女性社員座談会
ダイバーシティを生かす職場づくりのために、女性活躍推進を重要なテーマに掲げているAGC。
そこで、実際に結婚や出産というライフイベントを乗り越えて活躍している
さまざまな職種の女性社員に、AGCでキャリアを積む魅力などを語り合ってもらいました。
ぜひ女性社員ならではのホンネに耳を傾けてください。
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伊藤 真弓
Mayumi Itoh
人事部 人事戦略グループ
2007年入社/法学部卒
現在、人事部でAGCグループ表彰の企画・運営および、女性社員の活躍を推進するための施策を企画・実行する「女性活躍事務局」を主導。2012年に第一子、2016年に第二子・第三子(双子)を出産。
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吉野 有衣子
Yuiko Yoshino
電子カンパニー 電子部材事業本部
アドバンストマテリアル事業部
2009年入社/物質電子化学専攻修了
入社以来、電子用途の研磨剤の研究開発に携わり、現在は新規製品の開発立ち上げとその品質保証を担当。2018年に第一子を出産し、育児休業を取得した後に復帰。
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吉田 夕紀
Yuki Yoshida
電子カンパニー 電子部材事業本部
光部品事業部
2010年入社/法学部卒
Blu-rayレコーダーやプロジェクターなどの製品に使われる光学部品の営業を担当。2017年に第一子を出産し、1年8ヵ月、育児休業を取得して営業現場に復帰。
※所属部署は取材当時のものです。
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子どもがいても、
やりたいことに手を挙げられる
- 伊藤
- 吉野さんは技術職、吉田さんは営業職で活躍されていますけど、お二人は妊娠がわかった時、不安はありませんでしたか?
- 吉野
- 私は仕事が面白くて、子どもを持ってもずっと仕事を続けていきたいと思っていました。でも、部署内に育児休業から復帰した女性の先輩社員がいらっしゃらなかったんです。相談できる相手がいなくて不安を覚えていたら、上司がわざわざ本社の女性社員と交流できる機会をつくってくださって……そこで、すでに復帰されている方からいろいろと教えていただき、安心して育休に入ることができました。
- 吉田
- AGCは、意欲のある人が困っていれば会社全体でサポートしてくれる、そうした風土がある会社ですよね。
- 吉野
- ええ。あと、復帰後はもしかしたら担当する業務が制限されて、仕事に張りあいがなくなるんじゃないかと心配していました。たまたま私の所属する部は海外案件が多かったため出産する前は海外出張する機会も多かったのですが、子どもを抱えるとやはり、そのような案件に関わるのは難しいかなと。でも、実際に復帰してみると、そんなことは全然なかった。
- 吉田
- 吉野さんは海外出張にも行かれているんですね。
- 吉野
- そうなんです。先日も、夫と両親の協力を得て海外出張に行きました。別に強制されるわけではなく、上司が「海外出張はできそう?」と意向を聞いてくれた上で、私に選択権を与えてくれる。子どもがいるからといって変に気を遣われることなく、以前と変わらずいろんなチャンスを提供してくれることに感謝しています。
- 伊藤
- 私も一人目の子どもが3歳の時、上司と相談し海外に出張させてもらったことがあります。AGCは個人の意思を尊重してくれる会社。だからやりたい仕事がどんどん経験できるので、それもモチベーションになりますよね。
- 吉田
- 伊藤さんは今、お子さまが3人いらっしゃるんですよね。
- 伊藤
- ええ、二度目の出産が双子で、一気に家族が増えました(笑)。確かに育児は大変なんですけど、子どもたちに癒されることで仕事へのやる気も生まれてきますし、今は仕事と育児がとてもいいバランスなので毎日が充実していますね。
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育児の都合に合わせて、
柔軟に働ける環境
- 吉田
- 吉野さんや伊藤さんがおっしゃったように、やりがいのある仕事ができるからこそ、がんばって育児と両立しながらAGCでキャリアを重ねていこうという気持ちになりますよね。私は入社以来、光学部品の営業を手がけていますが、お客さまから新しいニーズを引き出し、他にはないAGCの技術を提案し、営業でありながら新製品開発をリードしていく感覚があって、仕事は本当に面白いです。
- 吉野
- でも、営業職はお客さまの都合があるので、勤務時間を管理するのがなかなか大変なんじゃないですか?
- 吉田
- まわりからはよくそう言われるんですけど、逆に営業のほうが業務を自分でコントロールできるんです。特に私が今いる事業部は、営業担当者に任せられている部分が大きく、どのお客さまといつ、どんな商談を行っていくか、基本的に自分で決めて実行できる。だから、たとえば子どもの検診がある日などはお客さまに訪問する予定を入れないようにできますし、また、営業の仕事は携帯電話とパソコンさえあればどこでも仕事ができるので、営業先から午後そのまま帰宅し、子どもを世話した後に自宅でも業務ができる。とても自由なんですよね。
- 伊藤
- 在宅勤務制度も整っていますしね。
- 吉野
- 在宅勤務制度は私も本当に助かっています。まだ子どもが小さいこともあり、出社するのが難しい時もあるのですが、在宅勤務制度を柔軟に利用できるのであっという間に有休を使い切ってしまうようなこともありません。Web会議のシステムを使えば社内のミーティングにも自宅から参加できて、部署のメンバーの方々もそれを当然のように受け入れてくださる。余計なストレスを感じることなく、仕事と育児を両立できています。
- 吉田
- AGCの在宅勤務制度は、取得事由が限定されてないので、事前の上司承認を得れば育児や介護以外でも必要に応じて利用できるんですよね。また、日数制限もないので、働く時間や場所を柔軟に選んで自律的に働くことができる。通勤時間を削減できたり、昼休みの時間を使って家事ができるなど、時間を有効に活用できるのもいいですね。
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これからもっと、
女性が活躍できる会社に

- 吉野
- 在宅勤務制度もそうですが、AGCは育児との両立を支援してくれる制度が本当に充実しています。会社が契約している託児所があって、認可保育園に落ちてしまった場合はその託児所を利用できるという制度もあるんですよね。
- 伊藤
- 私は上の子を産んだ時、自宅の近くの保育園にすぐに入れなかったため、本社の近くにある託児所を利用しました。最寄駅から電車で毎日、子どもを抱っこして丸の内まで通勤したんですが、フレックスタイムを活用し、出社時間を調整することで通うことができました。その後、無事に認可保育園に入園することができましたが、この制度のおかげで早く復職できて助かりました。
- 吉田
- 私も復帰する時、自宅の近くで保育園が見つからずに苦労したのですが、もしも保育園に入れなくてもこの託児所があると思えたのは心強かったです。
- 伊藤
- その他にも人事部では新しい制度をどんどん導入しています。例えば配偶者が転勤になった時に3年まで休職できる「配偶者転勤時休職制度」。別にこれは女性に限ったことではなくて、男性社員が取得することも可能です。ちなみに私の同期の法務の女性社員は、社内結婚で旦那さんもAGCの社員なのですが、彼女がアメリカのロースクールに留学できるチャンスを得たので、旦那さんのほうが休職して向こうで子どもの世話をしているみたいです。
- 吉田
- 私も夫がいつ海外赴任になるかわかりませんし、その時に会社を辞めるか単身赴任かだけではなく、休職して一緒に渡航して家族で暮らせる選択肢ができたのはいいですね。
- 吉野
- AGCってちょっとお堅いメーカーのイメージがあるかもしれませんけど、技術系、事務系ともに女性社員がキャリアを積むには本当にいい環境だと思うので、もっと多くの人にそのことを知ってほしいですね。
- 伊藤
- 人事部としても、産休・育休に入る前と復職後6ヵ月の2回にわたり、本人とその上司と私たち女性活躍事務局の3者での面談を新たにスタートし、産休・育休に入る方が安心して出産、育児ができるよう、また復職した後も安心して仕事と育児が両立できるようにサポートしています。さらに、産休や育休中に仕事と育児の両立に役立つノウハウやTOEIC®・簿記といったビジネス関連のスキルを学べるオンライン講座、会社や職場とコミュニケーションできるWEBサービスも導入しています。学生のみなさんにぜひAGCで働きたいと選んでいただけるよう、これからも女性が活躍し続けられる環境づくりを進めていきたいと思っています。
今後、ますます女性も
活躍できる環境に
AGCでは、社員全員があらゆるライフステージにおいて安心して仕事に取り組めるよう、働きやすい職場環境の整備や仕事と生活のバランスの取れた働き方の実現に向かって努力しています。その一つが、仕事と育児・介護の両立を支援していくための仕組みです。法定基準を上回る育児休職制度や短時間勤務制度など、育児や介護に携わる社員に配慮した制度を充実させるだけでなく、制度を円滑に運用する社内風土づくりを図ってきました。今後もさらに充実させ、社員が長く安心して働ける職場づくりを目指します。