〈ビジネス交差点〉AIC(伊那市) 八十二スタッフサービスと業務提携 特定技能人材、マッチング強化

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外国人材の支援に向けた取り組みなどを説明する小林社長

 在留資格「特定技能」の外国人を支援する「登録支援機関」のAIC(エーアイシー、伊那市)は、八十二銀行(長野市)のグループ会社で人材紹介・派遣の八十二スタッフサービス(同)と業務提携を結び、特定技能人材と受け入れ企業のマッチングを強化する。製造業や農業を中心に人手の不足感が強まっている産業に向けて、外国人材の採用を選択肢の一つとして提案する。

 労働力不足への対応で2019年に創設された特定技能では、一定の専門性や技能を有する外国人が最長5年間就労できる。国は23年度までの5年間で最大34万5150人の受け入れを見込むが、県内では22年6月末時点で2118人の在留にとどまるなど、AICの小林克規社長は「まだまだ知られていない」とみる。

 AICは15年に設立。受け入れ企業の委託を受けて、外国人の生活面の支援や入管に提出する書類作成などを担う。ベトナム、インドネシア、カンボジアの現地企業と提携して、来日を希望する人材を確保。県内では南信地方を中心に約50社と取引し、200人以上の特定技能人材を支援している。従業員は13人で、22年11月期の売上高は約…

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