最終更新日:2022/6/21

保土谷化学工業(株)【東証プライム市場上場】

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業種

  • 化学
  • 薬品
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
東京都

特集記事

仕事・働き方を知る特集 「挑戦する仕事」

若くして商社機能の最前線を担い、グローバルに自社製品を拡販する

グローバル

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大きい仕事、責任ある仕事をしたい人に最適な「場」があります。

高木雄一(36歳)
同志社大学商学部卒
トレーニー制度を経て、HODOGAYA CHEMICAL (U.S.A.), INC.に出向

入社後は染料担当の国内営業として活躍。その後、海外勤務に備えて事業推進部で各種製品について学ぶ。2016年5月に渡米し、語学学校にて英語の勉強をしながら営業活動を展開。公私にわたり充実した日々を送っている。

準備を整え、アメリカ現地法人の研修勤務に勇躍出発する

「アメリカ現地法人での勤務にもすっかり慣れ、英語力を駆使しての製品説明も板についてきました」

学生時代は、ゼミで計量経済学の勉強をしていました。化学はどちらかと言えば、得意なほうではありませんでしたが、就職活動で当社を選んだのには理由があります。私は留学経験があり、海外勤務をしたいという希望がありました。当社は海外展開しており、従業員が、比較的少人数のため、チャンスも多いのではないかと考えたのです。
入社後は、当社の主力商品の一つである「染料」の営業を4年間担当しました。一部海外のお客様を含みますが、国内大手のお客様が中心でした。主力の製品を任せられ、大きな金額の取引が多く、とてもやりがいのある仕事でした。そんな時、「トレーニー制度で海外へ行かないか?」と声をかけていただきました。海外勤務を希望していましたから、すぐに「喜んで行きます」と返事をしました。そして、その後9カ月ほど、海外渡航前の勉強として事業推進部に勤務しました。この部門は、本社のすべての営業を統括しています。海外でのミッション、当社の“幅広い製品を世界に広める”ために欠かせないステップとして、ここで、染料以外の当社の多彩な製品についての知識を吸収しました。そして、16年5月から1年間の予定で語学レッスンを受けながらHODOGAYA CHEMICAL USAに勤務する「研修勤務」が始まりました。このアメリカの現地法人は、当社の製品群を、巨大なマーケットである北米だけでなく、中南米にも販売する重要な役割を担っています。オフィスは、ニューヨークの中心のマンハッタンまで車や電車で1時間ほどに位置するホワイトプレーンズにあります。この町は、ショッピングも便利で、日本食レストランなども充実しており、暮らしやすいことから、日本人に人気のエリアとして知られています。出張のビジネスマンや駐在員が非常に多いため、他社の方々と知り合う機会もたくさんあり、とても充実した生活を送っています。

自社の製品群を紹介し、現地の化学メーカーの抱える課題を解決する

「基本的な仕事のスタイルは日本と同じ。オフィスでは、出社後まずメールをチェックし、書類作成やお客様とのやり取りを行います」

渡米後、最初の語学研修では週4日間、午前中は大学付属の語学学校に通って英語を学び、午後はオフィスで仕事という生活を送りました。学校は、プレゼンテーションを重視しており、3~10分の時間内に、とりあえず人前で言いたいことをしゃべる訓練を徹底的に受けました。
今では仕事での英語のコミュニケーションにもだんだんと慣れてきました。カナダや南米に出張したり、メキシコの展示会に出展したりして、臆せずに製品紹介ができるようになってきたのは、その成果だと思います。お客様は、化学メーカーや家電メーカーで、誰もが知っているようなアメリカの有名大手メーカーをはじめ、日系の大手メーカーの現地法人など多種多様です。仕事で難しいのは、やはり化学の専門的な内容を英語で説明すること。最初は苦労しましたが、今では自社製品については自信を持って説明できるようになりました。語学と化学的知識、その両面での上達を実感しています。
仕事は出張が多く、ほぼ月の半分はお客様を回っています。アメリカは国土が日本と比べ物にならないくらい広いので、移動は飛行機や車を利用することがほとんどです。効率よくお客様を訪問するため、一度の出張で、できるだけ近くにある2~3件のお客様を一緒に回るようにしています。
お客様と会話をしていて気づくのは、意外とお客様がいろいろな悩みを抱えていること。こうしたお客様に対し、その悩みを当社の技術と製品で解決できれば、これほど嬉しいことはありません。日本市場でも、アメリカ市場でも全く同じですが、高品質・高付加価値の製品を提供することで、お客様の課題を解決することが、われわれに与えられた重要な役割であると考えています。

若い時に海外勤務を経験し、広がった新しい世界を仕事に役立てる

「飛行機や車を利用し、有名アメリカ化学企業や日本の大手化学企業のお客様を訪問。お客様の抱える課題解決に向けた提案を行います」

普段のオフィスでの過ごし方は、日本にいた時とそれほど変わりません。出社後はメールチェックに始まり、お客様とのやり取りや書類を作成します。勤務時間の基本は9時~17時ですが、遅くなることはあります。オフィスまでは、家から徒歩15分ほど。健康を考え、夕食は基本的に自炊です。
オフタイムは、日本にいる時と一味違った楽しみ方があります。仕事の後や休日には、野球を観にヤンキースタジアムへ行ったり、バスケットボールを観にマジソンスクエアガーデンに行ったりします。迫力ある本場のプレイを観るのは楽しいもの。また時には、友人と誘い合い、マンハッタンまで飲みに行くこともあります。
スポーツ観戦だけでなく春から秋にかけてはゴルフにも行きます。車で10分も走ればゴルフ場がありますが、こちらはフィーがとても安いのが魅力的です。他には、日系の会社のフットサルチームに入れてもらい、現地の人とプレイを楽しんだりしています。夜は筋トレに励み、体力づくりにも余念がありません。
海外での駐在生活を始めてから、ビジネス上でもプライベートでも新しい出会いがたくさんあり、友人がとても増えました。いろいろな業種の方がいらっしゃり、自分にとってはこれから長きにわたって仕事をするうえで、後々まで残る財産になると思います。とりわけ同世代の人とは飲みに行く機会も多く、非常に親しくなった方もいます。また、新しい友人の中には、同世代ながらすでに数年間駐在し、それこそ「バリバリ」という言葉がぴったり当てはまるような仕事ぶりの方もおり、自分も“こういう人になりたい”と思うほど、非常に良い刺激を受けています。
海外での勤務は、新たなお客様、新たな仕事のやり方、新たな友人・知人、新たなライフスタイルなど、いろいろな意味で新しい世界を広げることができます。この貴重な経験を活かしていき、今後も何らかの形で海外に関われる仕事をしていきたいと思います。

学生の方へメッセージ

当社は、「グローバル・ニッチ分野で、オンリーワン・ナンバーワンのスペシャリティ製品を創出し続ける企業」を目指しています。グローバル展開では、アメリカ、ヨーロッパ、中国、台湾、韓国に現地法人や事務所を置き、グローバル運営体制の強化を図っています。ですから、海外勤務に興味のある人には、どんどん挑戦の機会が与えられます。“絶対に行きたい”“チャンスがあれば行きたい”と、遠慮なく希望を出してください。若手に経験を積ませようとの配慮から、高い確率で希望が叶います。
また当社では、文系出身者であっても、技術的に分からないことがあれば、先輩や上司が非常にフランクに教えてくれます。これは、伝統的に受け継がれている良き社風です。文・理に関係なく活躍できるフィールドが整っています。また、グローバルな規模で思い切って若手社員に大きな仕事、責任ある仕事を任せ、成長を促してくれるのも素晴らしい伝統です。語学に関しても、入社後に十分に勉強する機会が与えられるので、今のTOEICのスコアを気にする必要はありません。
大切なことは、チャレンジしようという精神を持つこと。「世界中の化学メーカーの課題を解決してやろう」という意気込みで、仕事に取り組んでください。
上記を踏まえて企業研究してみてください。

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休暇でナイアガラフォールズを訪れた時の一枚。「海外勤務の素晴らしさは、仕事だけでなくプライベートでもさまざまな経験ができること」

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