挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【Web版】怨獄の薔薇姫 政治の都合で殺されましたが最強のアンデッドとして蘇りました 作者:霧崎 雀@作家系バ美肉YouTuber

第五部 領土再征服編

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました
293/293

[5-3] 是正措置

 昼下がり、ディレッタ神聖王国の宮廷にて。


「フェジェラ市上空を通過した飛行都市は、そのまま北西へと進行中。

 進路上のドッタグル、メレーレ両市に対し、遠話にて投降勧告と物資の要求を行っております」


 輝くような白と金の装飾は、まさに天井の宮のごとし。

 そこに居並ぶは戦の天使ではなく、ディレッタの廷臣たちだ。


 端的にして衝撃的な現状報告がされるなり、円卓に座す貴族たちは爆発した。


「だから最初から全力で迎え撃つべきだと言ったのだ!」

「では全軍を投入すべきだったのか!?

 此度の戦いでは多くの重要な情報を得られた。それが無いままで戦えば、出せば出しただけ討ち取られていたぞ!」

「魔物の軍勢に負けたという事実そのものが大いなる傷だ!」

「もっと空行騎兵を増やすべきだった!」

「その程度では無理だ!」


 この場に集うのは、騎士団長を始め、主立った指揮官や参謀など、ディレッタの武を司る者たち。

 彼らの意見は決して一様ではなかった。

 空飛ぶ城塞都市なんてものが攻めてきて、どうすればいいか意見をまとめるには時間が足りなかったし、政治的な利害を調整する時間も足りなかった。

 時間に背中を押されて無理矢理に話をまとめ、フェジェラ防衛のための部隊をどうにか編制はできたが、それが壊滅したものだから話は余計にややこしくなる。

 意見を通した者は責任を免れようとし、不満を飲み込まされていた者はいきり立つ。


「まあ待て、皆の衆」


 議論に収拾がつかなくなる前に、機先を制して止める者があった。

 やや肥満気味の肉体を、白と金と真紅を組み合わせた豪奢な僧服に包んでいる、禿頭の老人だ。

 その男の名は、クリストフォロ・ダ・ドロエット。


 筆頭枢機卿の地位にあるクリストフォロは、中央大神殿……すなわち本来政治的に独立している教皇庁と、ディレッタ王宮を結ぶ者。

 ディレッタ神聖王国において、神殿勢力は政治と分かちがたく結びついている。その筆頭が、国王の相談役として宮廷に入る筆頭枢機卿なのである。


 神殿の代弁者たる以上、普通なら軍事への関与は限定的だ。

 だが、今は別だ。

 魔物が相手とあらば、神殿は存在感を増す。

 神殿騎士たちはもちろん、神殿勢力が擁する地上最強の対邪悪戦闘部隊……『滅月会ムーンイーター』によって。


「まずは私から、神殿としての見解を述べても構わぬかね。

 ……奴らがこのまま立ち去るならば、戦うべきでない」


 クリストフォロが一言。

 一同は一瞬沈黙し、そしてそれから、また即座に騒々しさが戻った。


「では!

 あんなものが神聖王国の空を横切るとも、放置しろと!?」

「左様」

「ドロエット卿、なんという事を!

 貴公は誇りを捨てたか! 悔しくはないのか!」

「悔しいに決まっておろうがぁ!!」


 窓がビリビリ震えるほどの大声でクリストフォロが咆吼し、震える拳を円卓に叩き付けた。


 そして沈黙。

 武人たちが、あくまで聖職者で政治家である、クリストフォロの剣幕に気圧されていた。


「あの化け物はっ……

 我が息子、神の贈り物、エルミニオの仇!

 叶うなら今すぐにでもこの手で引き裂いてやりたいわ!」


 クリストフォロは顔を覆い、禿げ頭をかきむしり、慟哭した。

 彼の次男、エルミニオは冒険者だった。それが“怨獄の薔薇姫”に殺されたのは、もう十年近く昔の話だが、歳月はクリストフォロの心を癒やしてなどいなかった。

 シエル=テイラの解放は、ディレッタ神聖王国にとって久方ぶりの華々しい勝利で、多くの利益をもたらしたが、クリストフォロにとっては苦い記憶なのだ。


「しかし……それとこれとは別だ。

 邪悪を討つことと同じくらい、民草を救い神の力と成すことも大切だ。

 限られた力はそのために使うべきだろう。今すぐに全力で市民を避難させるのだ」

「……魔物どもは市民を傷つけず、物資と魔力のみを奪って立ち去ったそうだが、避難に注力する意味があるのか?」

「だからこそだよ。

 魔物どものそんな姿を市民に見せるわけにはいくまい?」


 クリストフォロにこうまで言われては、皆、腑に落ちたようだ。

 神の剣たる神聖王国が、魔物の軍勢に敗れたとあっては、顔に泥を塗られたようなもの。それを取り繕う一手を彼は考えていたのだ。戦術的には無意味かも知れないが、戦略的な意義を持つ、政治家としての一手を。


 勇敢なる神聖王国の騎士たちが、恐るべき魔物どもの侵略から民の命を守るため動いた……そういう格好ができる。国の体面を取り繕えるのだ。


「此度のフェジェラ防衛部隊には滅月会ムーンイーター隊士も派遣されていた。だがそれが戦えもせずに死んだことの意味を考えろ。むやみに戦力を送り込んだところで、掠り傷すら付けられんのだ!

 隊士は補充できるが、経験浅い者が増えれば質は落ちる。資源の浪費は勝利を遠ざけるぞ……」


 *


 白亜の廊下に、色とりどりの光が差し込んでいた。

 ガラス窓の代わりにステンドグラスがはめ込まれた廊下が、ディレッタの宮殿にはいくつかあるのだ。

 神々の威光を讃えるステンドグラスは、単純に芸術品としても美しい。特にちょうど日が差し込んだ時などは、廊下全体が幻想的に色づいて、天上の絶景を作り出す。


 そこに天上の住人が佇んでいた。


 不思議な輝きの鎧を身に纏う有翼の女性だ。

 僧衣の如き丈の長い装束の上に、乳白色に近い色の胸甲とスカート状の鎧を身につけている。

 背中の羽は一切の瑕疵を持たぬ無垢なる純白。柔らかな質感ながらも骨太な印象で、決してこの天使が無垢なだけではないのだと思わせる。

 聖印を象った面覆いによって顔は覆われ、表情は口元しか窺い知れない。


 光の乱舞の中で、翼を折りたたんで物憂げに壁に背を持たせ、腕組みをしている彼女の姿は、まるで宗教画のように神々しく美しかった。

 少なくとも、彼女が大あくびを一つして、スカートの隙間から手を突っ込み尻を掻き始めるまでは。


「てーんーしーさーま!」

「わっ!」


 パメラが声を掛けると、かの天使は……ディアナは飛び上がらんばかりに驚いた様子だった。


「やっと見つけた。何してるんですか、こんなとこで」

「あんたこそ、なんでここに居るんだい」

「あなたが居る場所なら私は入れるんです! お世話係ですからね」


 パメラはまだほんの20歳で、しかも女で、平民の生まれだ。

 だが普通ならあり得ないことに司祭の地位を持ち、時にはこうして宮殿の奥深くにまで立ち入ることが許されている。

 それはパメラが極めて特別な役割を持つためだ。


 神々の御使いとしてディレッタ神聖王国に送り込まれた戦乙女ヴァルキリー、このディアナの傍近く仕え、侍女として彼女の世話をするというお役目が。


 そのお世話係に行き先も伝えず、ふらりと己の宿を出てきたディアナは、ちょっと決まり悪そうに弁解する。


「アタシぁ呼ばれたから来たのさ。

 ま、別にアタシが居なくても大丈夫そうだから、終わりかけた頃に義理で顔だけ出してやろうと思ってんだけど」

「それでいいんですか?」

「別に()から、どうしろとは何も言われてないんでね。今のとこ。

 陰険な話し合いが好きな奴らに頑張ってもらおうじゃんか」


 ディアナは親指で廊下の先を指した。

 この向こうで今まさに軍議が行われているようで、騎士たちの議論する声が二人のところまで聞こえていた。

 具体的な内容までは分からないし、聞こえてもパメラには理解できないだろうが、声音の雰囲気から察するに先は長そうだ。


「まだ掛かりそうだね。

 適当に酒でも飲んでるよ」

「おばっ……

 天使様!」


 ディアナが宙に手をかざすと、その手の中に巨大な酒瓶が現れた。

 収納の魔法だ。


 天使であるディアナは、定命の者らとは段違いの魔法力を持つのだが、その魔法力を彼女は、よりによって酒瓶を携帯するためなんぞに使っているのだ。

 しかもそれをコップさえ使わずにラッパ飲みし始めたのだから、パメラは慌てて周囲を見回して人が居ないか確認した。


「あーあ、これきりじゃ酔えやしない。この身体も良いことばっかじゃないねえ」

「人目につく場所でそういうことをしないでくださいと、何度……!」

「だーかーら、文句を言いたい奴にゃ言わせときゃいいのさ。

 あいつらが困ったとしてもアタシは困らないよ」

「私も困るんです!」


 悲鳴に近い声でパメラは言って、ディアナの手から酒をひったくった。


「いいですか? 私はあなたの立場をかなり理解していると思っています。

 ですが、だとしてもあなたが自堕落な生活を送ることは容認しません。

 夜に寝て朝に起きること。部屋を散らかしたなら自分で片付けること。外に出るなら適切な装いをすること。お酒や煙草は適切な場所で適切な量を嗜むこと。

 多くを求めはしません……と言うかもう諦めてますから! せめて真っ当な人と同程度の振る舞いをしてください!」


 まくし立てながらにじり寄る剣幕に押され、ディアナは徐々に後退し、ついには壁に追い詰められた。

 手を上げてホールドアップしたディアナは、そのまま器用に肩をすくめる。


「あんた、アタシの母ちゃんか何かかい?」

「お世話係ですっ!」

  • ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いいねをするにはログインしてください。
ポイントを入れて作者を応援しましょう!
評価をするにはログインしてください。

感想を書く場合はログインしてください。
イチオシレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークに登録している人はこんな小説も読んでいます

ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで

 空気モブとして生きてきた高校生――三森灯河。  修学旅行中に灯河はクラスメイトたちと異世界へ召喚されてしまう。  召喚した女神によると最高ランクのS級や//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全331部分)
  • 4434 user
  • 最終掲載日:2023/01/20 21:00
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全253部分)
  • 4203 user
  • 最終掲載日:2022/11/23 00:00
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全304部分)
  • 5718 user
  • 最終掲載日:2020/07/04 00:00
異世界のんびり農家

●KADOKAWA/エンターブレイン様より書籍化されました。  異世界のんびり農家【書籍十四巻 2022/12/28 発売中!】 ●コミックウォーカー様、ドラ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全772部分)
  • 4049 user
  • 最終掲載日:2023/01/23 05:10
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全319部分)
  • 4117 user
  • 最終掲載日:2023/01/10 00:00
【アニメ放送中!】陰の実力者になりたくて!【web版】

【web版と書籍版は途中からストーリーが分岐します】  11月29日、3DアニメーションRPG『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』(カゲマス)サ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全206部分)
  • 5120 user
  • 最終掲載日:2022/11/26 22:28
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部分)
  • 4325 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
俺は星間国家の悪徳領主!

リアム・セラ・バンフィールドは転生者だ。 剣と魔法のファンタジー世界に転生したのだが、その世界は宇宙進出を果たしていた。 星間国家が存在し、人型兵器や宇宙戦艦が//

  • 宇宙〔SF〕
  • 連載(全226部分)
  • 4416 user
  • 最終掲載日:2023/01/06 22:00
転生したらドラゴンの卵だった~最強以外目指さねぇ~

【十三巻からはSQEXノベル様より刊行していただいております。】  目が覚めたとき、そこは見知らぬ森だった。  どうやらここは異形の魔獣が蔓延るファンタジー世界//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全744部分)
  • 4222 user
  • 最終掲載日:2022/11/18 12:21
マジカル★エクスプローラー エロゲの友人キャラに転生したけど、ゲーム知識使って自由に生きる

【書籍版 マジエク7巻9/1発売です】 日本の紳士の間で一世風靡した伝説の美少女ゲームがある。 それは『マジカル★エクスプローラー』通称マジエク、マジエロだ。 //

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全172部分)
  • 4174 user
  • 最終掲載日:2022/10/19 06:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲( web版 )

2020.3.8 web版完結しました! ◆カドカワBOOKSより、書籍版27巻+EX2巻+特装巻、コミカライズ版14巻+EX巻+デスマ幸腹曲1巻+アンソロジー//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全714部分)
  • 4584 user
  • 最終掲載日:2023/01/08 18:00
くまクマ熊ベアー

アニメ2期化決定しました。2023年4月放送予定になります。 クマの着ぐるみを着た女の子が異世界を冒険するお話です。 小説17巻、コミック7巻まで発売中。 学//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全739部分)
  • 4308 user
  • 最終掲載日:2023/01/22 00:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えればた//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全456部分)
  • 4873 user
  • 最終掲載日:2022/12/31 21:00
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です

男が主役の悪役令嬢物!? 異世界に転生した「リオン」は、貧乏男爵家の三男坊として前世でプレイさせられた「あの乙女ゲーの世界」で生きることに。 そこは大地が浮か//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全176部分)
  • 4534 user
  • 最終掲載日:2019/10/15 00:00
とんでもスキルで異世界放浪メシ

★アニメ化決定! 2023年1月よりテレビ東京ほかにて放送開始!★ ■■■12月25日 書籍13巻&本編コミック9巻&外伝コミック7巻発売!■■■ ❖❖❖オーバ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全638部分)
  • 4615 user
  • 最終掲載日:2023/01/17 20:56
シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜

世に100の神ゲーあれば、世に1000のクソゲーが存在する。 バグ、エラー、テクスチャ崩壊、矛盾シナリオ………大衆に忌避と後悔を刻み込むゲームというカテゴリにお//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全869部分)
  • 4033 user
  • 最終掲載日:2023/01/09 19:00
野生のラスボスが現れた!

時はミズガルズ暦2800年。かつて覇を唱え、世界を征服する寸前まで至った覇王がいた。 名をルファス・マファール。黒翼の覇王と恐れられる女傑である。 彼女はあまり//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全201部分)
  • 4058 user
  • 最終掲載日:2019/04/15 20:00
よくわからないけれど異世界に転生していたようです

事故で前世のおっさんの記憶を思い出した少女が特に目的も無くふらふらする話。 【講談社 Kラノベブックスより書籍1~4巻・シリウスKCよりコミカライズ1~14//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全153部分)
  • 4203 user
  • 最終掲載日:2023/01/07 00:00
元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~

 略してセカサブ。     ――世界1位は、彼の「人生」だった。  中学も高校もろくに通わず、成人しても働かず、朝昼晩とネットゲーム。たかがネトゲに青春の全てを//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全348部分)
  • 4346 user
  • 最終掲載日:2022/11/20 07:00
【コミカライズ8巻 1/25発売】 絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで

【書籍版、完結!】 「働きたくない」  異世界召喚される中、神様が一つだけ条件を聞いてくれるということで、増田桂馬はそう答えた。  ……だが、さすがにそううま//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全551部分)
  • 4233 user
  • 最終掲載日:2023/01/15 00:00
蜘蛛ですが、なにか?

勇者と魔王が争い続ける世界。勇者と魔王の壮絶な魔法は、世界を超えてとある高校の教室で爆発してしまう。その爆発で死んでしまった生徒たちは、異世界で転生することにな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全600部分)
  • 6735 user
  • 最終掲載日:2022/01/28 00:00
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。

本条楓は、友人である白峯理沙に誘われてVRMMOをプレイすることになる。 ゲームは嫌いでは無いけれど痛いのはちょっと…いや、かなり、かなーり大嫌い。 えっ…防御//

  • VRゲーム〔SF〕
  • 連載(全467部分)
  • 4173 user
  • 最終掲載日:2022/12/04 22:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全206部分)
  • 4197 user
  • 最終掲載日:2020/11/15 00:08
賢者の弟子を名乗る賢者

仮想空間に構築された世界の一つ。鑑(かがみ)は、その世界で九賢者という術士の最高位に座していた。 ある日、徹夜の疲れから仮想空間の中で眠ってしまう。そして目を覚//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全506部分)
  • 5060 user
  • 最終掲載日:2023/01/23 12:00
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全593部分)
  • 5082 user
  • 最終掲載日:2023/01/24 00:00
望まぬ不死の冒険者

辺境で万年銅級冒険者をしていた主人公、レント。彼は運悪く、迷宮の奥で強大な魔物に出会い、敗北し、そして気づくと骨人《スケルトン》になっていた。このままで街にすら//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全664部分)
  • 4764 user
  • 最終掲載日:2022/11/03 23:01
ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~

山田健一は35歳のサラリーマンだ。やり込み好きで普段からゲームに熱中していたが、昨今のヌルゲー仕様の時代の流れに嘆いた。 そんな中、『やり込み好きのあなたへ』と//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全554部分)
  • 4598 user
  • 最終掲載日:2023/01/20 18:03
転生したら剣でした

気付いたら異世界でした。そして剣になっていました……って、なんでだよ! 目覚めた場所は、魔獣ひしめく大平原。装備してくれる相手(できれば女性。イケメン勇者はお断//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全1140部分)
  • 4805 user
  • 最終掲載日:2023/01/26 08:00