ジャンプシャフトを作る。
四半世紀前に作った自作ジャンプ
キュー用のシャフトをカットする。
手持ちのアッシュ材のMezzエア
ドライブ(Mezz初のジャンプ専用
キュー1型)のシャフトと連結させ
るバット兼シャフトを作る為だ。
パイロットのデベソ部分をピラニ
アでカット。
ピラニアソーは優秀で、1980年代
前半のエアソフトガンのカスタム
には必須で、カスタム製作者の誰
もが使っていた。
私もピラニアを使い、真鍮パイプ
をカットしたりバレルやケースレ
スマガジンを作った。
まだバレルは樹脂製であり、また、
BB弾のみの構造の物は無く、ケ
ースレスさえメーカーは作っては
いなかった。
当然、電動ガンどころかガスガン
さえもこの世には存在しない頃。
私はケースレスシステムを自作し
たエアソフトガン第一世代だ。
萌系アニメとフィギュアが登場
した時の世代。私たちは「新人類」
と呼ばれた。
不朽の名作劇画『バリバリ伝説』
の連載が少年マガジンで始まっ
た頃だ。
パイロットッテドの出っ張りを
切断。
ホームセンターで購入してきた
5/16-18のインチボルトを連結
に使うので、仮合わせ。出の寸
を見る。
カットしたシャフトは刃物で平面
カットしたシャフトは刃物で平面
を出す。
エアドライブはクイックリリース
エアドライブはクイックリリース
でネジの飲み込みが浅い。
出る長さを測る。
作業は現合(げんごう)で行なう。
作業は現合(げんごう)で行なう。
実測計測が重要。
ボルトはカットして止めネジを
ボルトはカットして止めネジを
作るが、コンマミリ程長めに切
ってヤスリでエンドを仕上げる。
それを見越した寸法出しをする。
ジョイントリング部分は、エア
ドライブが21.0ミリ、カットシ
ャフトが21.6ミリなので削って
繋いだ時に段差が出ないように
加工する。最終的にはポリッシュ
してクリアでコーティングする。
取り付ける予定の樹脂タップは
14ミリである。
カット材は15.8ミリなので14.5
ミリまで削った。刃物で。
例によって桂剥き。
タップの側面成形と同じだ。
刃物には切れるアングルがある。
上の画像よりもこの角度のほう
が切削対象に対して刃が鋭角に
なるので切れる。
こうしたことは料理をする者は
包丁人でなくとも自然と体感的
に把握している。
料理の時の桂剥きは包丁をシー
ソーのような細かい動きをさせ
るが、タップやシャフトの削り
では刃物側は一切動かさない。
人差し指の背を当ててアングル
が狂わないように決める。
この要諦はタップ側面成形切り
では必須。
刃物のみで整えたテーパー。
さらに補修しながらテーパーを
直線的に整えて行く。
見た目で違和感が無くなれば
見た目で違和感が無くなれば
よい。プレーシャフトと違い、
テーパー理論よりも別なファク
ターが支柱となるのがジャンプ
キューだからだ。
先ほど計測した出寸法でボルト
先ほど計測した出寸法でボルト
を切断。
整形の削り代を勘案してコンマ
単位長くカットする。
仮止めの仮合わせ。
計算通りだ。締め込んでミリ
仮止めの仮合わせ。
計算通りだ。締め込んでミリ
以下の隙間がある。
これはボルトの削り込みで合
わせて行く。
エアドライブが飲み込み代が
短いため、連結時の安定固定の
ために、できる限りネジ部を長
く取りたいからだ。
これは現合でやるほうが確実だ。
平カットされた既存方向部分を
見える表にする。
当然締め込んで埋まる側を削る。
本日ここまで。
あとはボルトの削り込み整形と
ねじ込み接着。
そして、クリア塗装だ。
最後に樹脂タップを先端に直に
接着してシャフトの削り整形と
ポリッシュをする。
余ったこれは何に使おうか(笑
ここからカットして、ストラップ
の根付にでもしますか。
Mezzから以前新アイデアである
長短ダブルシャフトのエアドライ
ブのジャンプキューが発売されて
いたが、自作するのも楽しい。