今回はブレンデッドスコッチの一つ、アイル・オブ・スカイの12年ものを飲みます。
アイル・オブ・スカイは、イアン・マクロード社が製造、販売するブレンデッドウイスキーです。
同社は、数百年にわたってスカイ島を支配したマクロード家によって1933年に設立された会社で、蒸溜所を持ちつつも他の蒸溜所から原酒を入手してブレンドしたボトルも販売していました。
現在ではノッカンドゥ、タムドゥ、グレンゴインといった蒸溜所を所有しています。
またスモークヘッド、シープディップといったウイスキーも販売しています。
1963年にピータ・ラッセル社に買収された後、1966年にアイル・オブ・スカイをリリースしました。
このウイスキーのキーモルトとして、スカイ島を代表するタリスカーが使われているのが特徴です。このほかに島嶼系のモルト、スペイサイドのモルトを加えつつ、タリスカーが持つ潮の香りを持つ荒々しさを活かしたものになっています。
12年ものにおいては、12年熟成した原酒をブレンドした後で後熟(マリッジ)を行うことで調和の取れたブレンデッドに仕上がっているようです。
液色は少し濃いめの琥珀色です。
味わいは、アルコールからの辛みはそこそこで、その後にほろ苦さ、甘味へと変わります。
味わいは、ほろ苦さが先行し、その後フルーツの酸味、甘味がほのかに得られます。
味わいは甘味が前に来るようになり、軽いほろ苦さが伴ってきます。
シングルモルトのボウモアに比べると正露丸を思わせる独特の香りがなく、ウイスキーならではの2つの香りを強く堪能したい人にはうってつけかも知れません。
700mL、アルコール度数40度、価格は4000円ほど。
メジャーな12年もののブレンデッドと比べると割高なのは否めませんが、一定の熟成感があって個性がしっかりしたボトルと考えればまだ許せるのではないでしょうか。
スカイ島のモルトを中心にしたボトル
同社は、数百年にわたってスカイ島を支配したマクロード家によって1933年に設立された会社で、蒸溜所を持ちつつも他の蒸溜所から原酒を入手してブレンドしたボトルも販売していました。
現在ではノッカンドゥ、タムドゥ、グレンゴインといった蒸溜所を所有しています。
またスモークヘッド、シープディップといったウイスキーも販売しています。
1963年にピータ・ラッセル社に買収された後、1966年にアイル・オブ・スカイをリリースしました。
このウイスキーのキーモルトとして、スカイ島を代表するタリスカーが使われているのが特徴です。このほかに島嶼系のモルト、スペイサイドのモルトを加えつつ、タリスカーが持つ潮の香りを持つ荒々しさを活かしたものになっています。
12年ものにおいては、12年熟成した原酒をブレンドした後で後熟(マリッジ)を行うことで調和の取れたブレンデッドに仕上がっているようです。
テイスティング
グラスからの香り、液色
グラスからはラムレーズンとリンゴの香りがやってきます。液色は少し濃いめの琥珀色です。
ストレート
ピートからのスモーキーな香りと潮の香りが広がり、後からレーズン、カカオの香りが続きます。味わいは、アルコールからの辛みはそこそこで、その後にほろ苦さ、甘味へと変わります。
ロック
ブドウの香りの後にスモーキーさと潮の香りが続き、シナモン、黒胡椒、カカオの香りが追いかけてきます。味わいは、ほろ苦さが先行し、その後フルーツの酸味、甘味がほのかに得られます。
ハイボール
ブドウとピートの香りが広がり、後からリンゴ、カカオ、胡椒の香りが続きます。味わいは甘味が前に来るようになり、軽いほろ苦さが伴ってきます。
スモーキーとシェリーを楽しめる
全体的に見ると、タリスカーなどによる潮の香りも感じるスモーキーな香りと、シェリー樽原酒と思われるブドウ(レーズン)の香りが中心になっているように思えます。シングルモルトのボウモアに比べると正露丸を思わせる独特の香りがなく、ウイスキーならではの2つの香りを強く堪能したい人にはうってつけかも知れません。
700mL、アルコール度数40度、価格は4000円ほど。
メジャーな12年もののブレンデッドと比べると割高なのは否めませんが、一定の熟成感があって個性がしっかりしたボトルと考えればまだ許せるのではないでしょうか。
<個人的評価>
- 香り B: 潮の香りとレーズンの香りがメイン。リンゴ、カカオ、シナモン、黒胡椒が続く。
- 味わい C: ほろ苦さが先行する。加水が進む毎に甘味が増していく。
- 総評 C: スモーキーとシェリーをダイレクトに味わいたい人向け。