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【社労士試験】労働者災害補償保険法(労災保険法,労災法)の勉強法

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労働者災害補償保険法とは

労働者災害補償保険法は,労働者が勤務中又は通勤中に,怪我をしたり,病気になったり,障害状態になったり,死亡したときなどに,被災労働者又はその遺族に保険給付を行うことを主な目的とした法律です。
また、保険料は全額事業主負担です。

労働者災害補償保険法は,短くして「労災保険法」と呼ぶのが一般的(もっと短くして「労災法」と呼ぶことも)。

また,被災労働者又はその遺族に対して保険給付を行うことと併せて,被災労働者の社会復帰の促進,被災労働者及びその遺族の援護,適正な労働条件の確保等を図ることを目的とした「社会復帰促進等事業」というものも定められています。

このような目的を持った法律ですので,労災保険法の規定は,保険給付に関するものが中心です。

そのため,社会保険労務士試験(以降,社労士試験)の出題も,保険給付に関するものが中心となっています

出題数・補正(救済)

選択式

「労働者災害補償保険法」(労災保険法)は,例年1問出題されます。空欄5つ全て労災保険法からの出題が続いており,択一式と違い,「労働保険徴収法」からの出題はありません。

救済:H18(2点),H21(2点),H23(2点),H25(2点)

択一式

「労働者災害補償保険法」(労災保険法)は,「労働保険徴収法」とあわせて10問出題されます。

「労働保険徴収法」は,労災保険の保険料を徴収する手続きを定めた法律であるので,2つの法律は密接につながっています。

そのため,労災保険法と労働保険徴収法はセットとされています。

救済:なし

※関連コラム:社会保険労務士(社労士)試験の勉強方法~傾向と対策~

労働者災害補償保険法の対策・勉強法

「労働者災害補償保険法」は,勉強する順番が割とはっきりとしています。

まずは,「業務災害及び通勤災害」「業務災害に関する保険給付」「保険給付の通則」などの業務災害に関する内容を一通り勉強していきます。
これらは社労士試験において頻出の項目ですから,過去問も充実しており,これらの項目が得意になると「労働者災害補償保険法」の勉強にゆとりが出てきます。

「業務災害及び通勤災害」は,働きながら勉強する社会人受験生の場合,まさに身近な話題と言っていいでしょう。
ご自身の業務・通勤の様子と照らし合わせながら,具体的なイメージをもって取り組んで下さい。

また,「業務災害に関する保険給付」などの保険給付は,体系図などを使って給付の全体像をイメージしながら給付の種類を覚えていき,その後に支給の要件や支給額を整理していきましょう。

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この記事の監修者

池田 光兵講師

広告代理店で、自らデザインやコピーも考えるマルチな営業を経験後、大手人材紹介会社で長年キャリアアドバイザーを経験、転職サポートを行う。

面接対策のノウハウや数々の自作資料は現在でも使用されている。

その後、研修講師や社外セミナーの講師などを数多く経験。

相手が何に困って何を聞きたがっているのかをすばやく察知し、ユニークに分かりやすく講義をすることが得意。

ほぼ独学で就業しながらも毎日コツコツと勉強し、三度目の社労士試験で合格した苦労談も面白く、また、三度やったからこそ教えられる「やっていいことと駄目なこと」も熟知している。

合格のノウハウをより多くの受講生に提供するため,株式会社アガルートへ入社。

自らの受験経験で培った合格のノウハウを余すところなく提供する。

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