秘密取得「転職先でマウント」 かっぱ寿司・前社長、公判で説明
回転ずしチェーン「はま寿司」(東京都港区)の親会社に在職中、営業秘密を不正取得したなどとして不正競争防止法違反(営業秘密領得など)の罪に問われた「かっぱ寿司」を運営する「カッパ・クリエイト」(横浜市西区)前社長田辺公己被告(46)の公判が1日、東京地裁で開かれ、被告は秘密を持ち出した理由を「転職先で『何も知らない』とばかにされると困るから」と述べた。
田辺被告は、2020年にカッパ社に移ったが「ライバル社からの転職に強い反発があった」とし、カッパ社社員に営業秘密のデータを送ることで「すごいと思われたい、マウントを取りたいと思った」と述べた。