最終更新日:2022/6/21

保土谷化学工業(株)【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 化学
  • 薬品
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
東京都

オンリーワン・ナンバーワン製品を生み出す為に。少数精鋭で新たな価値を創造します

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それぞれのポジションで活躍する先輩社員3人の今を追う!

現在、プラントエンジニア職、営業職、研究開発職として活躍する先輩社員の皆さんに、それぞれのお仕事内容を中心に、日々のやりがいや今後の目標を伺いました。

【写真左から】
■郡山工場 工務部 電気・計装グループ 佐藤大輔さん/2009年入社

■アグロ事業推進部 農業資材営業グループ 千葉奈菜さん/2013年入社

■郡山工場 開発部 開発第2グループ 宮沢進平さん/2013年入社

先輩から一言!

「プラントにはエンジニアは必要不可欠。当社でいろいろ経験を積み、一緒に知識・技術を磨きましょう」(佐藤さん)
「研究開発から営業という、畑違いからの異動希望を柔軟に受け止め、応援してもらっています。これからも、物怖じせずに色々なことに挑戦していきたいです」(千葉さん)
「諦めたときに失敗になる。何度でも粘り強く挑戦するのが研究開発に求められる資質。学生時代に何かを乗り越えた経験がある人なら、絶対活躍できるでしょう」(宮沢さん)

【プラントエンジニア職】プラントの稼動を支える機電系エンジニア。安全確保を第一に努めています。

プラントの稼働を支える機電系エンジニア。プラントとオペレーターの安全を第一に!

プラントエンジニアとしての私の主な業務は電気・計装機器の保守と修繕、新しい設備の立案・検討・実行や既設設備の改造です。
設備を導入・改造する際は、オペレーターや業者の方と打ち合わせをして仕様を確定し、制御や回路を考え図面を作成します。私が担当しているのは、過酸化水素を製造するプラントで、普段は24時間稼働しています。毎年9月には1カ月間プラントを停止して保守工事を行います。11カ月分の修理や設備更新をこの1カ月で工事する為、毎年忙しい思いをしますが、やりきった分達成感も大きいです。

苦労している点は、設備のトラブル対応です。電気計装のトラブルはほとんどが目で見えないところで起きているので、自分で原因を予測したり、回路を読んで故障部分をイメージしながら対応します。それでも解決困難な場合には上司や業者の方と協力・相談しながら対応します。毎回苦戦するだけに修理が完了したときの喜びは大きく、それがやりがいの一つです。もちろん新しい設備を導入する際、製造、開発、業者の方と協力し、無事にプラントが立ち上がった瞬間のやりがいも計り知れません。最近では、オペレーターがこれまで手動で運転していたプラントを、制御装置を導入して自動化することに成功しました。

プラントエンジニアと一言でいっても、私のように電気・計装担当もいれば、
設計・工事担当、またプログラムを組むシステムエンジニアまで様々な領域があります。
ときには知識のない分野を担当することもあるかもしれませんが、それは自分の知らない世界に入る良いチャンス。プラントの設計から稼働、そして安全を担うのに欠かせないエンジニアとして、誇りを持って働ける環境です。(佐藤さん)

【営業職】研究開発職から異動希望を出し、営業職へ。自分の可能性を広げたい。

大学の工学部で物理化学や化学工学を専攻。モノ作りへの興味から、学んだ知識を生かせる開発職を中心に就職活動を行いました。さまざまな会社を見た中で、当時保土谷化学工業のグループ会社だった日本パーオキサイドへ入社(2013年7月1日・吸収合併)。希望していた開発職に配属され、既存製品への機能付与などの開発業務をしていました。そして開発現場で経験を積んだ後、試験部へ異動して新規農薬の安全性評価を担当。工場と比べると実験規模は小さいのですが、私が出した試験結果によって委託者取扱い製品の国内流通量が決まるため、とてもやりがいを感じました。また、短い期間ではありましたが、分析者として本質を視る目を養うことができ、よい経験となりました。

現在、所属する営業部へは、自己申告制度を利用して希望を出し、入社3年目の10月に異動しました。より多くの人と関わることができ、自分の知らない領域の有機系の製品を扱う部署で挑戦をしたいと考えたのです。営業部では、国内の農薬メーカー様からの依頼を受けて農薬製造会社へ発注を行う、いわば仲介役的な業務を担当。農薬市場は繁閑の差が激しく、異動が決まった10月から3月の繁忙期は忙しいと聞いていますが、大きな期待をかけていただいているのだと思い日々の業務をこなしています。また、事業管理部の業務も兼務し、事業管理部では主に自社製品に必要な原体(原料)の購買・輸出入に関わる業務全般を行っています。輸入先は海外メーカーなので、やりとりは英語。英語を多用する輸出入という未体験の領域に踏み込むことができ、新鮮な気持ちで業務に臨んでいます。ただ、それほど英語が得意ではなく、英語が堪能な上司に助けられてばかり。eラーニングを利用して、日々勉強中です。商習慣の違いもあって戸惑うことも多いですが、新しいことに挑戦できる喜びのほうが強いですね。

畑違いの研究開発職から異動してきたにも関わらず、不安なく業務に集中できているのは、上司や先輩、会社のサポートがあるからです。異動に伴って一人暮らしとなる私のために、引越し先を探してくれたり、家賃を補助してくれる福利厚生にも助けられています。今後は、新しいことに挑戦させてくれた会社への恩返しもしたいので、「売上、数字を作れる」人材になりたいですね。現在、営業職の女性は増えてきていますが、今後もっと増えるよう活躍することが当面の目標です。(千葉さん)

【研究開発職】自分が開発した製品を早く世に送り出したい。

OB訪問や面接を通じて、当社の雰囲気や社員の方々の人柄に相性の良さを感じたのが入社の決め手でした。郡山工場の開発部で3カ月、製造部で3カ月研修し,それぞれの業務を経験したことはもちろん、多くの先輩とコミュニケーションを取りました。また、安全体感教育という安全に対する体験研修も行いました。そして半年間の研修の後、10月から研究開発職として本配属になりました。

現在は、プリンターのトナーに含まれるCCAの新製品開発に取り組んでいます。新しい化合物の合成に加え、良いものを安くという意識を持ち、コストダウンに向けて1円でも安くなるよう既存製品の製造方法を変更できないか検討する仕事です。また開発は製造に密に関わっているので、現場生産にあたりプラント運転者に正しく処方を伝えるなど、製造現場に立ち会うことも多いです。ですからプラントエンジニアの方々とはしっかりと連携を取ることは欠かせません。
研究開発職というと、実験ばかりしていると思われがちですが、決してそれだけではありません。自分が担当した製品を製造するときは、製造部に足を運び生産状況を確認し、トラブルが起きたときは分析機器などを用いて迅速に原因究明を行います。研究成果を出すだけではなく、このように実際に生産に関われることに、とてもやりがいを感じています。

郡山工場ではいま、期待の新製品を生産していますが、今ちょうどその知識と技術を先輩から引き継いでいるところです。いずれは私が、最もその製品を知る立場になるため、若いうちから責任ある仕事を任されたことに感謝しています。また仕事を通じ、多くの失敗を重ねることで、成功への道筋ができてくるという確信が得られました。これからもどんどんチャレンジし、誰よりも多く失敗したいと思っています。自分が開発した製品をできるだけ世に送り出したい。そんな思いが高まっています。(宮沢さん)

採用担当者からのメッセージ

当社は2016年に創立100周年を迎えました。グローバル化が加速し、社会・経済状況が激しく変化するなか、今はこれまで培ってきた技術を伝承し、100周年を節目に、さらなる将来の飛躍に向けて技術力を研ぎ澄ます大切な時期です。それだけに技術伝承をはじめ、若い社員に期待するところは大きく、若手の力を引き出す教育研修制度の構築に力を入れています。10日間の導入研修から始まり、仮配属先での現場実習の間も、初等・中等教育や安全体感教育などに参加する機会もあるため、実践と知識の裏づけの両面から着実に成長することができるでしょう。

求める人材は、1.何事も吸収する意欲と柔軟性を持ち、自ら思考し、チャレンジできる。2.本質的な問題を発見し、行動・解決ができる。3.積極的にコミュニケーションをとりながら、周囲と協働できる。4.成長意欲が高く、入社後も継続的に学習できる――4要件を重視しています。その上で、研究開発、技術開発、製造、営業、企画管理などそれぞれの資質を定めていますので、当社に興味を持たれた方は、ぜひ説明会にお越し下さい。更なるグローバル展開を視野に、社員一人ひとりが最大限に能力を発揮できるよう、入社後も全力でサポートします。

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新入社員導入研修時の写真。(ボウリング大会後の懇親会にて) 研修のみならず、同期との絆を深めながら、お互い切磋琢磨し成長することができます。

マイナビ編集部から

トナーの必須材料である電荷制御剤の世界シェアトップクラス企業として名高く、最近では「有機EL材料」等の最先端材料の開発でも注目される保土谷化学工業。その事業領域の幅広さや、グローバルに展開する規模の大きさを知れば知るほど、日本を代表する化学メーカーであるという認識は深くなるが、一般的な知名度はさほど高くはない。それは同社が「グローバル・ニッチ」な領域を追求していることに加えて、東証一部上場企業としては意外なほどの少数精鋭体制であるからだろう。逆に言えば、社員一人ひとりの能力の高さが求められるから、自ずと若くして手応えのあるプロジェクトを任されるケースも増えている。人材育成の取り組みも磐石だ。一方で、社風はむしろ家族的と表現できるように、風通しが良く、若手の意見や提案が通りやすい環境。取材で出会った若手社員が楽しげに、しかし真摯な姿勢で自分の仕事を語るのも納得がいった。採用担当者の言葉を借りれば「大船に乗りたい人には向かないけれど、自分の力で漕ぎたい人には理想の会社」。自ら考え、動く人に、ぜひ同社のことを知ってもらいたい。

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研修・社員向けコミュニケーション・休憩などに利用する多目的スペースの「ラウンジ」。プロジェクター・スクリーンやモニター、自販機、電子レンジなどが設置されている。

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