任天堂は10月7日、『ピクミン3 デラックス』体験版の配信を開始した。合わせて同作の紹介映像も公開されている。本作の対応プラットフォームはNintendo Switchで、10月30日に5980円(税別)で発売が予定されている。
オリジナル版『ピクミン3』は、2013年にWii U向けに発売された作品だ。惑星コッパイにすむ人々は、人口の激増により深刻な食糧難に悩んでいた。母星の危機を救うため宇宙に出た探査隊のアルフ・ブリトニー・チャーリーは、資源に恵まれた謎の惑星へとバラバラに不時着してしまう。現地で出会った不思議な謎の生物ピクミンとともに、プレイヤーは3人の隊員を切り替えながら食糧集めと帰還を目指す冒険に挑む。
植物のように地面に埋まっているピクミンを引っこ抜くことで、ピクミンはプレイヤーをリーダーと思い込みついてきてくれる。笛の音を鳴らして集合させたり、大きなオブジェクトに投げつけて運んできてもらったり、うまく集団を操ることで資源集めを進めよう。倒した原生生物を母体「オニヨン」に持ち帰ることで養分となり、さらにピクミンが繁殖。大群を引き連れてより広いエリアに探索を広めることが可能だ。
『ピクミン3 デラックス』ではおなじみの「火に強い赤ピクミン」「溺れない青ピクミン」「電気に強い黄ピクミン」に加え、「空を飛べる羽ピクミン」「硬い体の岩ピクミン」が登場。それぞれの個性を使い分けて戦略的に生き延びよう。また今回はプレイヤーキャラクターが3名となるため、それぞれ手分けして効率的に作業を進めることが攻略の鍵となる。ストーリーモードは今作より2人プレイが可能となり、さらに段取りよく分担を進めることができるようになった。
選べる難易度は新たな「ゲキカラ」を含め3種類。詰まったときに何をすべきか示してくれるヒント機能や、ピクミンを投げやすくるロックオン機能など遊びやすくなる要素も実装されている。メインストーリーのほか、シリーズ第1〜2作で主人公を務めたオリマーが主役のサイドストーリーも収録。こちらは、メインストーリーを進行することでアンロックされる。原生生物図鑑や進級バッジなどの、収集要素でもやり込みを楽しめそうだ。なお本作ではWii U版『ピクミン3』の有料DLCにて販売されたステージもすべて収録されている。
ストーリーのほかにも、ふたつのモードを楽しむこともできる。与えられた時間の中で「お宝を集める」「原生生物を倒す」などの目的を達成する「ミッション」モードや、2人用のルールで駆け引きを楽しめる「ビンゴバトル」モードなど本編とは異なる遊び方が用意されている。ビンゴバトルには『ピクミン2』で出会えた紫ピクミン・白ピクミンが登場するのも嬉しいポイントだ。
『ピクミン3 デラックス』はNintendo Switch向けに5980円(税別)で10月30日発売予定。体験版は本日より配信が開始している。