生後8カ月の娘にかみつきケガか 当時19歳の母親逮捕
およそ9年前、秦野市内の自宅で当時、生後8カ月の娘の腕にかみついてケガをさせたとして、神奈川県警は1月31日、当時19歳の母親を逮捕しました。
傷害の疑いで逮捕されたのは、山北町に住む当時19歳の母親です。
県警によりますと母親は2014年6月30日頃から7月3日頃までの間、当時住んでいた秦野市内の自宅で生後8カ月の娘の右腕にかみつく暴行を加え、全治約1週間のケガをさせた疑いがもたれています。
2014年7月に、娘は児童相談所に保護され、その後、ケガのため入院した先の病院から「入院中の乳児に虐待の疑いがある」と県警に通報があったことで事件が発覚。
関係者や専門の医師らから話を聞くなど、捜査を積み重ねた結果、母親の関与を特定したということです。
調べに対し母親は「かんだことはあります」と供述。
娘には他のケガもみられたということで、県警が関連も含めて事件のいきさつを詳しく調べています。
■発覚の経緯は
平塚児童相談所によりますと、当時生後8カ月の娘については、2014年7月に「接触のとれない子どもがいる」と秦野市から通告を受け、家庭訪問を実施していました。
母親はいませんでしたが、応じた父親に話を聞いたところ、「養育への不安」を訴えたため児相は一時保護を提案し、すぐに開始。
その際かんだ痕が見つかり、病院に連れて行ったということです。
娘については、9年ほどたった現在も支援が続いています。