よしの満開日和 -テレ玉アナウンサー 塩原 桜のブログ-

アナウンサーブログ

2020.02.10

2月最初のニュース930plusの特集はニュース545でもシリーズでお伝えしている「ちょっと待って!防げ詐欺被害」でした。

スタジオには県警特殊詐欺対策室の鈴木浩太郎 補佐にお越しいただきました!また、普段からシリーズの取材にあたる報道部の原記者も記者解説で出演。過去のデータも踏まえて最近の手口や、対策について伺いました。

 

 

番組内では、独自で入手した「生活安全課の警察官を名乗る男」からの不審な電話音声も流れました。「詐欺グループの名簿に電話を受けた男性の父親の名前が載っていた」という内容の電話でしたが、実際の音声を聞いても物腰が柔らかく、丁寧な印象で、油断したら信じてしまうような口調でした。

鈴木補佐いわく、最近はこうした詐欺グループからの電話で、警察官や金融機関の職員を名乗るもの非常に多くなっているそう。
信用できる肩書を名乗っていても、不安をあおるような内容の話が出た場合は詐欺の可能性が高いため、十分注意してください!

 

こうした予兆電話は県内でも毎日のようにあり、今このブログを読んでいる皆さん、そしてその家族、もちろんわたし自身も他人事ではありません。

少しでも怪しいと感じたら近くの警察署や、身近な家族に相談してくださいね。

 

県警では

 

受け子の取り締まり強化

水際での被害防止

県民への注意喚起・広報活動

 

の3点を軸に対策を行っていますが、被害防止のためには、私たち一般市民ができることもたくさんあるんです。

現に、銀行の窓口やコンビニなどで声掛けによって防ぐことができた被害も多いですし、「家族の絆」を深めることで日ごろから不審な電話があった際の対応な度について話し合ったり相談したりしやすくなるため、これまで以上に騙されにくい・詐欺を許さないまちづくりができるはずです。

 

あの手この手で大切な財産を奪う特殊詐欺。

県警の皆さんの対策はもちろん、県内の皆さんの声掛けや周知などの協力、そして私たちもこうした被害を一件でも少なくするため、そして、いずれ詐欺被害のニュースがなくなるように力を尽くしたいと感じました。

ぜひ皆さんもこれを機に家族や近所の人たちと合言葉を決めたり緊急時に相談するネットワークを作ったりして、被害にあわないよう注意・対策してくださいね。