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籠池夫妻、近く収監 最高裁が異議申し立て棄却

国や大阪府、大阪市の補助金をだまし取ったとして詐欺罪などに問われ、上告が退けられた学校法人「森友学園」(大阪市)理事長、籠池泰典被告(69)と妻、諄子被告(66)の異議申し立てについて、最高裁第1小法廷(深山卓也裁判長)は1日までに、棄却する決定をした。

泰典被告を懲役5年、諄子被告を同2年6月とした二審判決が確定し、近く収監される見通し。決定は1月30日付。

2022年4月の二審・大阪高裁判決によると、両被告は共謀し、大阪府豊中市で開校を計画していた小学校の建設を巡り、虚偽の契約書を提出して国の補助金約5600万円を詐取。また運営する幼稚園の教員数などを偽り、府と大阪市の補助金計約1億2000万円をだまし取った。

20年2月の一審・大阪地裁判決は泰典被告を懲役5年とする一方、諄子被告については起訴内容の一部を無罪とし、執行猶予をつけた。二審判決はいずれも実刑が相当だと判断。最高裁は23年1月10日付で、両被告の上告を棄却する決定をしていた。

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