保土谷化学グループのサステナビリティ

基本的な考え方

保土谷化学グループは、「PURPOSE(経営理念)」「VISION(ビジョン)」に従い、中長期的に持続可能な地球・社会の実現に向けた責任を果たすため、「経済利益の追求と社会課題の解決を両立させ、すべてのステークホルダーに価値を提供する」ことを基本とし、サステナビリティ活動を積極的に推進しております。

サステナビリティの方針

保土谷化学グループは、サステナビリティを巡る課題として、「地球環境保護・改善への取り組み」については、従来から「RC基本理念」「RC基本方針」を制定し、化学企業として積極的に取り組んでおります。同時に、「自然災害等のリスク管理」「公正・適正なサプライチェーンの構築」「働きがいが実感できる人材マネジメント」「人権の尊重」といった課題についても、制定済の「企業行動指針」「コンプライアンス行動方針」「人材マネジメントの方針」「危機管理規程」等により、着意を持って取り組んでおります。
上記課題への総括的な方針として2021年11月に制定した「サステナビリティの方針」では、各課題に対する基本的な考え方と関連方針等を記載しております。

サステビリティ推進組織

サステナビリティに取組む組織として、「サステナビリティ」を「CSR」、「ESG」、「SDGs」を包括した上位概念と捉え、2021年10月、「CSR委員会」を発展的に解消し、「サステナビリティ推進委員会」を発足させました。「サステナビリティ推進委員会」の分科会として、「CSR委員会」の分科会であった「RC・QM分科会」に加え、具体的な課題対応のため「地球環境分科会」「TCFD分科会」を新たに設置しました。

●理念体系
●サステナビリティ推進体制
中期経営計画における進捗状況

中期経営計画「SPEED 25/30」の非財務目標として掲げた「エネルギー原単位の削減」と「CO2(二酸化炭素)排出量の削減」について、新設した「地球環境分科会」にて検討しました。長期的視点で緩和と適応の両面から、二酸化炭素排出量の削減のロードマップを作成し、2025年度の数値目標を策定しました。これらは「サステナビリティ推進委員会」で議論し、取締役会・経営会議にて承認を得ております。

非財務目標 2021年度実績 2025年度経営目標
エネルギー原単位
(売上高・百万円当たり)
0.698kl 0.606kl
CO2排出量
(CO2排出原単位)
49,247t-CO2
(1.1759t-CO2/売上高・百万円)
43,300t-CO2
(0.868t-CO2/売上高・百万円)
産業廃棄物発生量 2,746t 前年度発生量以下
ESG評価スコア
(FTSE Russell評価)
2.4 3.7
エンゲージメントスコア スコアの段階的向上
女性管理職比率 11% 13%
ステークホルダーとの価値協創

保土谷化学グループは、経営理念に基づく企業活動を社会課題の解決につなげるためには、地球環境、株主・投資家の皆さま、お客様、お取引先様、従業員、地域・社会といったすべてのステークホルダーの皆さまとの価値協創が必要不可欠と考えております。

ステークホルダー 基本的な考え方
地球環境 事業活動に伴い、私たちの地球に排出される全ての化学物質の排出量ならびに廃棄物の発生量を継続的に低減させることは、化学メーカーの重要な責務と捉え、継続的な改善に取り組んでおります。
株主・投資家 皆様からの信頼を将来にわたって維持・向上させるため、経営の健全性・適法性の確保、効率性の向上を経営の最重要課題の一つと位置づけ、コーポレートガバナンスの充実、強化に取り組んでおります。
お客様 安全で信頼できる製品を安定供給するのはもちろんのこと、安心・安全・快適で豊かな暮らしを目指し、お客さまの期待にお答えできる新しい製品・サービスの提供に取り組んでおります。
お取引様 原材料および商品・委託製品のみならず、設備機器の購入にあたっても、保土谷化学グループの良きパートナーとして、社会の課題への対応をともに進めております。
従業員 保土谷化学グループの「PURPOSE(経営理念)」「VISION(目指す企業像) 」を実現し、企業価値を高めるため、「役職員全員が働きがい(仕事のやりがい+働きやすさ)を実感できる」ことを目指しております。
地域社会 事業活動を営んでいく上で、コミュニティの持続的発展への貢献を企業市民として重要な活動と考え、さまざまな地域貢献活動に取り組んでおります。
●保土谷化学グループのステークホルダー