ゾンビが好き。

とは言え、ゾンビとの出会いは小学生の頃従兄弟がプレイしてたバイオハザードで、恐ろしいゾンビが振り向くシーンなんて完全にトラウマとして今でもぼくのこころに焼き付いてるし、怖い。でも好き。

怖いもの見たさというか、歴史とか色々、ゾンビについて喋ったらなにかとウザくなっちゃうんで省略しますけど、ゾンビってカルト的人気のある存在だと思うんですね。ひとの心を惹きつけるのには、理由がある。

ロメロの撮ったゾンビ映画とか、バイオハザードとか、そりゃもう、イヤなものなんですけど最近だとホラ、

就職難‼︎ゾンビ取りガール
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ちょっと画像の解像度はアレですけど……。
この漫画、現代のパンクス福満しげゆき先生の作品なんですけど、表紙の色使いやタイトルからわかるように、今までのゾンビ作品と一線を画してるんですよ!

たぶん、ビッグコミックスピリッツで連載してた某ゾンビ漫画のアンチテーゼで書いてる……。
そもそもゾンビ取りってなんだ?
超面白い。戦闘シーンとか、福満しげゆき先生が如何に寄生獣の、Aとの戦闘シーンに衝撃を受けたキッズかってことを思う。グッとくる……。
ステマとか言われたら怖いから、あとは、なんか、書店で買って各々読んで各々好きな感想を胸に抱きなさい。


いや、こんだけゾンビゾンビ言っといてなんのつもりだ、って感じですけど、

今回のブログ、メインはゾンビじゃございません。

叶姉妹について書いたブログのときぼくに投げかけてくれた相談に今回は答えたいです!



でん


下川さんに相談です。
憧れだった人、初恋だった人をどうしたら忘れられることができるとおもいますか?



はい。


これで鋭い挫・人間ファン(サブカル病患者)達は、何故ぼくがゾンビの話をしたのかもうお気づきでしょう。

そう、
初恋は、というか、実らなかった恋はゾンビ化するのです。

ゾンビというのは、蘇る死者!くさった死体!
人間死んだら天国地獄大地獄って決まってるのに、そんなヨタヨタ歩く、知能指数も低い、人を無差別に襲う、かゆうま生物になってしまうなんて、切なすぎる。
なぜ死者は蘇ってくるのか?

死者が蘇るのは、ちゃんと埋葬されていないからです。
ちゃんと死んでないから、だから、蘇って、そして歩き回る。

これと同じことは恋愛にも起こる。賞味期限切れの恋愛が死なせてもらえずにウロウロ、そして新しく生まれそうな恋愛を襲って食い殺してしまうから、


この初恋だとかそういう、ゾンビ化してしまった気持ちをどうにかするには、鋼鉄の銃弾で始末、でもなんでもいいけど、とにかく
しかるべき除霊・葬式・再殺が必要なんですよ!!!!!!

そんなのどうしたらいいかわからないって?!
バカヤロウ!!!おれだって、おれだってそれがわかればこんなに……こんなに、もう、20年も苦しまなくてすんだんだ……。


……そうです、かく言うぼくも、物心ついたときから仲良しだった、家が近所の女の子に初恋をし、その思い叶わずもれなくゾンビ化。

「あのこ可愛いな」なんて思っても、そのとき陰からすかさず飛び出す初恋の女の子の姿をしたゾンビ

ダメだ……と思い始めるのに時間はかからない。
戸川純さま的に言うと、「あたしもうぢき駄目になる」
りぼん的に言うと、「早く初恋の彼を忘れなきゃ、あたし、誰かを好きになんてなれない!」


でも忘れるったって、どうしたらいいの?


忘れたりはしなくても、思い出したりしないで済む方法は、ある。

そのやり方は人それぞれだと思うけど、
簡単に言うと、初恋にケリをつけるのだ。

告ってきっぱりフられるとか、そういうのでもいいかもしれないけど、例えばぼくが思い悩む夏目にこの話をしたとき、トチ狂った夏目は半年でソロ曲20曲入りのアルバムを全パート夏目で録音したアルバムを録ったりしたわけです。
そのタイトルたるや「葬式」ですからね。アルバムの最後に入ってる絶叫系の夏目のコメンタリーは必聴

そんなの、青臭いし、笑っちゃうような話かもしれないけど、そういうセレモニーだってアリだと思うんですね。

ぼくにとっても、挫・人間の活動そのものがある意味、初恋のあのひとに対してのセレモニー的なところがめちゃくちゃありますもの、ぼくの場合、20年もののヴィンテージゾンビなんでなかなか葬るのに時間がかかるんですけどね……。


でも負の感情がエネルギーになる、とかってよく言うじゃないですか、それってまさにこういうことなんだと思います。

センチメンタルを振り切るために走るからスピードが、スピードが必要なんです。誰よりも早く、何も見えなくなるところまで走りきるために。

だから相談してくれた方に具体的な解決法を提示することはできないですけど、
ぼくは振り切るためにロックバンドを組みましたよ。

だからぶっちゃけ挫・人間って活動動機が全然アーティストっぽくないんですよね。

でも、そう考えると挫・人間の曲が全部ラブソングだっていうのも、わからないじゃないでしょ?


だから、ぼくが相談者さんに言えることは、
初恋や憧れのひとを忘れることはないけど、振り切るためには、その気持ちのお墓をちゃんと作ってあげましょう。
ということです。

納得いかねーわ!って思ってもコメントに書かないで心の内にそっとしまっておいてね。

まぁ、負け犬に相談なんかしてもこんなもんかくらいに思っていただければと思います。


ちなみに

挫・人間のライブでは定期的にそういった実らなかった恋を集団で除霊するという先進的な試みを行っておりますし、
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除霊用のグッズの販売も物販で行っておりますし、
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実際に除霊を行った方々は口々に「彼女ができた!」「元彼についてのモヤモヤがスッキリした!」「筋肉がついた!」「治らないはずの病気が治った!」
等の意見をいただきますし、
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それとは全く関係ないカッコいいNewTシャツも販売しております。
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こうやって考えると、自分のやってるバンド、親に説明できないですね!!!!


とにかくおれは11.25の挫・人間ロフトワンマンは、おれもう完全に初恋を除霊しきる気でいるから、

そんな人間が必死にもがきまくる姿を、君たちは見届けてくれればいいと思う。
ね。


まだ間に合うから迷うくらいならチケット買って迷いも何も断ち切るんだぞ!!!!!!!!!!

11月25日 @新宿ロフト
テレポートミュージックリリース記念単独公演

open18:30 START19:00 ¥2,500
プレイガイドのみの販売 チケットぴあ(276-299) ローソンチケット(75784)