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「そろそろ落ち着いたかな(なでなで)」
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「うう、すみませんでした」
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「アンタねー、何でも頭下げて済ませようってのは、やめた方がいーわよ」
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「はひ。すみませ……あうあう」
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「(ぴきっ)アンタは敵役なんだから、変な媚び売ってないで進めなさいっ!」
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「ひゃいぃ!(泣)」
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「まあまあ、次はこれだね」
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| P59、195 『未練表』の「08【保護】」における発狂の内容
誤:戦闘中、あなたは対象のいるエリアへの移動を最優先で行う。既に同じエリアにいるなら、対象とあなたは同カウントに同エリアに対してしか移動できない。
正:戦闘中、あなたが未練の対象と別のエリアにいるなら、「移動以外の効果を持つマニューバ」を宣言できない。また、「自身と未練の対象」以外を移動マニューバの対象にできない。
●P59、195 『未練表』の「09【憧憬】」における発狂の内容
誤:あなたは対象と同じエリアにはいられず、同じになった際は対象がいないエリアに移動することを最優先しなくてはならない。
正:戦闘中、あなたは未練の対象と同エリアにいる間、「移動以外の効果を持つマニューバ」を宣言できない。また、「自身と未練の対象」以外を移動マニューバの対象にできない。
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「あれ? これって前回に『最優先』がどーとかで解決させてなかったっけ?」
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「何とか文章訂正せずに解決しようとしたんですが……やっぱりあちこちで問題が生じまして……うう、一度答えたことなのに申し訳ないんですが、再訂正です……」
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「前回の方式だと、【パイルバンカー】で自分を攻撃しなきゃいけないのかとか、『移動妨害』してくる敵を攻撃するのも『最優先』に含まれるのか、なんて問題があったからね」
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「これなら、両方で発狂しても意味に矛盾は生じないと思いまして……」
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「『思う』じゃダメだよ」
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「あぅ、はい。生じませんっ」
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「んで、どーなるってーのよ。『保護』の対象と『憧憬』の対象が、おんなじエリアにいたら移動するの、しないの?」
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「えっと、一応どっちでもかまわないんですけど……」
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「うん。自身も同じエリアにいたら、『憧憬』の発狂効果で移動以外のマニューバが使えなくなるね。移動しなければ何もできないし、移動したら今度は『保護』の発狂効果で移動以外は何もできなくなるんだ」
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「未練の対象お二人が別々のエリアに移るまで、『待機』するか移動するしか、できなくなりますわね……」
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「それに、その間はジャッジで支援・妨害、ダメージを防御、そういったマニューバも一切使えなくなるね。当然、移動以外のラピッドもダメだよ」
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「この『移動以外の効果を持つマニューバ』ってのは【パイルバンカー】も不可ってこと?」
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「そうなるね」
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「なかなか、きっついわねぇ……」
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「で、でも、両方が重ならないと起きませんし、そうそうあることじゃありませんよっ」
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「そりゃ、キミは発狂とかしないからね」
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「そーそー。私らより、よっぽどオタオタしてるクセにさー」
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「あわわわ……そ、そんなことおっしゃられましても……」
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「ごっそり内容変えてるのが、いろいろ心配だけど。もーいいわ。未練表自体、整理が終わったら、サプリメントででも形にしなさいよ」
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「は、はい~(汗)」
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| P68 オートマトンのスキル【煉獄の檻】の効果
誤:バトルパートでターン終了時、「煉獄」にいるなら、行動値はマイナスに達していても最大行動値まで回復してよい。
正:バトルパートでターン終了時「煉獄」にいるなら、行動値がマイナスに達していても、次ターン開始時の行動値回復において最大行動値まで回復してよい。
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「こりゃあまた、私も獲得できるスキルじゃない。どーゆー変更なわけ?」
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「そ、そのぉ……行動値の回復はターン開始時ですから。ターン終了時にだと、次のターンは行動値が倍ってことになってしまうわけで……」
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「元々の意図は、マイナスに入っていても、行動値が最大まで回復って意味だからね」
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「へぇ。そゆ捉え方もできたのねぇ。修正入る前に獲得して使っときゃよかった」
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「やめてーっ!」
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「それから、今の時点じゃターンの切り替え時に移動する効果はないけれど、今後ありえないとも言えないからね。ターン終了時に『煉獄』にいることが条件になったわけだ」
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「すると、コストがなるべく大きいマニューバを持っておいた方がお得ってことね」
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「そういうことです~」
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| P79、197 『マニューバの効果』における『爆発』の項目内容
誤:必ず「○○攻撃X+爆発」となっています。攻撃が命中した際、対象は命中した箇所と隣接した出目の箇所1つに、同じだけのダメージを受けます。ただし、「防御」等でダメージが発生しなかった場合、「爆発」の効果は失われます。例えば、「胴」に命中したなら、「脚」か「腕」にも同じだけのダメージを受けます。ただし、命中箇所が「頭」なら「腕」のみ、「脚」なら「胴」のみが選択肢となります。
正:必ず「○○攻撃X+爆発」となっています。ダメージが適用された際、対象はダメージを受けた箇所に隣接する箇所1つを選び、同じ点数のダメージを受けます(箇所は『頭-腕-胴-脚』の順に隣接しています)。命中箇所が『頭』なら『腕』、『脚』なら『胴』のみが選択肢です。隣接箇所どちらかの全パーツが破損していれば、必ず逆側の箇所を選択しなくてはいけません。すべての隣接箇所が全損しているなら、「爆発」は効果を失います。
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「これはまた、ごっそり変わったわねぇ……どういうこと?」
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「はぁ……以前の『爆発』の効果にありました『隣接した出目の箇所』というのを、わかりやすく整理するとこうなりまして」
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「ああ、『6』とか『11以上』が出た時、どうするかよくわからなかったっけ。そもそも、隣接した出目だけじゃ、言葉の意味もよくわからないし」
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「え、ええ。それに『命中した際』だと、『防御』の処理でおかしなことが起きたりしますし……そこで『ダメージが適用された際』となりましたっ。あと、全損していた場合についても例を付けてわかりやすくしましたっ」
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「ああ、それで『同じ点数のダメージを受けます』ってなってるわけね。防御すれば被害は減るってことが強調されてると」
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「レギオンやホラーには、2倍ダメージになった後で防御だから、サヴァントが有利になったとも言えるね」
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「はい。ホラーの方がサヴァントより強いってよく言われてますし……これで、少しでも強そうに見えるかとっ」
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「ほー? じゃあやってみよっか?」 スラァ、と【日本刀】を抜き。
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「せ、『切断』はダメですーっ!」
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「……刃物を持ち出すものじゃないよ」
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「この子の方がよっぽど『切断』メインでしょうにっ。敵を過保護にしてどーいうつもりよ」
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「……まだエラッタはあるんだから、次に行こうか」
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「へーへー。まったく、あんな……」
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| P79、197 『マニューバの効果』における『連撃X』の項目内容1~3行目
誤:この攻撃が命中した際のみ、ダメージ処理の後、同じ攻撃を追加で行うことができます(追加の攻撃にコストは不要)。
正:この攻撃の攻撃判定が成功(大成功)した際のみ、ダメージ処理の後、同じ攻撃を追加で行うことができます(追加の攻撃にコストは不要)。
●P79、197 『マニューバの効果』における『連撃X』の項目内容4~5行目
誤:この追加の攻撃は、攻撃判定で成功し続ける限りX回行うことができます。
正:この追加の攻撃は、攻撃判定で成功(大成功)し続ける限りX回行うことができます。
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「『連撃』にも変更ってわけね。『命中』を『成功(大成功)』に変えたってコト?」
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「そうなんですっ。今までだと、『大失敗』でも味方や自身に当たっていることは間違いないからって、そのまま『連撃』できるみたいに読めましたからっ」
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「さっき『嫌悪』の発狂内容とか、『大失敗』の内容をエラッタで出してたのと同じ意味?」
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「そんなところだね。誤って味方にダメージを与えた際の処理が、明確化されたものと思えばいいよ。要するに『大失敗』では『連撃』を続けられないということさ」
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「です~!」
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「ふーん、私は『連撃』とか持ってないからどーでもいいわよ。どっちかってーと、アンタたち二人に重要な変更でしょ」
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「実はそうなんですよねぇ(汗)」
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「ボクはもともと、そう処理していたから困るものでもないけれどね。基準は統一しておかなければ、いろんな人と遊ぶ時にも困るだろう」
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「わかりましたぁ~」
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(あーあ、すっかり懐かせちゃって)
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| P141 【第二形態】の効果
誤:このパーツが損傷した際、自身を舞台から取り除き、予め用意した別の手駒を同エリアか隣接エリアに配置する。この追加の手駒の悪意は半分(切り上げ)として、合計悪意に加える。
正:このパーツの損傷時、自身を舞台から取り除き、予め用意した別の手駒(行動値は現カウント-1)を同エリアか隣接エリアに配置。合計悪意に手駒本来の半分(切り上げ)を加える。
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「ほら、いよいよ最後よ。ベタベタするんなら終わってからにしなさい」
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「ベタベタなんてしません~っ!」
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「おや、嫌だったのかい?(べたべた)」
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「あー、もー! やめろって言ってんでしょ! ほら、この【第二形態】の解説しなさい!」
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「これはアレだよ。さっきの『増援』で出てくる手駒の行動値と同じ。書き忘れてたから追記ってことだね(すりすり)」
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「むぅ、全部言われてしまいました。そ、そーです、ひゃうっ」
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「ちょっ、やる気なさすぎでしょ、解説役! まだ終わってないのよ!?」
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「実際には最後に『追加の手駒の行動値は現カウント-1とする』とかって書けばいいんだけれどね。文字数的にそれもできなくてね。こういった内容修正になったんだ(なでなで)」
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「ひゃわっ、や、やめてぇっ」
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「まっだ終わってないってんでしょ、このバカっ!」(ごぅん)
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「お、おおっと、まぁ待ちたまえ(汗)。後は残る審議事項を並べるだけじゃないか。
ちなみに今残っているのはこんな感じだよ」
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- 【衝動】【援護】の問題
- 【奈落の引力】の問題
- 【災渦】の問題
- 【無限解体】の問題
- 【背徳の悦び】の問題
- 【パイルバンカー】の問題
- 【ゾンビボム】【リミッター】の問題
- 【キャンサー】【ガントレット】の問題
- 移動の宣言と処理の問題
- ダメージタイミングの問題
- 全体攻撃の問題
- 「同時攻撃」が起こす問題
- 『逃走判定』と『行動判定』の処理差異の問題
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「なんだかちっとも減ってる気がしないんですが……」
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「仕方ないだろう。改めて論理的に分析すると見つかるミスだって少なくないんだ」
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「うう、いつになったら終わるのか……」
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「何、泣きごと言ってんのっ! 残ってる時点でアウトなの! もう発売から3ヶ月近く経ってんのよ!?」
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「うう、すみません……(泣)」
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「いちいち泣くなーっ! さっさと処理作業進めなさいよ、この色ボケ共っ!」
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「酷い言い草だね、キミだってたいがいだろうに」
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「な、何のことよ」
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「へぇ。言ってしまってもいいのかい? ボクは隠しちゃいないけどキミは……」
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「……なさいよ……」
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「うん?」
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「そいつとどこへでも、しけこんでなさいよっ、このバカっ! 全部修正するまで帰ってくるなっ! バーカ!」
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| (だだだーっ) |
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「え、あ。えーっと(おろおろ)」
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「…………ちょっとからかいすぎたかなぁ」
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「バカ……」
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