ネットワーク仮想化の研究・開発で国内外が注目!
「クラウドによるグリーンITの実現」という想いの元、2010年1月に創業した株式会社ミドクラ(現ミドクラジャパン株式会社)。主力事業としてクラウドコンピューティングの研究開発のソフトウェア開発を行なっており、2011年には総額1億円強をビットアイル、NTTインベストメントパートナーズ、1stホールディングスなどが出資している。
クラウドコンピューティングの分野は、第三の産業革命と言われるほど画期的で、今日では多くの企業がコスト削減やリードタイムの短縮を目的に、サーバーやストレージの仮想化が浸透している。しかし、コンピュータシステムに不可欠なネットワークの仮想化については、ほとんど手付かずだった。そのため、仮想化されたはずのコンピュータシステムが、ネットワークだけは機器間の物理構成に制限がかかってしまい、クラウドの特性を活かしきれなくなることが認識されるようになってきている。
ネットワーク仮想化によって、「Configurable(構成の柔軟性)」「Scalable(スケーラビリティ/拡張性)」「Fault Tolerant(耐障害性)」が実現できるようになる。
それについて、いち早く注目し、研究・開発を進めてきたのが、同社である。
現在、同社ではネットワーク仮想化ソフトウェア「MidoNet」を開発しており、既に試験運用も進んでおり、この分野で先行する会社として、国内外から注目をされている。