10なん年か、ボクはコマツヨシヒロっていうラッパーとして自分はキャリアを歩んできました。
ただ、ちょっとここ最近マインドが激変していまして、ちょっとここらで今まで出してこなかったソロを出して吐き出さないと次にいけないなって。
ということで今回のソロアルバムは1stなんですが、自分の中で「コマツヨシヒロ」のベストアルバムってイメージです。
自分の中の「THE 日本語ラップ」みたいなのをこのアルバムで終わらせて、次の作品からは「コマツヨシヒロっぽさ」を完全に排除してラッパーOSCAとして作っていけたらなと。
アルバムの名前はOSCAという自動車メーカーを作ったマセラティ兄弟から取りました。
(案を出してくれたハッチありがとう!)
このアルバムのリリース日がこの小さい自動車メーカーの創立記念日です。
ここで自分の中のコマツヨシヒロは一回おねんねしてもらいますが、一体こいつがどんな男だったのかをアルバムのライナーノーツをまじえて話していきます。
1.Albatross feat.TORA-G(Beat by DJ TO-SHIRO)
直訳はアホウドリ。
あとゴルフでパーより優れた結果の1つでアルバトロスってのがあります。
ゴルフでアルバトロスを出すのは、ホールインワンより難しいって言われててそこにたどり着くみたいな意味の曲です。
あとアホウドリってすごい飛行能力が高いって言われてるんですが、飛ぶ時に助走が必要な鳥なんですよね。
しかもカラダもでかい、飛ぶ能力は人一倍あるけどその助走に時間がかかるから待たせたね的な意味も入れました。
ビートはDJ TO-SHIROさんは、SoulLumpってタメの友達に紹介してもらいました。
DJ TO-SHIROさんのアルバムジグソーパズルにSoulLumpとPitch OddのTENくんと作った曲もあるのでそちらもぜひ。
客演のC.Karterに紹介してもらったTORA-Gは最近Sound's Deliってクルーでアルバムも出してるのでよければ。めっちゃかっこいいよ。
2.blackout feat.KOPERU(Baet by Synapse)
black out=失神する。
キャリアの初期からラップの技術論とか話してたKOPERUとこれがちゃんと出す曲としてはじめてになります。
きつい事とかって多いけど、ここまで来たら失神するとこまで走るみたいな曲。
ヴァースは2人とも自分から見てきつい現実のこと歌っててフックだけ「でもやるんだよ」的なことを言う構成になってます。
主張的にもHip Hopとは似て非なる音楽文化ジャンルのGrimeが合うなと思って、Grimeを作りにいったんですが完成してみると音がGrimeっぽいだけでGrimeのMCが持ってるマインドまではたどり着けなかったですね。
Hip Hopの人のおとなしくHip Hop作っていくことにします。
3.銃口Turn me on(Beat by Synapse)
知らない人もいるかもと思って書くんですが、結構前まではMCバトルにもボクも出てたんですよ。
ただ、ぶっちゃけ自分でかっこよくないなと思ってる人に負けるのがしんどくて。
それともうひとつ、人傷つけてるのもしんどくなってしまって。
この銃口をどこに向けるかって、自分に向けた方が楽なんですよね。
それが自分を傷つける方向にじゃなくて、自分を焚きつける、その気にさせる(turn me on)方向に使えたらいいなみたいな曲です。
あと中途半端に自信あるから、それで悩まされてるなってイメージも入ってるかも。
ビートはSynapseさん。鳴りのこだわりがすごくて、今回のアルバムもSynapseさんとの曲はSynapseさんがエンジニアリング手伝ってくれてます。
4.Slow Train feat. 9for, C.Karter(Beat by ホシノコプロ)
「鈍行」ってワードだけ2人に投げて、それぞれの解釈で書いてもらいました。
聞いたワケじゃないからわからないけど9forはシーンと自分に投影して、カーターはシーンというより人それぞれの想いと自分って感じやろか。
サビの英語は「線路は続くよどこまでも」の英訳です。
最初自分でヴァース書いてたけどしっくり来なくて、同時期に距離が近くなった2人に乗り換えました。
まだ全員揃ってライブ出来てないからどっかでやりたいっすね。
5.Latency Boy, Velocity Girl(Beat by ホシノココプロ)
自分は全然完璧な人間でもないし、かっこいいワケでもないと思ってるんですけど、そんな自分を好きでいてくれる彼女に向けて。
ほんまにこの彼女がいなかったら病んで鬼暗いアルバムになってただろうし、なんならまずアルバムが出なかったかもしれない。
6.なぁなぁ(Beat by shirothebeats)
これは9年前の失恋ソングを録り直したヤツ。
ニコニコ動画で韻ガスンガスンってふざけた名義でお遊びで活動してた時の曲なんですが、色んな友だちがこの名義の曲を褒めてくれたから1番リクエストが多かった曲を音源化しました。
ちなみにこの曲の子は結婚してこの曲を結婚式の二次会でやらないと許さんって言われてライブしました。
地獄ってこうやって生まれるんだなと。
7.Stigma feat.ID(Beat by ホシノコプロ)
会ったばっかなのにめっちゃ気の合う人ってたまにいません?
けど全然趣味とか、お金の使い方とか遊び方っていう人間として大した部分じゃないよなって思う部分がことごとく合わなくていつの間にか遊ばなくなったり。
そういうのなんかやだなと思って作りました。
元々typebeatって呼ばれるyoutubeで聞けるビートで作ってた曲なんですが、アルバムにするなら権利関係とかもあるんでホシノコさんに頼んで新しくビートを作ってもらいました。
無理言ってすみません、絶対会ったらギャラと別でおごります。
8.HEYGIRL(Beat by hokuto)
もっと昔は明るかったんですけど、最近どうしても落ち込む事が多くてラップやめようかなって人生で初めて思ってたんです。
けどお金とか人間としてとかラップスキルとか、絶対今のほうが楽しいことできる力はあるはずなんすよね。
それと同時に、責任とか守りたいものも増えたから、いつ帰るかとかそういうけじめはちゃんとつけてまだまだ遊ぼうぜって。
やめた友だちとか、やめてた方の世界線の自分を通してラップした曲です。
ビートはhokuto、売れる前から今も変わらずに接してくれるマジでいいヤツ。けど甘えまくってるからオレも絶対に借りは返す。
9.Innersity Bohemian(Beat by ホシノコプロ)
日々の気負いはあるけど、気の持ちようで都会にいてもボヘミアンみたいに気の向くままに生きることは出来るよなって曲。
これのフック作るのに2年くらい掛かってその時のルームシェアしてた友だちに「いつまでその曲録ってんねん」て言われた。
10.World is ちょっとだけ mine feat.MC松島(Beat by ホシノコプロ)
生きてる限り、ちょっとくらいこの世界は自分のものなんやからある程度は好き勝手やってやろうぜ的な曲。
松島さんのテキトーに聞こえるけど実は本質付いてるし曲の意味としてもばっちりなヴァースに、自分は気合い入りすぎてる内容なのでちょっと恥ずかしいです。
実はコマツヨシヒロの名義のときにもうヴァースはもらってたのでイントロのやり取りは後々OSCAになってたから勝手に付け足しました。
11.Petrichor(Beat by summawhere)
大事な友達が死んだ時に、どうしても我慢しきれなくて書いた曲。
これは100%で曲に込めたから解説もしないので、聞いてなんか感じてくれたら嬉しいです。
OSCA 1st Album"Maserati"
1.Albatross feat.TORA-G(Beat by DJ TO-SHIRO)
2.blackout feat.KOPERU(Beat by Synapse)
3.銃口Turn Me On(Beat by Synapse)
4.Slow Train feat.9for, C.Karter(Beat by ホシノコプロ)
5.Latency Boy, Velocity Girl(Beat by ホシノコプロ)
6.なぁなぁ(Beat by shirothebeats)
7.Stigma feat. ID(Beat by ホシノコプロ)
8.HEYGIRL(Beat by hokuto)
9.Innersity Bohemian(Beat by ホシノコプロ)
10. World is ちょっとだけ mine feat. MC 松島(Beat by ホシノコプロ)
11.Petrichor(Beat by summawhere)
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