ファイナンシャルプランナー3級はFP試験の入門編。
基礎的な知識を問う内容のため、独学でも十分に合格が狙えます。
とは言え、受検をお考えの方の中には「本当に独学で合格できるの?」「どのように勉強を進めていけばいいのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、ファイナンシャルプランナー3級試験の勉強方法と実技対策について、わかりやすく解説していきます。
ファイナンシャルプランナー3級の効率的な勉強法を知りたい方は、ぜひチェックしてみてください。
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目次
ファイナンシャルプランナー3級試験は独学でも合格できる
ファイナンシャルプランナー3級は、独学での対策が可能な試験です。
理由は以下の3つとなります。
- 合格率が約40〜80%と高い
- 市販のテキスト、過去問が充実している
- 試験方式がマークシート、択一式で対策がしやすい
ファイナンシャルプランナー3級は、FPに関する基礎的な知識を問う試験です。
合格率は約40%〜80%となっており、国家資格の中では難易度の低い試験とされています。
特に、日本FP協会の試験の合格率は学科・実技共に75%を超えているため、きちんと対策さえすれば多くの人が合格できる難易度だと言えるでしょう。
また、ファイナンシャルプランナー3級は人気の高い国家資格であるため、市販されているテキスト、過去問も比較的充実しています。
試験の方式は、マークシート式。
文章の記述や口述などの難しい対策は必要ありません。
全体の60%以上の正答率で合格となり、試験の内容も例年過去問の焼き直しが多いため、過去問中心の学習方法でも対応可能です。
そのため、独学でも十分に合格が狙えます。
ファイナンシャルプランナー3級試験の勉強方法
ファイナンシャルプランナー3級を独学で学んでいく場合に、どのようなことに注意して勉強を進めていけば良いのでしょうか。
ここからはファイナンシャルプランナー3級の勉強方法について解説していきます。
勉強時間の目安
ファイナンシャルプランナー3級試験の勉強時間は、約30時間〜100時間程度と言われています。
とは言え、資格試験の勉強時間は、もとからある知識や学習スタイルなどに左右されるなど個人差があります。
自分に合った勉強時間を確保しておくようにしましょう。
※関連コラム:ファイナンシャルプランナー3級合格に必要な勉強時間・期間は?
過去問の活用がカギ
ファイナンシャルプランナーの試験は過去に出題された問題からの流用が多く、例年似たような問題が多数出題されています。
そのため、過去問を繰り返し解き、確実に得点できるようにすれば、それだけでも合格圏に入ることが可能です。
過去問は必ず活用するようにしましょう。
※関連コラム:ファイナンシャルプランナー3級は過去問のみで受かる?何年分やるべき?
具体的な勉強方法と流れ
ファイナンシャルプランナー3級試験を最短で合格するために、おすすめの勉強の流れは以下の通りです。
ファイナンシャルプランナー試験における勉強の流れ
- 学科用の問題集(アウトプットテキスト)を全て解き、出題のツボを掴む
- 覚えるべきところが分かれば、ひたすら覚える
- 実技テキストを解く(学科と分野もリンクしているので理解も深まります)
- 過去問集を全て3回以上解く
まずは問題を解きます。
問題を最初に解いた方が、「どういった問題が出題されているのか」「何を優先して覚えれば良いのか」がわかるようになるためです。
その上で覚える作業に移りましょう。
出題傾向を把握できていれば、スムーズに覚えられるはずです。
学科のテキストが終わったら、実技のテキストを解きます。
学科と実技は分野的にリンクしているため、両方を解くことでより理解も深まります。
その後は、とにかく過去問を繰り返し解くようにして下さい。
間違えたところは、解答をよく読み、場合によってはテキストに戻って一つ一つ理解していくことが大切です。
本番形式で解答するのも有効です。
そうすることで、時間配分も体得でき、試験当日も焦らず問題を解いていける実力が身につくでしょう。
テキスト・問題集の選び方
テキスト選びでは、以下のポイントを抑えることが重要です。
- 目的に合ったテキストを選ぶ
- 最新のテキスト・過去問題集を購入する
- テキスト・過去問題集はシリーズを統一する
- カラー、イラスト・図の量等は好みで選択する
短期合格を狙う人のために、内容が要点化されたものもあれば、2級、1級を見据え出題範囲のカバー率の高いものまであるため、目的に合わせたテキストを選択することが大切です。
ファイナンシャルプランナーのように法律系の試験は法改正が影響し、改正点は直後の試験で出題されやすい傾向があります。
そのため、テキストは必ず受験時点での最新のものを購入するようにしましょう。
また、テキスト・過去問題集は同一のシリーズで揃えるのが鉄則です。
資格試験のテキストはイラストや図の量、フルカラーまたは2色刷りなど、デザイン、構成のバリエーションも様々です。
どのタイプにもメリット、デメリットがあるため、最終的には自分の好みで選択するのが良いでしょう。
※関連コラム:ファイナンシャルプランナー3級の独学におすすめテキスト・参考書・問題集6選
FP3級試験の実技対策
ファイナンシャルプランナー試験は午前の学科試験、午後の実技試験の2つの問題を受験することになります。
実技対策は学科と同様の勉強で対応可能です。
「実技」というと論述や口述問題など、難易度の高いイメージがありますが、ファイナンシャルプランナー3級の場合は筆記のみ。
選択肢から適切なものを選び記入するだけなので、気負う必要はないでしょう。
また、出題範囲も学科試験と同じです。
そのため、実技試験のみの特別な対策というものは必要ありません。
ただし、解答時間は学科2時間に対し、実技1時間で、実技の方が時間ギリギリになることもあります。
制限時間内に解答する練習は行っておいた方が良いでしょう。
実技試験の選択方法
ファイナンシャルプランナー3級は申し込み先が日本FP協会ときんざいの2団体であり、学科試験は同一のものですが、実技試験は3種類に分かれています。
- 資産設計提案業務⇒FP協会
- 個人資産相談業務⇒きんざい
- 保険顧客資産相談業務⇒きんざい
このうち、きんざいの「保険顧客資産相談業務」は、保険に関する仕事に就いている人、保険に関する知識を得たい人向けの試験内容となっています。
きんざいの「個人資産相談業務」とFP協会の「資産設計提案業務」は、出題範囲・難易度ともにほとんど変わりません。
どちらの試験を選んでも大差はないでしょう。
ただ、FP協会の「資産設計提案業務」の方が合格率が高くなっています。
(受験者層の違いを加味しても、合格率が若干高いと推察される)
どちらか迷ってしまう場合は、FP協会の「資産設計提案業務」を選ぶのが無難です。
※関連コラム:ファイナンシャルプランナー3級試験の実技はどっちが良い?きんざい?FP協会?
独学が不安なら…
ファイナンシャルプランナー3級の試験は難易度が低く、対策のしやすいものとなっています。
そのため、独学でも十分に合格を狙えるでしょう。
勉強方法は過去問を中心に、繰り返し問題を解くことを意識して下さい。
出題傾向を早く掴むことができれば、効率的に勉強を進めることができます。
しかしそうは言っても、「金融・法律系の勉強に不安がある」「将来的にはファイナンシャルプランナー2級、1級などの上位資格の受験を考えている」といった方も多いのではないでしょうか。
そのような場合には、通信講座の利用がおすすめです。
通信講座なら、独学よりも効率的に勉強を進められるので、短期合格も目指せます。
それだけでなく、より理解を深めることができるため、上位資格を目指す場合にも役立つでしょう。
教材選びや法改正などの独学でのデメリット、不安も解消し、勉強に集中することもできます。
独学に不安を感じるなら、ぜひ通信講座の利用も検討してみて下さい。
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