Epic Gamesは3月30日、『フォートナイト』にてNintendo Switch版における体験が改良するアップデートをおこなった。具体的には描画機能が強化され、コンソールのGPUをより効率的に使用できるようになるという。
従来の解像度は、携帯モードで1000×560(560p)、TVモードで1390×780(780p)が想定されていた。今回のアップデートにより、双方のモードにて解像度が大幅に改善され、パフォーマンスが低下することなく映像が鮮明になる。具体的には携帯モードで1170×660(660p)、TVモードで1560×880(880p)の解像度が見込まれる。携帯モードにおいては、ピクセル比で38%増加が想定されているわけだ。公式画像の比較を参照すると、アップデート後のバージョンにおいては木々の葉の1枚1枚まではっきり確認できることがわかる。
またフレームレートの安定性が改善されるとともにカクつきも軽減され、全体的によりスムーズな体験を実現しているという。またNintendo Switch版のプレイヤーは新アップデートによりストレージを約140MB節約するとのこと。『フォートナイト』といえばPC版で数十GB規模の容量ダイエットが重ねられてきた(関連記事)。Nintendo Switch版においても、小規模ながら同様の試みがおこなわれているようだ。
アップデートによりNintendo Switch版ソフトウェアのパフォーマンスが改善されるケースは珍しい。過去の事例では2019年『クラッシュ・バンディクー レーシング ブッとびニトロ!』において、Nintendo Switch版で「Boost Mode」を利用するパッチが配信。ロード時間の向上が図られるアップデートが施された(関連記事)。解像度を上げるとなると、かなりハードルが高いはず。ゲームエンジンを開発するEpic Gamesだから実現できたことなのかもしれない。
『フォートナイト』は現在、チャプター2シーズン6を開催中だ。