文春オンライン

genre : ニュース, 社会

「『小さな一歩』は、ひとり親を支援する『養育費あんしん受け取りサービス』を運営しています。現在、離婚率は約35%に上りますが、適切な養育費を受け取っているひとり親はそのなかのわずか25%。小さな一歩が提供しているのは、そんなひとり親に代わって、相手方と協議するサービスです。

 前澤氏は小さな一歩を含め、出資した14社すべての企業の上場を目指すと意気込んでいます。河本さんは4000人以上のなかから選ばれ、この肝いり事業を任されているわけです。現在は小さな一歩の取締役は退任していますが、現在もスタートゥデイの経営企画室に所属し、新たなビジネスを生み出そうとしています。前澤氏の期待は相当高いでしょうね」(同前)

 養育費未払いは子供やひとり親の貧困につながる社会課題だ。河本氏が生み出したサービスの社会的意義は大きい。しかしプライべードでは河本氏自身が“課題”を抱えていたのだ——。

河本氏の自宅でホームパーティ「女子アナも…」

 A子さんと河本氏の出会いは2020年9月。共通の知り合いである美容外科医に誘われたホームパーティで出会ったという。パーティが開催されたのは、河本氏の自宅である港区の高級マンションの一室。2LDKで家賃は約70万円。ひらけた大きな窓から夜景が広がり、部屋には絵画や高級そうな家具が置かれていた。A子さんが振り返る。

河本ひろたく氏の自宅マンション(A子さん提供)

「私が部屋に着いたのは21時頃でした。すでに男女が10名ほどいて、男性は開業医や会社経営者がほとんど。女性はみなさんとてもお綺麗でした。中にはテレビでも見かけたことのあるフリーアナウンサーや、女性タレントも参加していました」

 参加者らはリビングの中央に置かれた「200万円以上するソファ」に腰掛け、酒を飲みながら談笑していたという。

河本氏のnoteより

「実は、当時の私はまだ19歳でした。それでも河本さんが『(未成年だけど)いいよ』と呼んでくれたんです。その場ではみんなお酒を飲んでいて、私も一緒になって飲みました。すごく盛り上がって、あやしい雰囲気になっている男女もいました。

 夜が更けてくると、河本さんを含めた男女4人でゲームをして、負けたらテキーラのショットを飲むという遊びが始まりました。ゲームでは河本さんが負け続きで、酔ってベロベロに。確か朝5時ぐらいまで飲んでいたんじゃないかと思います。

 その日は自宅へ帰ってすぐに眠ったのですが、片付けもせずに帰宅してしまったので河本さんに《何か悪いからちょっと片付けに行きましょうか》とLINEしました。それで再び河本さんの自宅へ行くと、その日も同じようなホームパーティが行われていて、そこへ私も参加しました」

 年の差はあれど、2人はすぐに意気投合。その後、交際をスタートさせるまでに時間はかからなかった。幾度かの食事を経た後、9月18日にA子さんは河本氏の自宅を訪れ、男女の関係になった。