宅地建物取引士、通称「宅建士」という資格、一度は耳にしたことがあるという方も多いのではないでしょうか。
今回のコラムでは、宅建試験の合格点や合格率、難易度や勉強時間・勉強法などについて解説していきます。
宅建試験の合格を目指す方や、興味がある方はぜひご覧ください。
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宅建試験の合格点について
宅建試験はマークシート形式の試験であり、50点満点の試験です。
1問1点のため、50問出題されます。
そして合格点は一律に固定されているわけではなく、毎年変動します。
『令和4年度宅地建物取引士資格試験結果の概要』によると、令和4年度における宅建試験の合格点は36点(合格者数38,525人)という結果でした。
宅建試験の合格点の推移 合格ラインについて
それでは、具体的に合格点はどの程度変動しているのでしょうか。
過去の合格点の推移を見ていきましょう。
年度 | 合格点 |
令和4年度(10月実施分) | 36点 |
令和3年度(12月実施分) | 34点 |
令和3年度(10月実施分) | 34点 |
令和2年度(12月実施分) | 36点 |
令和2年度(10月実施分) | 38点 |
令和元年度 | 35点 |
平成30年度 | 37点 |
平成29年度 | 35点 |
平成28年度 | 35点 |
平成27年度 | 31点 |
平成26年度 | 32点 |
平成25年度 | 33点 |
平成24年度 | 33点 |
平成23年度 | 36点 |
平成22年度 | 36点 |
最高点と最低点の差は大きいですが、合格ラインはマークシート(4択)で50問中、31〜38問正解する必要があります。
そのため、まず目標として34~38点を安定して得点できるように勉強するのが大切であるといえます。
合格率の推移
それでは合格率は概ねどのくらいで推移しているのでしょうか。
『令和4年度宅地建物取引士資格試験結果の概要』によると令和4年度宅建試験の合格率は17.0%(受験者数226,048人 、合格者数38,525人)という結果でした。
以下で、過去の合格率を表にまとめまていますので見ていきましょう。
年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
令和4年度(10月実施分) | 226,048人 | 38,525人 | 17.0% |
令和3年度(12月実施分) | 24,965人 | 3,892人 | 15.6% |
令和3年度(10月実施分) | 209,749人 | 37,579人 | 17.9% |
令和2年度(12月実施分) | 35,261人 | 4,610人 | 13.1% |
令和2年度(10月実施分) | 168,989人 | 29,728人 | 17.6% |
令和元年度 | 220,797人 | 37,481人 | 17.0% |
平成30年度 | 213,993人 | 33,360人 | 15.6% |
平成29年度 | 209,354人 | 32,644人 | 15.6% |
平成28年度 | 198,463人 | 30,589人 | 15.4% |
平成27年度 | 194,926人 | 30,028人 | 15.4% |
平成26年度 | 192,029人 | 33,670人 | 17.5% |
平成25年度 | 186,304人 | 28,470人 | 15.3% |
平成24年度 | 191,169人 | 32,000人 | 16.7% |
平成23年度 | 188,572人 | 30,391人 | 16.1% |
平成22年度 | 186,542人 | 28,311人 | 15.2% |
この数値は決して高いものとは言えないため、しっかりと対策を行うことが必須条件となります。
もっとも、宅建試験には受験資格がないからこそ受験者数が非常に多いのが特徴です。
したがって、受験者数が多いからこそ合格者の割合が少なくなっているともいえますので、あまり合格率を見て躊躇する必要はありません。
計画的な学習が合格へと繋がります。
関連コラム:宅建の難易度は大学や偏差値でいうとどのくらいなのか?
宅建の解答速報について
アガルートにて10月16日 15時16分に公開した解答速報は下記となります。
問01 問02 問03 問04 問05 問06 問07 問08 問09 問10 3 3 4 1 2 3 4 3 1 2 問11 問12 問13 問14 問15 問16 問17 問18 問19 問20 3 1 1 2 3 2 3 3 4 1 問21 問22 問23 問24 問25 問26 問27 問28 問29 問30 4 3 3 2 2 2 1 1 3 3 問31 問32 問33 問34 問35 問36 問37 問38 問39 問40 1 1 2 4 4 1 2 4 4 2 問41 問42 問43 問44 問45 問46 問47 問48 問49 問50 2 2 2 4 3 1 4 4 2 4
宅建試験の解答速報&総評動画は下記となります。
宅建の試験概要について
宅建の試験概要は以下の通りです。
2022年6月3日 | 官報公告 |
2022年7月1日 | 試験案内の配布・申し込み受付開始 |
2022年8月25日 | 試験日の通知 |
2022年9月27日 | 受験票発送 |
2022年10月16日 | 宅建試験日 |
2022年11月22日 | 合格発表 |
詳しい試験概要は「宅建試験日&申し込みから合格発表までの日程・試験概要を解説」をご参照ください。
宅建の難易度や勉強時間・勉強法について
宅建の難易度を同じ不動産業界の試験で比較した場合、マンション管理士が8~9%、管理業務主任者が20~30%となり、宅建の難易度はこの中間くらいとなります。
勉強時間に関しては、一般的には300時間~400時間といわれております。
勉強法に関しては、最初は細かい部分は気にせず、最後までたどり付くことが重要です。
また、過去問を積極的に使うこともおすすめです。
難易度や勉強時間・勉強法について詳しく知りたい方は下記の参考コラムをご参照ください。
関連コラム:宅建の難易度や合格率は?偏差値で例えると?ランキング形式で紹介
関連コラム:宅建の独学合格に必要な勉強時間は?最短合格のための勉強法も解説
まとめ
合格率、合格点から、宅建試験合格は容易ではないということがいえます。
もっとも、各試験科目の特徴をおさえつつ、効率的に、計画的に学習を進めていけば決して合格不可能な試験ではありません。
ぜひアガルートの講座等を活用して合格を確実なものにしましょう。