高橋樺子、志半ばで倒れた女性医師の“魂”を歌い継ぐ[2023/01/31 19:42]

https://news.tv-asahi.co.jp/news_geinou/articles/hot_20230131_150.html

 歌手・高橋樺子が31日、都内で新曲「さっちゃんの聴診器」の発売記念イベントを行った。
2011年に東日本大震災の復興支援曲「がんばれ援歌」でデビュー以降、“平和”をテーマに歌い続けてきた高橋が、沖縄発の新レーベル「UTADAMA MUSIC」から新たな平和を求めて歌声を届ける。
同レーベル第1弾シングルとなる新曲は、ホームレスの支援活動に従事し「西成のマザーテレサ」と呼ばれた女医がテーマ。大阪・西成に実在し、30代の若さで死去した矢島祥子さんの半生を描く。作詞は高橋が慕う作詞家・もず唱平氏、作曲は祥子さんの実兄・矢島敏氏が務めた。
高橋は、「実在した方なので、たくさんの人に知っていただくのは大役だと思った」と振り返りつつ、「矢島祥子さんは知れば知るほど、魅力のある憧れる女性なので、だんだんとこの歌を強く歌いたいという気持ちが芽生えた」と明かした。
イベントでは同曲など5曲を熱唱。「この歌を歌うときは、祥子先生が常にエールを送ってくださっていると思っています」と思いをめぐらせた。
デビューから今年で12年。高橋は、「歌をツールにいろんな方と向き合って、大きな輪にしていきたい」と意気込む。今後の目標を聞かれると、「『平和の歌姫』と言われるようになっていきたい。世界に響けるように頑張りたい」と堂々と宣言した。