自由になったらマスクは 秋田駅前で30人に聞く 大半「つけない」
もうマスクは手放せない? 新型コロナウイルス感染防止のための室内でのマスク着用が、個人の判断に委ねられる方針が示されたことについて、街の人に尋ねると「それでも着用する」と話す人が圧倒的に多かった。あなたはどうしますか?――
政府は1月27日、新型コロナ感染症対策本部で、新型コロナの感染症法上の分類を5月8日に季節性インフルエンザなどと同じ「5類」に引き下げることを決めた。「5類」移行に伴い、政府は室内でもマスクの着用を原則個人の判断に委ねる方針を示している。
朝日新聞秋田総局と秋田朝日放送は共同で1月28日、JR秋田駅近くで30人に聞いた。「自由になったらマスクはどうしますか?」
その結果、大半の26人が「つける」と答えた。感染への不安を口にする人が多く、30代の女性は一度感染し、高熱が出たとして、「もう二度とかかりたくないから外さない」。
60代の会社員の男性は、高齢の両親と同居していることを理由に挙げた。「まだまだ心配。コロナには波があるから、政府の判断は時期尚早だと思う」と話した。
20代の会社員の女性は、「友達との写真もマスク姿ばかりで少し寂しい」としながらも、「もう顔を出すのが恥ずかしい」と言い、着用を続けるという。
一方、「つけない」と答えた50代の会社員の女性は「マスクは息苦しい。昔の生活に戻れるのが今から楽しみだ」と笑顔。
60代のパートの女性は「慣れてしまったから、自分は外すことに抵抗がある」としながらも、「つけるもつけないも、それぞれの考えが尊重される社会が大切。次第に元通りの世の中に戻る一歩になれば」と期待していた。
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