資格は使い道があってこそ、取得する価値が生まれます。
宅建は毎年20万人が受験する人気の資格です。
宅建資格を取得することでさまざまなことができるようになります。
この記事では、宅建士になると何ができるのか?できることと資格の使い道を解説します。
関連コラム:宅建士とは?主な仕事内容と求められる能力について
目次
宅建士になるとできること①独占業務
宅建を取得して宅建士として登録をすることでできることとして、不動産業者での独占業務があります。
宅建士の独占業務は以下の内容です。
- 重要事項の説明
- 重要事項説明書への記名押印
- 契約書への記名押印
これらの業務を宅建士以外がおこなうと、罰則が課されます。
そのため、必ず宅建士がおこなうことになります。
宅建士になるとできること②年収アップ
宅建士になるとできることとして、年収アップも挙げられます。
宅建士の資格を取得すると年収アップにつながる可能性があります。
なぜなら、基本的に宅建士が活躍することになる不動産業界は、平均年収が他の業界と比べて高いからです。
厚生労働省『令和3年賃金構造基本統計調査』によると、不動産業・物品賃貸業の平均年収は500.6万円です。(平均月収32.6万円×12か月+平均年間賞与109.4万円)
また、全産業の平均年収は489.6万円です。(平均月収33.5万円×12か月+平均年間賞与87.6万円)
つまり、不動産・物品賃貸業の平均年収は、全産業よりやや高くなっているのです。
また、宅建士には資格手当が設定されているところが多く、その相場は、およそ毎月2~3万円です。
そのため、宅建を取得していると年間24万~36万円ほど年収が増えるといえます。
宅建士になるとできること③転職・キャリアアップ
宅建の資格を取得すると転職やキャリアアップにつなげることもできます。
例えば、不動産業界はもちろんのこと、金融業界でも宅建資格保有者を募集しているケースは多いです。
そのため、転職に活かして年収アップにつなげられるチャンスがあります。
また、宅建を取得することで開けるキャリアアップの道もあります。
宅建を取得することで、将来の選択肢が広がります。
宅建士になるとできること④独立開業
宅建士の資格があれば、独立開業も目指すことができます。
独立開業はリスクもありますが、上手くいけば高年収を得ることも可能です。
中には、年収1,000万円を超える宅建士も存在します。
宅建士として独立開業するためにはある程度の元手が必要になりますが、元手と宅建資格さえあれば独立開業できます。
宅建士になるとできること⑤副業
宅建資格があれば、副業もできます。
例えば、休日だけ宅建士として不動産業者で働くことができます。
休日は宅建士が不足しがちであり、副業として宅建士の仕事をしてくれる人材に対するニーズがあるからです。
また、予備校の講師や家庭教師として副業をするという選択肢もあります。
宅建は人気のある資格であるため、宅建の勉強の指導をできる人材に対するニーズも大きいです。
そして、宅建に関する知識を活かしてライター業をすることもできます。
専門的な知識のあるライターは重宝されるため、仕事の受注がしやすいです。
宅建士になるとできること⑥ダブルライセンスへの挑戦
宅建を取得すると、ダブルライセンスの取得を目指すこともできます。
FP、行政書士、管理業務主任者やマンション管理士、不動産鑑定士など、宅建の勉強をした経験が活かせる資格はたくさんあります。
せっかくであればダブルライセンスも狙ってみてはいかがでしょうか。
宅建士になるとできること⑦自分の身を守る
宅建の取得は、日常生活の役にも立ちます。
例えば、家を買う時や借りる時に、宅建試験の勉強で学んだ知識が活きる場面があります。
つまり、自分を守れるようになるのです。
そして宅建の免許は身分証明書にもなるため、運転免許証を持っていない方にとってはありがたいでしょう。
まとめ
ここまでお話してきたように、宅建を取得することでできることはたくさんあります。
宅建は積極的に取得する価値のある資格だといえます。
今宅建取得に向けて勉強を頑張っている方はぜひ継続していただきたいですし、この記事をきっかけに宅建に興味を持たれた方も、ぜひ宅建取得を目指していただきたいです。