HawkEye360(電波監視衛星)
世界初となる商用電波観測衛星を用いた陸海空の地理空間情報提供サービス
船舶、航空機、トランシーバー等はそれぞれ固有の電波を出しており、それらの電波を捕捉、膨大な電波パターンをAIが学習することにより、観測対象物の識別をあたかも指紋のように行えるようになります。
Spatio-i
官公庁・自治体・政府機関
世界初の商用電波観測衛星
HawkEye360は、世界で初めての商用電波観測衛星。
地上から発信される電波を3機1組の衛星(クラスター)で受信し、以下情報を提供します。
- 電波発信場所の特定
- 電波特性解析による対象物(船舶等)の特定
- 指定電波の電波密度を測定し、対象エリアの変化を観測
システム
- 地上から発信される各種電波を3機の衛星(クラスター)で捉え、受信時刻・受信周波数を地上へ送信
- クラスターを構成する衛星への電波到達時間の差、周波数偏移から電波発射体の位置を特定
- 衛星再訪時間
2019年:4~6時間
2021年~:12~35分
現在の測定スペクトラム
ユーザー要求により随時追加
測定可能出力
未知信号:5W以上
既知信号:1W以上
基本サービス
RFGeo
対象物から発信される電波(VHF、UHF、L-band、X-band 等)を受信解析し、その対象物の位置を特定
RFMosaic
特定周波数の電波(レーダー、衛星TT&C信号、GPSジャミング信号 等)の電波密度を測定し電波ヒートマップを作成。その発信源の特定や電波パターンの変化による異常事態の発生を検知
第1クラスター衛星諸元
- サイズ:27×20×40cm
- 重量:15kg
- 軌道(高度):極軌道(575km)
- 位置制度:1,000m以下(CEP)
- 再訪時間:6時間(赤道付近)4時間(中緯度付近)
※10クラスターの場合20~30分 - 観測結果配信時間:観測後4時間以内
第1クラスターの電波検出範囲
想定利用例
- AIS情報の正誤判定
- AIS以外の電波信号による船舶検出
- 不審船の追跡
- 電波ヒートマップからの異常検出
- GPS妨害電波発信源の特定
- レーダー電波発信源の特定