種とも言えるのです。
一般的なメスカルでは、リュウゼツランの茎を蒸し焼きにすることで、スモーキーな香りをつけつつ中のデンプンを糖化させ、そこに酵母を入れて発酵させて「もろみ」を作り、蒸溜を1,2回行います。
一方でテキーラは、その名の由来となったサンティアゴ・デ・テキーラの町及びそれが含まれるハリスコ州で、ブルー・アガヴェと言われる品種のリュウゼツランのみを使い、その茎を蒸して糖化する製法を行い、蒸溜を2回必ず行うという違いがあります。
日本ではテキーラに比べるとマイナーなメスカルの樽だけに、どういう香りや味わいがするのか想像がつかないですね。
液色は少々薄めの琥珀色です。
味わいは、アルコールからの辛みは少々強めで、酸味が強く広がり、ほろ苦さが後に続きます。
味わいは、ほろ苦さが先行するものの、酸味と甘味が半々に追いかけてきます。
味わいは、酸味が先行し、苦みに続いて軽く甘味も得られます。
熟成感もあまりしっかりしたものではないので、ストレートよりもロックや下垂する方がおいしいでしょう。
700mL、アルコール度数40度、価格は2500円ほど。
メスカル樽仕上げの8年もの
イリーガルスムースは、デュワーズの限定ボトルの第2弾で、2022年5月に発売されました。第一弾がカリビアンスムース、第三弾がポルトガルスームスです。
メスカルとは、メキシコで作られるリュウゼツランを使った蒸留酒です。
あれ?それってテキーラじゃないのか、と思ったあなた、実はテキーラはメスカルの一種とも言えるのです。
一般的なメスカルでは、リュウゼツランの茎を蒸し焼きにすることで、スモーキーな香りをつけつつ中のデンプンを糖化させ、そこに酵母を入れて発酵させて「もろみ」を作り、蒸溜を1,2回行います。
一方でテキーラは、その名の由来となったサンティアゴ・デ・テキーラの町及びそれが含まれるハリスコ州で、ブルー・アガヴェと言われる品種のリュウゼツランのみを使い、その茎を蒸して糖化する製法を行い、蒸溜を2回必ず行うという違いがあります。
日本ではテキーラに比べるとマイナーなメスカルの樽だけに、どういう香りや味わいがするのか想像がつかないですね。
テイスティング
グラスからの香り、液色
グラスからはラムレーズンとシロップのような香りが感じられます。液色は少々薄めの琥珀色です。
ストレート
先に燻製のようなスモーキーな香りが広がり、後からラムレーズン、パイン、青リンゴの香りが続きます。味わいは、アルコールからの辛みは少々強めで、酸味が強く広がり、ほろ苦さが後に続きます。
ロック
ラムレーズンの香りの後にリンゴ、パイン、モモのフルーティーさが広がり、軽くスモーキーな香りも加わります。味わいは、ほろ苦さが先行するものの、酸味と甘味が半々に追いかけてきます。
ハイボール
リンゴ、ラムレーズン、モモの香りが先に訪れ、ほんのりとスモーキーさも感じつつ、後からカカオの香りも続きます。味わいは、酸味が先行し、苦みに続いて軽く甘味も得られます。
特別な樽感ははし
全体的に飲んでみて、特に特徴的、個性的という感じは少なく、熟成自体をメスカル樽を使って行わないと本領を発揮しないのではないかとも思いました。熟成感もあまりしっかりしたものではないので、ストレートよりもロックや下垂する方がおいしいでしょう。
700mL、アルコール度数40度、価格は2500円ほど。
<個人的評価>
- 香り B: ラムレーズン、リンゴ、パイン、桃の香りとともにスモーキーさも感じられる。
- 味わい C: 苦みが前に出てきて酸味、甘みへと続く。
- 総評 C: 特別感が少なく、それを期待すると失望するかも。