社会

「恋愛や恨みではない」車にGPS無断設置、ストーカー疑いで男を逮捕 逮捕は3回目 沖縄・嘉手納署

 沖縄県警嘉手納署は13日、好意を寄せる40代の女性の友人に当たる40代男性の車に無承諾で衛星利用測位システム(GPS)機器を取り付けて位置情報を取得したとして、ストーカー規制法違反(位置情報無承諾取得など)の容疑で沖縄市の会社員の男(44)を再逮捕した。男は「GPS機器を取り付けたが、恋愛や恨みの感情によるものではない」と一部否認している。

 署によると、GPS機器を使用したストーカー規制法違反での逮捕は県内で初めて。男は女性の車の鍵を盗んだなどとして、窃盗などの容疑で複数回逮捕されていて、逮捕は3回目。2022年12月には女性の車に無承諾でGPS機器を取り付けたなどとして、ストーカー規制法違反の容疑で書類送検されている。

 同法は21年8月に一部改正され、許可なくGPS機器を取り付け、位置情報を取得する行為も規制の対象となった。

 22年11月に嘉手納署は女性から「ストーカー行為を受けている」と相談を受け、男に文書などで警告していた。その後の捜査で、男が同時期に女性と男性の車にGPS機器を取り付けていることが分かった。

 逮捕容疑は22年11月25日~12月3日の間に、好意を寄せる女性の知人男性宅に5回にわたり押しかけ、男性の車に無承諾でGPS機器を取り付けて位置情報を取得した疑い。


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