お客様の声をフィードバックさせた装置、撮影ソフトウエアを開発提供できるので、サンプルに合わせた最も効率のよいX線CT装置をご提案します。 ハーフスキャン、フルスキャン、ノーマルスキャン、オフセットスキャン、間歇スキャン、連続スキャン、多段スキャンの豊富な撮影モードを搭載、最速 30fpsにて20秒※の高速撮影、最速4秒の高速再構成を実現します。
※装置の組み合わせによって変わる場合があります。
サンプルセットから3断面CT画像表示までワンタッチの簡単撮影操作、パソコン上でサンプルのセンタリングができ、自動シフト値計算機能(※弊社独自機能)で難しいシフト値合わせも自動化できます。
当社のX線CT装置は、食品加工会社、薬品会社、機械製造メーカー、電池製造メーカー、研究機関様等、様々なお客様のお困りごとにお応えします。多種多様なサンプルを最適な条件で撮影し、お客様にご満足いただける画像を提供しております。ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
パッケージ内に異物の混入がないかチェックしたい
(食品加工会社様)
カプセル内部の薬品の分布構造を確認したい
(薬品会社様)
製造条件を決定するためにCTを使って
電池の品質管理を行いたい
(電池製造メーカー様)
生体への負担が少なくて済むX線CT撮影方法で
マウスの撮影を行いたい
(研究機関様)
微小、小型、中型、低比重サンプルの解析に優れ、X線管2種類、X線検出器5種類の組み合わせが可能です。コストパフォーマンスに優れた定価1,000万円台の小型X線CT装置です。
撮影したいサンプルに合わせて11種類のX線管、15種類のX線検出器の組み合わせが可能です。筐体サイズ、X線焦点~検出器間距離、倍率方向、高さ方向のストロークおよび、高さ方向の上部自由空間はお客様の仕様にミニカスタマイズします。
お客様の特殊な使用目的に沿ってX線管、X線検出器を選抜した上で、ステージ、筐体を新規に設計・製作します。撮影、再構成ソフトウエアもフルカスタマイズできるので、撮影から保存まで全自動化も可能です。
レントゲン検査(単純X線検査)画像は、検査対象にX線を照射させ、透過したX線量の差をコントラストとして表現するもので、身体の厚みに関わらず、すべて平面に投影される2次元画像となるため身体の厚み方向の情報が欠落しています。
X線CT撮影画像は、検査対象のすべての方向からX線を照射させた透視画像を再構成演算により3次元画像に生成します。全方向の位置情報を得ることができるので、以下の目的に利用することができます。
●サンプルを破壊することなく未知の物体の内部を正確に可視化、観察することができます。
●サンプルを破壊することなく物体の内部の異物や、ボイド・クラック等の欠陥を抽出することができます。
また、これらの面積や体積や位置を正確に計測することができます。
●3次元寸法計測を容易に、正確に行うことができます。設計値との比較や、摩耗、劣化状況などを定量化することができます。
●撮影対象物のデータからは、視覚的にわかりやすい画像や動画が作成できます。
●STLデータとして3Dプリンタにご利用いただけます。
●抜き取り検査やインライン検査により、製品の良否判定に供することができます。
【撮影方法の違い】
撮影方法 | メリット | |
---|---|---|
連続スキャン | ステージ連続回転中にビュー数ピッチにタイミングを合わせて撮影、画像を取り込む撮影法。 | 高速撮影が可能です。 |
間歇スキャン | ビュー数ピッチ毎にステージ回転⇒ステージ停止⇒画像取得⇒ステージ回転⇒ステージ停止⇒画像取得を繰り返す撮影法。 | 高画質撮影に適しています。 |
【撮影時間(例)】
ビニング | フレームレート | ビュー数 | 撮影時間 |
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1×1 | 30fps | 1200 | 50秒 |
1×1 | 15fps | 1200 | 90秒 |
2×2 | 60fps | 600 | 25秒 |
2×2 | 30fps | 600 | 30秒 |
説明 | |
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手動シフト値計算 | X線検出器の中心を検体の回転中心のデフォルト値として、そこから左右(+、-)いずれかに回転中心を1ピクセル単位でシフトさせながらCT画像を作成します。画像の輪郭が最もシャープになったものを目視で判断し、その位置をシフト値とする方法です。 |
自動シフト値計算 |
X線検出器の中心から左右(+、-)50ピクセルの範囲をシフト値判定エリアと定め、CT画像のヒストグラムのmean値が最大となる方向にシフト値を追い込んで、0.1ピクセル単位で自動で確定させる方法です。 |
NVIDIA Quadro RTX 4000 8GBの高速グラフィックスボードにより業界最速の高速再構成演算を実現します。
画像サイズ | 再構成演算時間 |
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512×512×512 600ビュー フルエリア |
< 4秒 |
992×992×992 1200ビュー フルエリア |
< 26秒 |
撮影条件は、プロフェッショナルオペレーションモードとイージーオペレーションモードに選択できます。
撮影サンプルごとに撮影条件を変更できるプロフェッショナルオペレーションモードは、X線管電圧、X線管電流、ビニング、フレームレート、ビュー数、積算回数、検体物理位置(X軸、Y軸、Z軸、Φ軸)等をオペレーターが自由に設定できるモードです。
設定後の撮影条件を保存することができ、任意に条件を読み出して設定ができるため、期間を開けて同一検体、類似検体撮影をする場合などに利便性が高くなります。
撮影条件設定後ボタン1クリックで校正データ採取⇒撮影⇒自動シフト値計算⇒再構成演算⇒3断面表示まで全自動で実行するモードです。
同一検体を連続して撮影する場合など、装置にある程度操作を任せられるため、オペレーターの負担が軽減されます
各種アプリケーションソフトウエアをバンドル可能です。上記以外のアプリケーションソフトをご検討されている場合はご相談ください。